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初めてプロボノに参加する方へ。プロボノ体験談をまとめてみました!

公開日 2019.10.05 更新日 2019.10.05
by activo編集部


自分のスキルを使って社会のために活動するプロボノ活動。

どんな職業や職種」の方が活躍されていて、「どんなやりがいや苦労」があるのでしょうか?

プロボノの実態をさらにイメージできるように「プロボノ経験者の例」をまとめてみました。
ご参考になればと思います。

プロボノ活動体験例

今回取り上げさせていただいた方は3名です。
職業はそれぞれ「コピーライター」「プロジェクトマネージャー」「ウェブデザイナー」です。

はじめに「コピーライター」の方の例から紹介します。

読み手に伝わる"ことば"を生みだす「コピーライター」の方の例

そもそもコピーライターとは、サービスグラントによると、

ウェブサイトや印刷物(パンフレット等)の情報発信支援系のプロジェクトを中心に、読み手の視点に立ち、「読み手の共感を得る」「読み手に伝わる」ようなテキストの開発を担う役割

と説明されています。

簡単に言いかえると、「わかりやすい言葉」を使って「情報を伝える」お仕事ですね。

参加してよかった点は「自分のスキルに対して成果が目に見えたこと」

実現したい未来を明確に持っている人と直接やり取りができる、その人の役に立ち成果を耳にすることができたので活動に参加してよかったです。

繰り返し考えたキャッチコピーがNPOのイベントの中で使われていることを目にした時、「役に立った実感を感じることができた」ようです。

苦労した点は「チームごとの認識違いが原因で「やり直し」になったこと」

マーケティングチームと制作チームの認識が違い、納期が大幅に遅れてしまったようです。

反省点は、

合意形成してから次のステップに進む、ということがきちんと共有されていなかったところ

だと述べられています。

複数のチームで動くとなると、意見がずれていることに気づかない場合もあるのですね。
プロボノは本業以外の隙間時間で行われるため、時間の制約があります。

全員で会議する時間が十分に取れず、作業を進めていけなければならない苦労があるのですね。

引用元と参考  サービスグラント プロボノワーカーの声 コピーライター

全体をまとめる「プロジェクトマネージャー」の例

プロジェクトマネージャーとは、サービスグラントによると、

スケジュールを管理しながらプロジェクトを円滑に進行させるチームリーダー

と説明されています。

参加してよかった点は「人脈と知識の広がりがあったこと」

インタビュー記事の中で、

善意を持って活動されている、というか社会をよくしたいと考えてらっしゃる方々とお知り合いになれたというのはよかったですね

とおっしゃられています。

NPOの活動を知ったことがきっかけで社会問題に意識を向けるようになる方が多いようです。
普段の会社勤めでは知ることができない現実を知って、価値観や考え方が変わるのですね。

苦労した点は「マーケティングの時間調整と負担のバランスを考えること」

聞き取りの対象の多くがお母さんだったので、昼間しか聞き取りができず、会社勤めにとっては、調整がなかなか困難でした

会社勤めの方は日中に時間を割くことができず、昼間に活動できるメンバーに聞き取り調査をお願いする形になったようです。
負担が一人に集中しないようにチーム内でバランスを考えることが難しかったようですね。

引用元と参考  サービスグラント プロジェクトマネージャー

「ウェブデザイナー」の例

ウェブデザイナーとは、

ウェブサイトの支援プロジェクトにおいてクリエイティブワークを担当する役割です

と説明されています。

「ウェブデザイナー」さらにわかりやすく言い換えると、サイトのデザインを考える専門職です。
私たちが検索サイトで目にするページのレイアウトやデザインを考える職業ですね。

参加してよかった点は「普段とは違うものを作る機会を体験できたこと」

仕事ではクライアントになり得ないような団体さんと、普段とは違うものをつくれる、というのは純粋に面白いですし、知らなかった世界に触れられることも貴重な体験になりました

普段の業務では関わることのない団体の方と密に関わる機会を得たことで、見えるものが広がったといいます。
また、一人でデザインするとどのくらいの期間が必要になるのかが明確にわかったことも収穫の一つのようです。

苦労した点は「NPOらしさも残しつつ、企業側にも信頼されるようなサイトのデザインを考えること」

しっかりした団体だということが伝わる信頼感のあるビジュアルをコンセプトに、NPOっぽい柔らかい雰囲気ではなく、企業サイトのイメージに近い、わりとかちっとしたデザインにしています。その分、バナーなどの細かいパーツを可愛らしいものにして一般の方への敷居も低くなるように意識しています。

担当したNPOは企業からの賞賛を増やしたいという希望があったため、企業から見ても信頼性のあるデザインにすると同時に、一般の方ものぞきやすいページ作りを考えたといいます。

Webページの制作だけでなく、見る人がわかりやすい情報の伝え方を団体側に知ってもらい、今後もウェブページを有効活用できるようにアドバイスしたようです。

引用と参考 サービスグラント ウェブデザイナー

プロボノ活動の魅力は「対等の関係で仕事ができる」&「成長できる場所を得られる」こと

組織の中で働くと、上下関係があったりして対等な関係で仕事ができないもどかしさがあったりします。
また、成長できるチャンスを掴むことも難しい場合もありますよね。

ですが、プロボノは「フラットな関係」の中で、いい意味で「肩の力を抜きながら仕事をする」経験が得られます。
そうすることで、見失っていた自分の仕事の良さや価値をもう一度見直すこともできますね。

そんな魅力的な「プロボノワーカー」にあなたも加わってみませんか?

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    この記事のライター

    activo編集部

    国内最大級のNPO・社会的企業のボランティア・職員/バイトの情報サイト「activo」編集部です。はじめてボランティアや社会問題に関心を持った人でもわかりやすい情報を発信します。