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2021/03/03

よりたくましく、よりすこやかに生きるために

私たち東京里山開拓団は、「よりたくましく、よりすこやかに」という運営方針を掲げています。

これは2008年に私が絵本作家のかこさとしさん(故人)に当団体立上げの構想をお伝えした際に頂いたお言葉で、今もとても大切にしているものです。

かこさとしさんは、戦闘機乗りにあこがれた軍国少年時代を経て、戦後は大きな失意を胸に民間企業の研究者として働きつつ、休日は川崎の貧しい子どもたちの支援をするセツルメントというボランティア活動に没頭されました。その中で子どもたちのために描いた紙芝居がたまたま出版社の方の目に留まり、やがて日本を代表する絵本作家、こどもの遊び研究家の道を歩んで行かれた方です。

『みらいのだるまちゃんへ』という自伝の中にはこんな一節があります。

生きるということは、本当は、喜びです。生きていくというのは、本当はとても、うんと面白いこと、楽しいことです。もう何も信じられないと打ちひしがれていた時に、僕は、それを子どもたちから教わりました。遊びの中でいきいきと命を充足させ、それぞれのやり方で伸びていこうとする。子どもたちの姿は、僕の生きる指針となり、生きる原動力となりました。それを頼みにして、僕はここまで歩いてきたのです。

こんな思索を深められた偉大なる先達から丁重にも頂くことのできたお言葉を胸に、私は、いったい現代都市社会にあって、よりたくましく、よりすこやかに生きるというのはどういうことなのか、そのために何をすればいいかをずっと考えていました。

それは、かこさとしさんからこう問いかけられたように思えてならなかったからです。

「いったい、君のやろうとしている活動で本当によりたくましく、よりすこやかになれるのかな?」

続きは当団体WEBサイトをご覧ください。http://satoyamapioneers.web.fc2.com/m34ikiru.html

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東京里山開拓団は荒れた山林や空き家といった埋もれた資源を自ら開拓者精神を発揮して活用することを通じて、ふるさとを自ら創り出し、様々な社会課題も楽しみながら乗り越えて、心豊かない社会づくりに貢献することを目指しています。


私たちの活動の3つの柱、①児童養護施設との里山開拓、②ふもとの空き家をDIY再生したふるさとの家「さとごろりん」づくり、③都心の空き家をDIY再生した「まちごろりん」づくりは、超低コストで究極の社会的価値を実現する社会貢献事業のモデルとなりつつあります。


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