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2024/07/29

より多くの方に応援していただけるような寄付チラシを作りたい!大学生インターン2名が『キフフDIYプログラム』に参加しました。

みなさんこんにちは!

ユースコミュニティー運営事務局の山田です。

 

今回は当団体で活動している、大学生インターンの活躍の様子をお伝えします!

突然ですが、みなさんcanvaというデザインツールをご存知ですか?

実はこれ、専門的な知識がなくてもデザインができる優れもののデザインツールなんです!

ユースコミュニティーは今秋に法人設立10周年を迎えるため、それを記念した寄付チラシの作成を計画しておりました。

そんな時、canvaを使った寄付チラシの作り方を学べる『キフフDIYプログラム』があることを知り、応募したのが始まりです。

(キフフDIYプログラムの詳細については、主催元の株式会社ガハハさんのページをご覧ください。)

 

今回私たちが制作したのは、「小学生の居場所づくり」に必要な寄付チラシと、設立10周年記念の寄付チラシの2点です。

制作は大学生インターンの2名が担ってくれたのですが、canvaの操作経験はほとんどない状態からスタートしました!

 

 

  • 「小学生の居場所づくり」寄付チラシ途中経過

大学や就職活動などの忙しい合間を縫って形にしてくれました!

個別相談会では、下記のフィードバックをいただきました。

 

■企画について

「団子は串刺し」にしよう:寄付のお願いをする材料を洗い出し、話す順を整理する

 

口頭で寄付をお願いする際は、「相手の関心のありそうなことを切り口に、説得力のある材料で、順番にお話ししていく」ものだと思いますが、いざ紙の制作物に落とし込もうとすると「あの情報も載せられそう、この情報もよいかも」と迷ってしまうことも多いと思います。

現状の案では、表面では「居場所」を作るというキャッチコピーながら、裏面は「学力格差」についての情報+社会人ボランティアさんにとってやりがいがあるという感想+寄付のお願いになっているため、「一つひとつのお団子(情報)はよいけれど、“串”が通っていない」というチグハグな印象を持ってしまいそうです。

串に刺していくのは「居場所」なのか「学習支援」なのか、「ボランティアのやりがい」なのかを決めて、それに合う情報は何かを検討して掲載していくとよいと思います。

 

■レイアウト・色について

Q:どんな色を使ったらいいのか迷ってしまいました。

A:ユースコミュニティーさんは、団体のサイトをいい感じに作られていますので、サイトの中で使われている色をベースにすると、団体としての統一感を持たせられるかもしれませんね。

▲ユースコミュニティ―の団体サイト

たとえばサイトにある上記のイラストにあしらわれている色をスポイトで抽出してデザインに配置するか、Canvaの「ブランド」メニューの中にカラーパレットとして登録しておくと、デザインの際に候補色として使いやすくなります。

 

Q:裏面で字が多くなってしまって、「読みづらくないかな…」と心配です。

A:現状の裏面では、黒板イラストの素材に重ねる形で現状の課題についてテキストで説明をしていますが、データを用いるのであれば、グラフを用いると文字量を減らせるかもしれません。また、裏面は「イラスト(写真)+テキスト」の塊が複数あり、それらが入り組んでいるので、説得する順番を 左上→右上→中央のようにするなどして、塊同士を入り組まないようにレイアウトするのも一つの手かなと思います。

あとは、現状は表面・裏面ともに、テキストやロゴ、写真などの要素が左右のふちにギリギリまであるので、印刷・裁断の際に切れてしまう恐れがあります。左右に少し余白を持たせるために、ガイドを表示して要素をレイアウトしていくとよいと思います。

▼チラシ表面の改善点

▼チラシ裏面の改善点

 

  • 団体設立10周年記念寄付チラシ途中経過

一目見ただけでお祝いムードが伝わってきますよね!

こちらの寄付チラシについても、いただいたフィードバックをご紹介します。

■企画について

単に「10周年」ではなく10年の実績や「これからなにをしたいか」を伝えられると◎

先ほどの寄付チラシと共通するのですが、こちらのチラシも、寄付をお願いする際の材料をもう少し“串”を通してもよいのではと思いました。「みなさんのおかげでこんなことができました」という実績が、読者に信頼いただく根拠になると思うので、例えば10年の間に〇回の学習支援をしてきた、とか〇人を支援してきたなど、「おっ、すごい」と思えるような数字で実績を報告しつつ、次の10年で何をしたいからこれだけの寄付が必要です、とお伝えするのもいいかもしれません。

これまでのキフフのデザイン事例で、周年をきっかけに作ったチラシがいくつかあるので、事例も参考にしてみてくださいね。

 

■フォントや装飾について

Q:字が多くて読みづらいかもという不安があります。

A:字ばっかりだと圧迫感があるので、説得力を増すための写真や図がある場合は積極的に入れるとよいと思います。そのうえで、本文のフォントはかわいい系・装飾系よりも、読みやすいUDフォントなどを使い、袋文字は避けてみると、読みづらさが緩和するかもしれませんね。また、手に取ってくださいそうな方の年齢が高めの場合は、大きめ(14pt前後)にしてもいいかもしれません。

 

▼チラシの改善点

 

 

ガハハさん、たくさんフィードバックをしていただき本当にありがとうございます!

その場で実際に修正していただいたり、具体的なご提案もいただき、モチベーションに繋がりました!

今回個別相談の様子は、株式会社ガハハさんのサイトでも紹介されていますので、ぜひご覧ください▼

『対面で話す時の話題や順番を意識してレイアウトすると◎/ユースコミュニティー個別相談会レポート「第2期 キフフDIYプログラム」』

https://kifufu.net/news/2024/04/17/1348/

 

 

最後に、今回の寄付チラシの作成を担当した大学生インターンの2名の感想をお届けします!

『4か月間こちらの作成をおこなってきました。デザインは初めてだったため、構成を一人で考えることがとても難しかったです。完成までたくさんの方からアドバイスをいただき、このように形にすることができました。ユースコミュニティーにご協力をお願いいたします!』(Aさん)

『ユースコミュニティーでは、子どもたちの学習支援だけではなく、子どもたちの居場所として、様々な活動をしていて、地域交流の希薄化が進んでいる時代だからこその取組みだと感じました。このことをチラシにうまく載せるために、レイアウトや写真選びに苦労しました。ユースコミュニティーの取り組みに協力したいと思っていただけるようなチラシになっていれば幸いです。』(Bさん)

 

お2人とも長期間本当にお疲れ様でした(T_T)

手に取っていただいた方の反応が楽しみですね(^^)

 

それではまた次の投稿でお会いしましょう!

ご覧いただきありがとうございました。

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NPO法人ユースコミュニティーの法人活動理念

「子どもの孤立」が社会問題としてクローズアップされる中、独自の実態調査を行う自治体が増えています。

調査結果から判明したことは、

「頑張っても報われることはない」「自分は価値のない人間だと思う」

といった考えを持った子どもたちの存在。


自己肯定感がないまま、大人になっていく

そんな子どもたちを想像できますか?


私たちユースコミュニティーは

子どもたちの将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、

地域力を活かし必要な環境整備と教育の機会均等を図り、子どもたちが自分の可能性を信じて

未来を切り拓く力を身につけることを目指しています。


私たちのビジョンとミッション

ユースコミュニティーは、親の経済状況によって、子どもの可能性が奪われてしまう、いわゆる「教育格差」はあってはならないと考えています。
2012年の設立以来、地域の課題は地域で解決すること。生きづらさを抱えている子ども達の支援を取り組み、無料の学習教室や地域イベントなどを開催し、「地域の子ども達が将来への夢や希望を持てる社会の実現」を目指しています。さらに、子どもの支援活動を契機に、地域の大人たちが集い、そこに新たなコミュニティーを作っていく…そんな人にやさしい地域社会の実現を目指しています。