国連day世界こどもの日記念イベントを開催します!!
(※本記事は前置きの部分が長くなっております。直接、情報を知りたい方は、こちらのURLからイベントページをご覧ください。クリックをするとリンク先に移動できます)。
こんにちは、ティンカーベル事務局です。ティンカーベルでは、コロナ禍第7波の感染拡大の影響もあり、活動を一時期休止していましたが、本格的な活動再開を進めています。
私たちティンカーベルは、団体設立以来「子どもたちがキラキラ輝いて日々を過ごせるように」、課題解決に取り組むことを理念として掲げて、2018年2月から活動を始めました。私たちが当初から目指したのは、「子ども・若い世代の声を反映する政策提言」の仕組みづくりです。
これを具現化、そして持続可能な仕組みとして地域社会に定着浸透させていくための第一歩として、本取り組みを企画しました。
- ”あなたの街で実現しませんか” 国連day世界こどもの日記念イベント
子ども・若い世代の声を反映するための仕組みづくりキックオフフォーラム2022年11月20日~27日の計4日間にわたるプログラム
本フォーラムは、小中学生・高校生・学生さんのみならず、広く地域の皆さまを対象にした全世代の方、興味ある方にご参加いただけるイベントです。
国連デー「世界こどもの日(11月20日)」に合わせて、子どもの権利条約を改めて学べる機会として本フォーラムを開催。同時に子ども・若い世代の課題を知り、その改善策を交流を通して考え、深掘りすることにより、課題改善に向けて前進していくためのヒントが見つかるプログラム構成を予定しています。
フォーラム開催をきっかけに、課題に関心のある人々が集うことで、地域において、より具体的に子ども・若い世代の課題改善に結びつくコミュニティ(ネットワーク)創出を目指します。同じく地域における課題意識を醸成し、また理解の浸透を図ることで、地域の課題解決能力向上への貢献機会として開催します。
特に次のような方にも是非ご参加いただければと考えています。
- 身近なことや社会についての課題意識を持っている子どもたち。
- 何か自分にできることを見つけたいと考えている中高生さん。
- 将来、子どもや教育に関わりたいと考えている学生さん。
- 教育や将来などについて、あるいは現場の様々な課題についてヒントを見つけたいと考えている学校現場や福祉現場の方。
- お子様を迎える予定の方や子育て中の方。
- 日々お仕事をされている中で、空いている時間に社会貢献をしてみたいと考えている社会人の皆さま。
- 地域活動に取り組まれている方。
- 定年退職後、誰かが幸せになれるような活動をしたいと考えている方
このイベント、一風、高校生さんや学生さんを中心とした企画に見えるかもしれませんが、「子どもたちや若い世代を取り巻く諸課題に、漠然とでも興味があったり、関わりたいと思っているけど・・・」、実際に行動を起こすことが難しいと感じている方にも、いろんなかかわり方があることを知っていただけると嬉しく思います。
この企画では、地域に子ども・若い世代の課題改善に向けた、新たなコミュニティを築いていく第一歩としての意味合いを含めています。
特に来年4月に控えた、子ども支援新省庁(こども家庭庁)発足を好機として、「子ども・若者」の分野に地域レベルで関心が集まるよう、機運を高めていくきっかけにしていきたいと考えており、
まずは課題を知ってほしい、そしてそのことを頭の隅にそっととどめておいていただきたい。最初のスタートはそこからでとてもありがたいと思っています。
若い皆さんはもちろん、年齢問わず幅広い方にお集まりいただけますと幸いです。異なる視点・経験でも、同じ目線で語らえる場を目指しています。
- 「知る」「考える」「学び深める」「始める」が体感できる4つのセッションテーマを設定!
- おすすめポイント!
①子どもの権利条約や子ども・若い世代を取り巻く課題を、参加者同士のディスカッションを通しながら、見識を深めていくことができます。
②同じく興味・関心を持つ方と繋がることができ、地域におけるコミュニティ創出の場に繋げていきます。
③現在、課題意識をお持ちの皆さまには、このフォーラム参加によって、具体的な課題改善のヒントや方法、アイディアが見つかるきっかけになればと考えています。
- 11月20日(日)13時~16時
「①子ども・若い世代が創る!子どもの権利条約勉強会」
受付:12時頃~
Sesson1. オープニングセレモニー
Sesson2. 基調講演「子どもの権利条約の成り立ちとその課題」
Sesson3. 子どもの権利条約分科会(選択式3テーマ)
Sesson4. 子ども・若者の課題深堀りセッション
Session5. クロージング
Extra Event. 活動見本市・交流会(他団体等出展)
「子ども・若者や地域をテーマに活動している団体等の
活動を知り、活動イメージを考えてみよう」
終了:16時(活動見本市・交流会は17時まで。退場自由)
※本イベントは、オンライン配信を行います。
Day1のプログラムは、「知る」「考える」をテーマにセッションを構成。
子どもの権利条約を学びながら、子どもや若い世代の課題とその現状を知り、課題の背景や解決策などまでをイメージできる時間を目標としています。
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- 11月26日(土)および11月27日(日)13時~17時
(両日ともに同じ内容で開催します)
③「子ども・若い世代の課題に取り組むためのスタートアップセッション」
受付:12時ごろ~
Session1. オープニングセレモニー
「ライフワークとして取り組む重要さ」
Session2. ワークショップ
「ファーストステップを踏み出すためのワークショップ」
Session3. Oneday政策提言セッション
「シートを活用し、具体的な課題解決の方法・手法を自由に考え
てみよう」
Session4. プランニングシートの活用
「アクションプランニングシートの作成」
Session5. キックオフセッション
「自分にできることを考え進んでみるセッション」
Session Final. クロージングセレモニー
「自分の中にビジョンを思い浮かべる」
終了:17時
Day2のプログラムは、「学び深める」「始める」をテーマにセッションを構成。
実際にその課題改善のために、自身ができることを見つめる時間を設定しています。最初の一歩は小さくても、その一歩がとても大切です。まずは課題を知り、関心を持っていただくことで、その一歩を歩みだしてくださると、きっと子どもたちや・若い世代の励みになると考えています。
参加したきっかけを振り返りながら、自身の課題意識を高める時間となります。
特に、これまで活動経験のある方と、子どもたち・若い世代(当事者)、そしてまだ活動経験はないもののこれから何か始めようと考えている方が集う場で、対話を深めながら、具体的な関わり方をイメージしていきます。
また、この日のゴールとして「My政策提言」または「アクションプランニングシート」の作成に取り組んでいただきます。
- ●My政策提言シート
すでに課題改善に取り組んでいる方、または活動イメージができている方に、具体的な課題改善方法を考え、ひとつのミニ政策としてまとめる取り組みです。
「政策」というと難しい印象を持たれる方もいらっしゃると思いますが、課題を整理し、背景を考えたうえでの改善策を見出すシート形式で、誰でも気軽に課題改善案を考えることができるシートになっています。本フォーラムは、下限参加者を小学生としておりますので、小学生でも大人でも楽しんで取り組める内容になるように工夫を重ねてまいります。 - ●アクションプランニングシート
アクションプランニングシートは、初めて子ども・若い世代の課題に向き合いたいと考えている社会人・シニア世代の皆さまや、小中学生・高校生・学生さんを中心に「課題改善」のために、自身できることを考えるシートとなっています。
アクションプラニング、その名の通り行動を計画するシートです。簡単なことから一歩踏み込んだことまで、子どもの権利条約などからテーマを一つ選び、そのテーマを基に、アクションプランを立てていきます。
具体的なイメージを抱くと、課題改善のための行動変容に結びつきやすく、明日からできることをぜひ実行していただきたいなと思っています。
また、すぐに学んだり、活動をするイメージはできないけど、触れることから始めたい、知ることから始めてみたい方などを対象とした広報ブースを、11月23日(祝日)に設置・開催します。こちらはどなたでも「ふらっと」立ち寄ることができる無料・入退場自由(事前申し込み不要)のミニイベント形式となっております。具体的な会場等が決まりましたら、本ストーリーにてご案内いたします。
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- ご参加方法・お申し込み方法
コロナ禍では、感染対策諸経費など、費用負担がかかることから、経費相当分の参加費用をご負担いただくこととなりますが、会場とオンラインの選べる2つの参加方法をご用意いたしておりますので、ご自身にあったご参加方法をご検討ください。なお、お申込みが必要なイベントは、11月20日・26日・27日の各日に開催される以下のイベントです。11月23日開催のブースについてはお申込みは不要となります。当日受付を行いますので、そのまま会場にいらしてください。
(※ボランティアスタッフでのご参加を希望される方に関しましては、下記をご覧ください。)
<事前申し込みが必要なイベント>
<ご参加方法>
●イベント参加(会場での対面開催)
「イベント参加費(感染拡大防止諸費等)と、アーカイブ視聴ができるプラン」
●オンライン参加
「オンライン配信参加費と資料代がセットのプラン」
の2種類となっています。
小中高生の皆さまは、子どもの権利条約を学ぶという観点から、ボランティア活動など一定の条件を満たした場合、オンライン参加はいずれのプログラムも無料となりますが、資料をご希望の場合については、別途有料(着払い)でお送りいたします。その場合は300円~400円程度の実費がかかりますのでご了承ください。なお、オンラインでご参加希望の場合もお申し込みは必要です。
- イベント参加プラン(各種保険・検査代・資料代等込み)
→会場(対面)でのご参加希望の方を対象としています。
「①子ども・若い世代が創る!子どもの権利条約勉強会」
一般 3,000 学生 2,000 高校生 1,500 小中学生 1,000
「③課題に取り組むためのスタートアップセッション」
一般 5,000 学生 3,000 高校生 2,000 小中学生 1,500
※①・②両方参加の場合は、保険を通期適用といたしますので、③の参加費から550円の割引とさせていただきます。 - オンライン参加プラン(アーカイブズ配信・郵送資料代等込み)
→Zoomでのオンライン参加をご希望の方を対象としています。
「①子ども・若い世代が創る!子どもの権利条約勉強会」
一般 2,000 学生 1,000 小中高生または18歳未満の方 無料
「③課題に取り組むためのスタートアップセッション」
一般 3,000 学生 2,000 小中高生または18歳未満の方 無料
※小中高生・18歳未満の方は、一定の条件を満たした場合、オンライン参加費が無料となります。お申し込みが必要ですので、まずはお申込みいただいたのち、個別にご案内させていただきます。 - オンライン参加プラン(無料対象)
→子どもの権利条約の対象者との観点から、18歳未満の方は一定の条件を満たした場合無料です。
対象:小学生・中学生・高校生(または18歳未満の方)のみ
※無料でご参加の場合は資料はデータのみ、また限定公開のアーカイブズ視聴はご覧いただけない可能性がございますのでご了承ください。
※郵送での資料提供をご希望の場合は、郵送費のみ実費のご負担をお願いいたします。
※親子でご参加の場合は、「一般・オンライン参加」の参加費がかかります。
対面におけるイベント参加については、「抗原検査キット」「各種保険(感染・催行中止・ケガ賠償)」のほか、資料代・会場費が込みとなっています。
またティンカーベルは非営利団体のため、本参加費はイベントフォーラム必要経費のご負担としてお願いしております。
なお、本フォーラムイベントは、全国の各地域で開催いたしますが、コロナ禍の開催ということもあり、開催決定には一定の条件を設定しております。
- <対面イベント開催要件>
①10月20日よりも前に、参加費収入などによって、イベント運営費が確保できた場合。
②スタッフ人員および会場確保ができた場合。
もしもこの要件を満たすことができない場合には、対面イベントが中止となる場合がございます。ご返金やオンライン参加への変更は、10月末までの期間中、無料で承ることが可能ですので、詳しくはお申し込み時の留意事項をご確認ください。
また、具体的な会場につきましても、社会情勢の不安定さを考慮し、一定の参加見込みを把握したのち、準備を進めます。開催日1か月前には、ご案内したいと存じますので、何卒ご理解賜れますと幸いです。
(※県庁所在地・政令指定都市等の中心市街地を想定)
- ★お申し込み方法★
①ボランティア募集情報サイトActivoのイベントページからお申し込みください。仕様上、対象地域が「東京都」になっている場合でも、全国共通のページとなっていますので、そのままお申込みに進むことができます。
②お申込みフォームに、都道府県の入力項目がございますので、ご入力のほどよろしくお願いいたします。
※下記イベントページで、ご留意事項を掲載しております。ご一読いただいたのち、お申し込みのほどよろしくお願いいたします。 - ボランティア募集情報
下記のURLから登録にお進みください。
本フォーラムイベントのボランティア募集は、若年層の社会貢献機会・成長機会の観点から、中学生・高校生・大学生(学生)さんを対象としております。(※有償スタッフに関しては、20代以上~年齢不問で後日募集予定です)(※ボランティア募集の対象年齢を広げる場合には、Activo内のティンカーベル募集情報で発信してまいりますので、是非ティンカーベルのフォローをお願いいたします。)
★★★イベント申し込み★★★
より詳しい内容は、こちらのページでご確認ください。
(表示の都道府県を問わず、そのままお申込みいただきます:全国共通対応)
★★★ボランティア登録★★★
(表示の都道府県を問わず、そのままお申込みいただきます:全国共通対応)
- 企画趣旨
子どもたち・若い世代の課題への理解を浸透させていくために、興味関心を持たれている方に、入り口として学びと繋がりの場を創出します。
ティンカーベルでは、前途の通り、2018年2月、準備期間も含めると5年前から、この「子ども・若い世代の声を反映する仕組みづくり」を思い浮かべ、政策提言や課題改善に反映することを目指してきました。
子どもたちや若い世代の考えや意見、思いを反映した政策を、若い世代が学び考えながら作り、提出することによりその課題の解決を目指したものですが、一人の課題を解決すべくかつ多くの人に届くように設計しながらも、下記の課題がありました。
「実際の政策実行には時間がかかる」
「そもそも、政策として実現されるかどうかがわからない」
「大勢に利が出る流れになるのが自然となってしまい、きめ細やかな部分が失われてしまうかもしれない。気づいたら想像していたものと違うものになっているかも」
などが考えられますが、政策実行は当然ながら一定の効果が期待でき、欠かすことのできないものであります。ただ、一人のための活動であれば、民間団体としての自由度・スピーディーさも生かせるのではないかと考え、具体的な課題解決のための独自企画にも取り組んでいます。
政策、独自企画、この両輪で、課題解決に取り組むことにより、一人のためにかつ広く社会のために、その声を無駄にしない、しっかりと生かしていくことができると考えてきました。
そのような取り組みを提唱し、続けてきた中で、子どもたち・若い世代からの賛同も多く得ることができました。この活動自体、必要とされている、方向性は間違っていないと考えつつも、一方で、広く社会に歓迎される試みかというと、必ずしもそうではないと思うこともありました(後述)。
右往左往しながら、活動を続けてきましたが、来年発足のこども家庭庁にある方針が盛り込まれることとなりました。
(詳しくは下記のストーリー記事でご紹介しています)
ここで盛り込まれたことは、「子ども・若い世代の声を反映しながら政策作りを行うこと」ということです。こどもも意見を述べる主体として捉えて、子どもや若い世代に寄り添った取り組みを進めることが明示されています。
4年半の間、設立準備段階からでは5年以上もの間、この取り組みを率先して進めてきた当団体としては、社会の流れを変えることができる大変大きな好機だと考えています。
ただ、実際に子どもたちや若い世代の声を”しっかり”反映していくには、「ただ意見を聞く」だけでは限界があると考えています。必要なのは「一人一人と信頼関係を築くこと」だと考えています。意見が言える場があっても、信頼関係がなければ本当の意味での課題解決・改善にはつながらない場合があります。
もちろん、その場で意見を言う・言わないは、子どもたち・若い世代当事者次第であり、「そこで言わなかったからでしょ」と言われても致し方ない部分も出てくると思います。しかしながら、日本の子どもたち・若い世代は、世界的に見ても「自己肯定感が低い」と言われることがあります。
現状、なかなか自身の意見を言える、聞いてもらえる環境が少なかったり、ましてやそれが何かに反映されるという経験は、数多くはないという方が多いのではないのでしょうか。そして、子どもたち・若い世代は「空気を読む」ことに慣れてしまっていて、「ここで自由に言ってもいい」と言われても、なかなか声に出せないこともあると思います。
しかし、せっかく理想とする考えが、新省庁に取り入れられるのであればこれは大きなチャンスであり、私たちはいくつかの方針を考えています。
(1)子どもたち・若い世代が声を反映できるような準備も含めて土台を作る
(2)これまでの経験を活かし、スタンダードにもなれるような仕組みを提唱する
この2つに取り組むために、また多方から「子ども・若い世代」の課題に注目が集まることをチャンスのひとつと捉えて、本年の世界こどもの日(国連子どもの権利条約記念日)に合わせたフォーラムイベントを開催するに至りました。実社会で土台を作ること、その土台を作ることへについて歓迎の声を増やすことが大切だと考えました。
こども家庭庁の流れにうまく乗れるように、そして皆さんの街で「子ども・若い世代の課題解決のための仕組みをつくる」第一歩として、小中学生から社会人まで幅広い年代の方を対象としており、広報活動の一環でもあります。
当初は、11月26日~27日の2日間開催の有料研修型イベントとして発表していましたが、①参加のハードルが高いこと、②まずは社会の機運を高めていくことが重要であることを踏まえて、日程・内容を分散して開催すると同時に、無料イベントを設定しました。少しずつでも子ども・若い世代の課題についての理解を浸透させていきたいといった思いからの発案でした。
さて、この子どもの権利条約・・・。
同条約に、日本は1994年に批准をしましたが、30年近くたつ現在でも、広く認知されているとは言い難い状況です。これには、同条約への受け止めが厳しいことも背景の一つにあると考えています。
例えば・・・
「子どもに権利なんて早いと思う。まだ十分な知識がない中で、正しく理解できないのではないか・・・」
「権利には義務や責任がつきもの。それぞれを果たせないのに権利を主張すべきではないと思う・・・」
「子どもが権利をわがままに行使して、子育てや教育に影響が出てしまう」
との意見が聞こえてくることがあります。
一方、私たちは、この点2つの解釈で、子どもの権利条約を捉えています。
1つ目は、「権利を行使するというよりは、心の支えにしてほしい」という願い。
権利があっても、使い方が限られたり、使い方が分からない、実際に使えないなど、実生活においては有効に機能するとは必ずしも言い難い状況です。それくらい条約というものは遠い存在なのかもしれません。
ただ、権利を知っているだけでも、自身の置かれている環境を客観視でき、課題だと捉えたり、誰かに伝えたり、そのような変化を求めるきっかけになると考えています。
2つ目は、同じくサポートする側も、この条約を「見本」として捉えることです。
課題改善と言っても、上記のご意見にもある通り、子どもさんだけでは確かに知識や経験が、大人と比べると少なく、正しい判断ができないことがあるかもしれません。
そんなときに、支えてくれる皆さんが、様々な視点で課題を捉えて、解釈の幅を広げることで、より本質的な課題改善につながることに期待しています。もちろん、子どもの声・若い世代の声を反映していくための取り組みを続けていくのですが、その根底には課題改善・解決があり、そのためには物事を正しくとらえる必要があります。
そのための指標として、この子どもの権利条約を参考にしていきたいと考えております。そして、私たちの使命として、この子どもの権利条約のまずは認知度を広げていき、温かく受け入れてくださる地域づくり・環境づくりに取り組んでいきたいと思っています。
子どもたち・若い世代を、「子ども」「若者」として考えるだけでなく、一人の人として目線を合わせていくことが時に大切だと思っています。ぜひ、この機会に、初めての方も、すでに様々なご経験を積まれている方も、この分野に触れてみてくださいますと幸いです。一人でも多く、知ろうとしてくださる方がいることが、子ども・若い世代の皆さんにとって、心づよく感じられると考えています。
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結び
このフォーラムイベント開催を機に、皆さまの地域に置かれましても、子ども・若い世代の課題についての関心が高まり、活動が広がっていくよう、様々な取り組みを考えて実施していきたいと思いますので、この「キックオフ」の場で、始まりを迎えられることを一同楽しみにしております。
皆さまのご参加を心よりお待ちいたしております。
ご一読いただきましてありがとうございました。
ティンカーベル 一同
2022年10月9日
(執筆:代表 河野優也)
ティンカーベルの法人活動理念
ティンカーベルは、主に小・中学生の子どもたちの学習・生活・成長がより豊かになるように、その実現のための調査研究・実践・政策提言を通し、活動をしていきます。自信があってもなくても、子どもたちがもっと可能性を高められるように。何をすればいいか考えていく団体として、立ち上げます。