「プロボノってなに?参加してみたいけれどプロボノの参加手順がわからない」
「ストリートチルドレンにはどんな問題があるの?どんな支援がされているの?」
このような疑問やお悩みを解決するため、サービスグラントのホームページやプロボノ経験者のブログ、unicefやストリートチルドレンを支援する国際NGOのホームページなどを元に、ガイドページをご用意致しました。
プロボノとは自分のスキルや専門知識を生かすボランティア
プロボノとは、サービスグラントによると、
社会的・公共的な目的のために、職業上のスキルや専門的知識を生かしたボランティア活動
と説明されています。
そもそも、プロボノのはじまりは弁護士などが無料で相談や弁護をはじめたことがきっかけとされています。
プロボノの語源は「公共善のために」を意味するラテン語「Pro Bono Publico」です。
そのため、プロボノ活動は「お金」のサポートではなく、「スキル」でサポートすることを目的としています。
現在では、法律業界だけでなく、一般企業で働く様々な職種の方が社会問題と向き合うために自分のスキルを提供されています。
プロボノの魅力・メリットは「価値観を広げられる」&「スキルアップ」につながること
プロボノ活動は業種や職種も「バラバラなメンバー」で活動するので、新たな発見を得られます。
また、自分の仕事が社会の役に立つ経験を通して、自分の仕事の価値を再確認することができます。
さらに詳しくプロボノの魅力について知りたい方は以下のリンクからご覧ください。
プロボノの具体的な仕事内容
では、どのような職種の方がプロボノとして活躍されているのか詳しくみてみましょう。
デザイナーやマーケティングなどの多様な職種が活躍
例をあげると、
などがあります。
詳しくはサービスグラントのサイトを見ていただくと、さらに詳しく知ることができます。
実際にプロボノをした方の体験談が知りたい方は以下のリンクからご覧ください。
プロボノ参加前の心がまえ
プロボノに参加する前に知っておいてほしいことをまとめてみました。
どのような意識で取り組むべきなのかみていきましょう。
プロボノは難しい活動であることを知っておく
「プロボノ」はプロとして求められる活動です。
そのため、求められるレベルも高く、「難しい」と感じる場面が多くあります。
その「難しさ」を受け入れる覚悟があるかもう一度考えてみましょう。
団体と「共同で作り上げる姿勢」で参加する
活動中は、団体側と課題解決のために「共同で作り上げる」という姿勢を持つことが大切です。
逆に、「教えてもらう」姿勢で活動に取り組んで学びを吸収しましょう。
課題・ニーズの共有を行う
自分が持つスキルが団体の根本的な解決に結びついているか確認しましょう。
ニーズにあったものが作れないと、団体側にもプロボノ側にも負担になってしまうだけですね。
責任を持って最後までやり遂げる
様々なバックグラウンドを持った人たちが集まるため、業務がスムーズにいかないことはよくあります。
どんな状況でも、柔軟に対処できるようにしましょう。
さらにプロボノ参加前の心がまえについて知りたい方は以下のリンクをご覧ください。
参考 サービスグラント プロボノワーカーの声
プロボノの参加前から参加後までの流れ 〜自分で調べて参加するパターン〜
プロボノに参加する方法には「自分で探す場合」と「プログラムを利用する場合」の2つがあります。
最初に「自分で探す場合」の参加の流れを紹介します。
自分にあう団体をネットで見つける
自分のスキルが活かせるか確認が必要です。
NPOに直接アポイントを取る方法もあります。
プロボノに応募する
自分で直接団体側に連絡を取るときは、自分のプロフィールを相手の団体にわかりやすく伝えることを心がけましょう。
実際にプロボノとして参加する
業務を始める前に支援先団体と支援者との認識の確認が重要。
プロジェクトが始まる段階でも、目的が曖昧だったりすることもあり、プロボノ側が整理して、課題を見つけ進めていくこともしばしばあるようです。
参考 note はじめてのプロボノ 体験記 ~プロジェクトスタート編~
成果物の提出をしてプロジェクト終了
支援先の団体に成果物を確認してもらい、細かな修正を加えてプロジェクトは終了です。
自分で調べてプロボノに参加する場合について詳しく知りたい方は以下のリンクからご覧ください。
プロボノの参加前から参加後までの流れ 〜プログラムに参加するパターン〜
続いて、「プログラム型」のプロボノに参加する場合の流れを説明していきます。
説明会などに参加する
サービスグラントさんのサイトを利用する場合、まず最初にweb上でスキル登録をします。
その後、プロボノワーカーとの交流会や説明会の参加が必要になります。
実際にプロボノとして参加する
自分の経験から希望する職種を選びます。
条件がマッチした団体と連絡を取り合い、プログラムに沿って活動が始まります。
成果物の提出をしてプロジェクト終了
支援先の団体に成果物を確認してもらい、細かな修正を加えます。
例えば、チラシ作成プロジェクトだった場合、作成したチラシをSNSで拡散するために「Facebookを始める提案」や「今後のチラシ活用案の提案」をします。
プログラムを利用してプロボノに参加する場合について詳しく知りたい方は以下のリンクからご覧ください。
参考 note はじめてのプロボノ 体験記 ~プロジェクト完了編~
ストリートチルドレンとは「路上で生活している子どもたち」のこと
ストリートチルドレンは、正確な人数を把握することはできていないものの、世界に1億人以上いると言われています。
世界に多くのストリートチルドレンがいますが、実態はどのようなものなのでしょうか?
ストリートチルドレンのタイプは4種類ある
ストリートチルドレンを定義する明確な基準はありませんが、ボランティアプラットフォーム によると、USAIDでは以下の4つに分類されています。
家がなく、家族からの支援もない子どもたち
定期的に家に帰るが、ほとんどの時間を路上で過ごす子どもたち
家族自体がホームレスで、家族とともに路上で生活している子どもたち
保護されているが、路上生活に舞い戻る可能性のある子どもたち
「ストリートチルドレン = 家が無くて路上で暮らす」というイメージをもたれる方が多いと思いますが、家がある子どもでも、路上で暮らす場合があるようですね。
また、ストリートチルドレンの中でも、モンゴルでは寒さをしのぐためにマンホールで暮らす「マンホールチルドレン」が存在しています。
マンホールチルドレンについて詳しく知りたい方は以下のリンクからご覧ください。
ストリートチルドレンが生まれる原因は「家庭環境の悪化」
- 家庭が経済的に厳しい
- 親の離婚
- 育児放棄
- 親からの暴力
- 親の病気
などです。
ストリートチルドレンが生まれる「原因」や「背景」についてさらに知りたい方は以下のリンクからご覧ください。
ストリートチルドレンのさまざまな問題
- 無教育
- 児童労働
- 感染症(エイズなど)
- 薬物中毒
- 人身売買
- 性暴力
などです。
上記の問題についてさらに知りたい方は以下のリンクからご覧ください。
ストリートチルドレンへの支援は「職業技術訓練」「教育支援プログラム」「保護施設」「家庭訪問」などがあります
いくつかの例を紹介します。
職業技術訓練
技術やライフスキルを身につけて安定した収入が送れるようにすることを目的として行われています。
主に就職活動の支援や就職先のあっせんなどが行われます。
教育支援プログラム
幼稚園に通えない子どものための学習教室の運営をしています。
初等・中等教育が受けられるように「文具」や「制服」の支給支援を行なっています。
青少年センターなどの保護施設
街中を見回りし、路上で暮らす子どもたちを一時的に保護したり、シンナーなどをやめさせるために子どもたちが施設へ通ったりします。
家庭訪問
学校に通っていない子どもや路上に出ている子どもに声をかけて継続的に見守る活動をしています。
家族支援
地域からストリートチルドレンを出さないことを目的として地域事業に取り組まれています。
例えば、農業のノウハウを伝えて、収入の安定化を図る取り組みもあります。
参考 unicef 子ども物語 モンゴル
ストリートチルドレンへの支援についてさらに知りたい方は以下のリンクからご覧ください。