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更新日:2024/01/15
児童養護施設の子どもたちとともに東京の里山を自ら開拓!ふるさとの家DIY!
東京里山開拓団基本情報
児童養護施設との里山開拓は、荒れた山林や空き家を家族と離れて暮らす児童養護施設の子どもたちとともに伐り拓きみずからふるさとを作り上げるボランティア活動です。環境大臣賞&厚労省子ども家庭局長賞受賞!
活動テーマ | |
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活動場所 |
里山は八王子市美山町(高尾駅よりバス20分)など。準備会議はオンラインまたは下北沢 |
必要経費 |
年会費は社会人3000円、学生1500円。交通費・昼食費は助成金から補助あり |
所属期間/頻度 |
活動頻度:週0~1回 里山開拓は月1回(日曜)、準備会議は月1回(平日夜)。その他各種活動あり |
注目ポイント |
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募集対象 |
当団体の活動への参加はボランティアとして自発的・主体的に参加することが前提であり、参加強制やノルマなどは一切ありません。ただし、以下の会員要件を遵守いただくことが求められます。入会までの流れもあわせてご確認ください(特に、児童養護施設との里山開拓への参加は18~49歳の方としていますのでご注意ください) |
特徴 | |
応募方法 |
こちらのページから応募してください。 |
募集詳細
荒れた山林は国土の3~5割(当方推定)に及び、林業は成り立たず、不在地主化して獣害、倒木、土砂崩れ、不法投棄など様々な問題を引き起こしています。また、子どもの虐待・貧困は、児童養護施設にて家族と離れて暮らす子だけで3万人、実際に苦しむ子どもたちの数は100万人規模(当方推定)に及び、拡大の一途をたどっています。
そこで私たちは、児童養護施設の子どもたちとともに荒れた山林や空き家を自ら手作業で伐り拓いて再生しながら、自らのふるさとを作り上げるという、他に例のない児童福祉と環境保全の一石二鳥の取り組みとして注目されています。
これから八王子での活動をモデルケースとして、さらに多くの児童養護施設へ、さらに多くの荒れた山林や空き家へと活動を拡げるべくボランティア会員を募集しています。児童養護施設との里山開拓は19歳から49歳までの方が参加できます(経験不問)。できれば無理のないペースで長期継続参加してくれる方を希望しています。お互いの信頼関係がベースとなりますので、オンライン説明会には基本的に顔出し参加いただきます。
体験談・雰囲気
このボランティアの体験談
「様々な職種の方と出会える刺激があって、活動そのものも癒しになる」
「仲間との秘密基地!」
「参加前後で子どもの目の輝きや表情が違うと感じた時の嬉しさが忘れられません!」
「幼いころの穏やかな気持ちを思い出させてくれる場所!」
「同じ場所に繰り返し行くことで、子どもや自分の変化にも気づけた」
このボランティアの雰囲気
20代から40代のごく普通のサラリーマンや主婦が中心で、里山で自分の好きなことを拡げながらついでに社会貢献もしようという和やかな雰囲気です。使命感に燃えすぎる雰囲気、やるべき・やらねばといった強制的な雰囲気は一切ありません。大学生が自主的に運営する学生支部もできました。
特徴 | |
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男女比 |
男性:50%、女性:50% |
法人情報
代表者 |
堀崎 茂 |
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設立年 |
2009年 |
法人格 |
NPO法人 |
東京里山開拓団の法人活動理念
東京里山開拓団の目指すところ
東京里山開拓団は荒れた山林を自ら開拓活用することを通じて、現代都市社会の抱える課題克服に貢献することを目指しています。児童養護施設との里山開拓の意義は単に子どもたちに自然のなかで遊ぶ機会を提供することにとどまりません。現代都市社会のなかで、使われることなく荒れ果ててしまっている山林やふもとの空き家を、特に現代都市社会のひずみのなかで弱い立場におかれた人のチカラを生かして再生し、自らふるさとづくりを進めることで、「環境保全」と「社会福祉」を一石二鳥で進めるところにあります。
わたしたちが里山で再発見したのは、いろいろな立場の人を受け入れるチカラ、現代都市社会が失った自然や人とのつながりを生み出すチカラ、社会がどうあれ生き抜こうとする自然のたくましいチカラです。そして、子どもたちも、ありのままでいられる環境に置かれたとき目覚ましい生きるチカラを発揮してくれます。これらのチカラをうまく活用することできれば、現代都市社会の様々な社会課題さえ解決することができるのではないかとさえ感じているのです。
東京里山開拓団は、様々な立場の人とともに里山に集い、自然の恵みを生かし、新たな楽しみやつながり、役割を見出す「現代都市社会における里山開拓」を通じて、楽しみながらコストをかけずに社会課題の克服に貢献する壮大な夢を描いています。
東京里山開拓団の法人活動内容
東京里山開拓団の活動概要東京近郊にもあふれる荒れた里山を自ら開拓しつつ、里山を必要とする人とともに自然の恵みを活用する活動を進めています。2009年発足以降、まずは八王子市美山町にある荒れた里山の開拓を20~40代の会員約40名で進めてきました。2012年より児童養護施設の子どもたちとの里山開拓を開始、2021年からふもとの空き家再生活用も開始して、10年で約100回実施し、のべ700名の子どもたちが参加しています。また、学生支部Enpentasによる施設訪問、里山を企業の研修・会議の場として提供する自主事業や全国の里山を地図紹介するサイト運営も推進して新たな活動展開を進めています。
取り組む社会課題:『子どもの貧困・虐待、里山保全』
「子どもの貧困・虐待、里山保全」の問題の現状
私たちは「子どもの虐待・貧困」と「荒れた山林」という二つの全く異なる領域と思われていた社会課題に一石二鳥で取り組んでいます。
児童養護施設は全国に600あり、3万人の子どもたちが親から離れて暮らしています。その6割以上が親からの虐待を受けているとされます。しつけとしての体罰も犯罪とする法律もできましたが、児童虐待の数は増える一方です。そして、児童相談所にはたくさんの相談が寄せられてパンク状態のなか、本当に命にかかわるような高いリスクにさらされた子が児童相談所の判定、家庭裁判所での法的手続きを経て、親から時に強制的に引き離されて児童養護施設にやってきます。
荒れた山林の問題についていうと、所有者不明の山林だけで青森県以上、所有者がわかっていても荒れている案林も林業不振、不在地主化、過疎化、高齢化などの進む現状では相当な広さと考えられ、当方では国土の3割から5割は荒れた山林(当方定義ではかつて人間の手が入ったことはあるものの現状は手の入っていない山林)となっているものと推定しています。獣害、土砂崩れ、不法投棄などの被害が拡大しています。
「子どもの貧困・虐待、里山保全」の問題が発生する原因や抱える課題
「子どもの虐待・貧困」も、「荒れた山林」も、個人的・属人的な問題ととらえるのではなく、現代都市社会のひずみがもたらした構造的な問題ととらえることが必要と考えています。そうでないと、根本的な解決につながらないからです。
「子どもの貧困・虐待、里山保全」の問題の解決策
現代都市社会に暮らすごく普通の人たちが、他人事ではなく「私たち意識」をもってできるところでつながりを持つことこそが根本的で理想的な解決を導き出すものと考えています。私たちは児童養護施設の子どもたちとともに荒れた山林に通い、そこを自らのチカラでふるさとを創り上げていくという環境保全と児童福祉に一石二鳥のボランティア活動を進めています。
活動実績
2006年
代表の堀崎が個人で八王子市美山町の荒れた山林開拓を開始
2009年04月
任意団体として東京里山開拓団発足
2012年01月
児童養護施設との里山開拓を開始
2016年05月
2件目の児童養護施設との里山開拓を開始
2017年01月
NPO法人化
2019年
学生支部Enpentas発足
全国の里山紹介サイト「日本ノ里山ヲ鳥瞰スル」リリース
企業向けに里山での研修・会議支援を行う自主事業「アット里山」開始
毎日新聞社他よりエクセレントNPO大賞ノミネート表彰
厚生労働省より健康寿命をのばそうアワード子ども家庭局長賞表彰
2020年
3件目の児童養護施設との里山開拓を開始
児童養護施設にて里山スライド上映会を開催
環境省よりグッドライフアワード環境大臣賞最優秀賞表彰
2021年
4件目、5件目の児童養護施設との里山開拓を開始
あきる野市菅生に新たな里山を確保
児童養護施設のための里山付き別荘「さとごろりん菅生」オープン(~2023年3月閉鎖)
環境白書に当団体の活動掲載
2023年03月
八王子の里山のふもとにあったゴミ屋敷(築300年の古民家)を素人DIYで再生。
7月、児童養護施設のための里山付き別荘「さとごろりん美山」オープン