ストリートチルドレンは、
「十分な教育を受けていない」
「安定した収入を得られる仕事に就けない」
などの問題を抱えています。
今回は、このような問題から子どもたちを救うために行われている支援について簡単にまとめてみました。
どんな支援がされているのか紹介します。
収入を得るため、職業訓練施設で技術を教える活動がされています。
職業訓練を受けることで、スキルが身に付くためストリートチルドレンたちの自信にもつながりますね。
強盗やスリではなく、正しい稼ぎ方を教えることで、貧困から抜け出す一歩を踏み出すことができます。
貧困家庭の子どもが初等教育・中等教育を受けられるように、文具や制服の支給を行ったり、青少年が大学で学べるように奨学金プログラムを実施しています。
また、「ECCD(Early Child Care and Development)」と言われる「就学前教育」の重要性が重視されていることから、3〜5歳の子どもが無料で学ぶことのできる学習教室を運営しています。
街中にいるストリートチルドレンを施設で一時的に保護し、生きていくための必要なスキルを教えたり、学校に通えるように支援しています。
また、親がいる場合には、親元に帰れるように子どもと親の間に入ることもあります。
家に帰すことが目的ではなく、継続して子どもたちを監督する役割もあります。
コミュニティ内で、学校に行っていないという情報を耳にした時、状況を確認するために家庭訪問を行う活動もされています。
家庭訪問をして、子どもたちが問題を抱えていないか確認したり、暮らしの状況を把握します。
地域からストリートチルドレンを出さないために手に職をつけるための指導が行われています。
例えば、「農業」です。
所得向上を目指して、栽培方法から市場での販売方法までのノウハウを教えます。
研修が終われば、自分の畑を持って栽培をすることになっています。
このような活動の繰り返しで地域経済が少しずつ良くなっていき、暮らしの水準を高めることができますね。
参考 ACTION ストリートチルドレンを支援する現地NGO「TATAG」
このような国際問題に関わるボランティアはハードルが高いと思われるかもしれませんが、実は色々な関わり方があります。
例えば、活動を伝えるための「広報」や「イベントスタッフ」などがあります。
現地に行くことだけがボランティアではないので、こ自身の興味のある団体で自分のペースで活動されてみてはいかがでしょうか?
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