途上国から学ぶ課題解決思考"ジュガール"
途上国で仕事をしていると途上国に支援をしている感覚はなく、
逆に頂いていたり学んでいることの方が多いです。
例えば、”豊かさ”と”お金を持っていること”は違うということとか。
カンボジアの農村部は人のつながりや温かさ、表情の豊かさなど
日本よりも豊かだけどお金はないです。
日本はお金はあるけど貧しいなと感じます。
色々学ぶことが多いですが、今回は”その場で何とかして問題を解決する能力”のすごさを取り上げます。
これは「ジュガール」という名称で国内でワークショップも開催しています。
ジュガールとはヒンディー語で、その場にあるリソースのみで問題解決を行う思考方法のことです。
課題解決能力は日本人より途上国の人の方が高いです。
なぜならこのジュガール的な考え方ができるからです。
と言うのも、途上国では多くの人が、
今日何をすれば良いのか分からずに1日が始まります。
どうにかして稼がなければいけない。
だから必要と思われることをその場で考えてすぐに実行する。
雨が降っていれば傘を売るし、暑ければ氷やコーラを売る。
これはものすごいエネルギーです。
その上、内戦や内乱、干ばつに飢饉、政府の汚職に年金や保険もない、
日常的な停電に、マラリヤやデング熱など伝染病、そして慢性的な貧困。
日常的なストレスの度合いが我々とは圧倒的に異なります。
最近よく聞くようになった”レジリエンス(回復力、強靭さ)”が
途上国の人たちは桁違いに発達している。
アフターコロナ、先の見えない時代など色々言われていますが、
今こそ途上国の強さや”ジュガール的思考法”を学ぶべきです。
”死にたくない”と叫んで思考停止になっている日本と、
“生きたい”と叫んで毎日必死に考えて行動している途上国。
目指している結果(死なないこと)は同じなんですけどね笑
ということで、このジュガールが学べるワークショップを定期的に開催中です!
自分をパワーアップさせたい人!必見です。
活動に参加してみませんか?
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