カンボジアで「お、私でも母親になれるかも」と思えた話
カンボジアの生活で、色々衝撃を受けたり価値観が変わる場面は多々ありますが、
特に私のなかで
「母親観」「子育て観」が変わったシーンを2つ紹介します!
①まるで大根!!丸洗いされる赤ちゃん
学校の校庭に井戸があるのですが、その井戸は学校の生徒達だけでなく村人もよく使ったりしています。
ある日、井戸で何かをわしゃわしゃ洗っている人が、
覗いてみるとそこで洗われていたのは生まれたての赤ちゃん!!
※この記事のトップ画像の子です。びしょびしょ
本当に野菜を洗うように、赤ちゃんを片手で支えて
顔に水が被ろうが、耳に水が入ろうが
上から水をぶっかけながら洗っていたのです。
そして、驚きなのは
全く動じない、泣かない赤ちゃん!!
普段からこうやって洗われてるんだろうなーと思いました笑
それまで、赤ちゃんってなんかもっと丁寧に丁寧に扱わないといけないと思っていたのですが、
その光景を見て、すごい肩の力が抜けました。
あぁこんな雑でも赤ちゃんってそんな簡単に死なないし、こんなんでいいのかー と。
自分に子どもなんて育てられるか不安だ、、、
が、自分でもいけそう!!に変わった瞬間でした。
②ママの働き方改革がすぎる!
もう一つは、学校の授業での場面でした。
授業の様子を覗いてみると、そこには
教室の前の教卓に寝かされている赤ちゃん!!
小学3年生くらいのクラスだったので、生徒であるはずもなく。
スヤスヤ寝てる赤ちゃんを挟んで、先生と生徒が普通に授業を行っていました。
後で聞くと、その担任の先生の赤ちゃんらしいのですが、
さらにすごいのは授業が終わってから!
先生は教室を出て、他の先生と楽しそうにおしゃべりを始めました。
え!子どもは!?世話しないのか??
と思って観察していると、生徒達がさーっと赤ちゃんのところに来てあやしたり面倒を見始めたのです!
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余談ですが、カンボジアキッズは兄弟も多く
下の子を上の子達が世話をするというのが当たり前なので、小学生低学年でも、高学年でも大人より赤ちゃんの世話が上手だったりします。
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そんな光景を見て、
子育てと仕事の両立!! の不安や価値観が一気に変わりました。
子育てと仕事の両立は母親の負担がやはり大きくなるんだろうなーと思っていたのですが(実際そうだとは思いますが)
この光景をみて、
あ、母親だけが子育てを負担する必要なんて全然ないじゃん!って思えました。
もちろん、職場や場面によると思いますが、
職場の人だったり、子どもだったり、祖父母だったり、
その場に応じて頼れる人に頼っちゃえばいいんだ!
と。
あとは、改めてカンボジアの助け合いが当たり前のカルチャーに羨ましいさと、日本でもそんなコミュニティをつくっていきたいなと思うようになりました。
カンボジア流子育てハックが、
世界中のママパパの心の負担を軽減させる秘訣かもしれません。
NPO法人HERO
澤
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