荒れた山林や空き家を児童養護施設の子どもたちとともに開拓者精神を発揮してふるさとを自ら創り出す!

東京里山開拓団

活動理念

東京里山開拓団の目指すところ


東京里山開拓団は荒れた山林や空き家といった埋もれた資源を自ら開拓者精神を発揮して活用することを通じて、ふるさとを自ら創り出し、様々な社会課題も楽しみながら乗り越えて、心豊かな社会づくりに貢献することを目指しています。

活動内容

活動の柱① 児童養護施設とのふるさとの山づくり・里山開拓

2012年より児童養護施設の子どもたちと八王子市美山町の荒れた山林を開拓。5つの児童養護施設と合計100回以上実施、のべ約800名以上の親と離れて暮らす子どもたちが参加。何十年も放置されて荒れ果てた山林の中に入り込んで、道も、広場も、かまども、テーブルも、ブランコも、ツリーハウスも自ら創出。絶滅危惧種の鳥ミゾゴイはじめ多種多様な生物あふれる里山として保全継続。子どもたちと伐り拓いた里山を企業の方に研修・会議の機会を提供する自主事業も推進。。


活動の柱② 児童養護施設のふるさとの家づくり・さとごろりん

2023年、八王子市美山町の里山のふもとで朽ちかけていた築300年の古民家を児童養護施設の子どもたちとともに超短期・超低予算で里山経験を生かしたDIYリフォームを実施。里山や小川に隣接し、囲炉裏、薪ストーブ、ハンモックで心を癒しながら本物の里山ライフが実践できるふるさとの家「さとごろりん美山」がついに誕生。連携する児童養護施設は無料で利用できます。


活動の柱③ 児童養護施設退所者のまちの家づくり・まちごろりん

都心にもあふれる空き家を個人家主(一般財団法人世田谷トラストまちづくりの紹介)より現状のまま・期間限定・無償で借り受け、児童養護施設の子どもたちとともにDIYリフォームし、5年家賃無料などの自立応援する画期的なフリーシェアハウス「まちごろりん世田谷」2024年4月にオープン!また、不動産会社(株式会社住栄都市サービス)と協定を結び、再開発予定地のアパートを3年間家賃無償で借り受けてDIYリフォームした「まちごろりん豊島」も同時オープン!2025年春には、まちごろりん新宿づくりにも着手!


取り組む社会課題:『子どもの貧困・虐待、里山保全』

「子どもの貧困・虐待、里山保全」の問題の現状

2025/06/02更新

私たちは「子どもの虐待・貧困」と「荒れた山林」という二つの全く異なる領域と思われていた社会課題に一石二鳥で取り組んでいます。一見豊かに見える東京にも、荒れた山林や放置された空き家があふれ、そのすぐ隣には明日の居場所にも困る人があふれる社会矛盾としてとらえているからです


子どもの虐待・貧困については、全国で3万人の子どもたちが虐待や貧困などから親から離れて児童養護施設で暮らしています。ただし入所できるのはごく一部であり、児童の虐待や貧困で苦しむ児童の数はきっと100万人規模のはずと想像しています。施設入所中は手厚い支援がありますが、多くは18歳で自立を迫られて、頼れる人や公的支援が手薄な中で住む家にも困るリスクにさらされています。


荒れた山林については、林業不振、不在地主化、過疎化、高齢化で荒れた山林は国土の3~5割にいたるのではと想像しています。税金投入による間伐なども焼け石に水で、獣害、土砂崩れ、不法投棄などの被害が拡大しています。空き家は統計によりますと全国で7軒に1軒といわれていますが、実態として人の住んでいない家はさらに多いはずです。

「子どもの貧困・虐待、里山保全」の問題が発生する原因や抱える課題

2021/02/27更新

「子どもの虐待・貧困」も、「荒れた山林」も、個人的・属人的な問題ととらえるのではなく、現代都市社会のひずみがもたらした構造的な問題ととらえることが必要と考えています。そうでないと、根本的な解決につながらないからです。

「子どもの貧困・虐待、里山保全」の問題の解決策

2025/06/02更新

私たちは、荒れた山林や空き家等の埋もれた資源に価値を再発見し、児童養護施設の子どもたちとともに開拓者精神を発揮することで、この矛盾を超効率的かつ究極の付加価値を生む理想的な形で解決できるはずと考えています。





東京里山開拓団と一緒に社会課題の解決に取り組みませんか?

ボランティア/インターン募集

その他の支援・参加の方法

【山林・空き家所有者様】所有する山林や空き家でもっと社会貢献したい

東京都心から通える山林、都心近郊の空き家を社会のために活用できないか?とお考えの方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽に当方事務局までお声がけください。

【企業社員様】里山や古民家にて会議や研修をしたい

都心からたった1時間の里山、ふもとの古民家(さとごろりん宮m)で、火を囲んだりハンモックに揺られたりして心を解放しながら会議や研修をしてみませんか(有償開催)?本事業の収益は児童養護施設との里山開拓を継続運営するために活用します。

児童養護施設および支援団体の方

里山開拓をしてみたい!という児童養護施設やその支援団体、その他社会福祉関連の方がいらっしゃいましたらどうぞまずはお気軽に当方事務局までお声がけください。


ただし、情報交換や現地見学から始めて、もしふるさとづくりの魅力や可能性を感じて継続して取り組んでいただけるようでしたら改めまして準備しますので、少し長い目でお考えいただけますようお願いいたします。

会員やサポーターになりたい

活動を直接推進する会員や財政面などで支えるサポーターは随時募集しています!http://satoyamapioneers.web.fc2.com/ksanka.html

活動実績

2006年

2006年

代表の堀崎が個人で八王子市美山町の荒れた山林開拓を開始

2009年

2009年04月

任意団体として東京里山開拓団発足

2012年

2012年01月

児童養護施設との里山開拓を開始

2016年

2016年05月

2件目の児童養護施設との里山開拓を開始

2017年

2017年01月

NPO法人化

2019年

2019年

学生支部Enpentas発足

全国の里山紹介サイト「日本ノ里山ヲ鳥瞰スル」リリース

企業向けに里山での研修・会議支援を行う自主事業「アット里山」開始

毎日新聞社他よりエクセレントNPO大賞ノミネート表彰

厚生労働省より健康寿命をのばそうアワード子ども家庭局長賞表彰

2020年

2020年

3件目の児童養護施設との里山開拓を開始

児童養護施設にて里山スライド上映会を開催

環境省よりグッドライフアワード環境大臣賞最優秀賞表彰


2021年

2021年

4件目、5件目の児童養護施設との里山開拓を開始

あきる野市菅生に新たな里山を確保

児童養護施設のための里山付き別荘「さとごろりん菅生」オープン(~2023年3月閉鎖)

環境白書に当団体の活動掲載

2023年

2023年03月

八王子の里山のふもとにあったゴミ屋敷(築300年の古民家)を素人DIYで再生。

7月、児童養護施設のふるさとの家「さとごろりん美山」オープン

2024年

2024年04月01日

都心の空き家をDIY!施設退所者の自立応援の家「まちごろりん世田谷/豊島」開設

最大5年家賃無料、積立促進、生活習慣づくり、仲間づくり、就職先紹介、ふるさとづくりなど総合的に応援!

東京里山開拓団のストーリー

法人概要

団体名

東京里山開拓団

法人格

NPO法人

HPのURL https://satoyamapioneers.web.fc2.com/
代表者

堀崎 茂

設立年

2009年

FacebookページのURL https://www.facebook.com/kaitakudan/
職員数

50

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