リアルな体験と経験に本当の学びがある
先日の話。
インクルーシブパレードというものに参戦してきたのですが、
同時にAyumiの実習生の大きな学びに繋がった話し。
インクルーシブパレードは錦糸町のミライロハウスで開催されていて、28日の参戦が決まってた山口に、三代さんから急遽こんな提案がありました。
「Ayumiの実習生に車椅子での移動のリアルを知ってもらうのはどうかな?」
こんなありがたすぎる提案はないので、
即快諾。
六本木から錦糸町のミライロハウスまで、三代さん・急遽参戦してくれたAyumiの認証者(車椅子ユーザー)・実習生・山口4人で街歩き+電車移動。
・移動中の段差
・坂の傾斜
・ガタガタ道による振動のしんどさ・危なさ
・横断歩道に施された小さな工夫
・車椅子を押すスピード
・適切なタイミングでの声かけ
・車椅子と前を歩いてる人との間隔の調整
・地上から改札に行くためのエレベーター探し
・車椅子ユーザーの普段の生活のこと
実習生が三代さんの移動サポートをしていく中で、多くの事を三代さんは教えてくれました。
車椅子を使った移動でなければ35分程度で着くところ、60分程度かかりました。
※車椅子移動ではあるあるの話
実習生は記事では見たことありましたが、リアルにそれを体験しました。
ただ、、、
街歩きと電車移動で伝えたいのは困難さ・不便さだけじゃなくて、「人の配慮や優しさに気付ける瞬間が増える」こと。
不平・不満だけじゃない、感謝の気持ち。
僕にとってはこっちも大切。
実習生からのレポートやお礼の言葉にこんな言葉が。
「ネットやSNSでは体験できないリアルな不便さを学び、何よりも優しさと配慮に気付ける瞬間が多くて、今日の帰り道からまた一つ出来ることが増えて嬉しいです。」
困難さや不便さにフォーカスされた話しが多い中で、みんなが気付かない優しさや配慮に気付ける大人になるチャンスが実習生にはある。
机に向かって考えてるだけじゃだめだ。
考えて行動して、【リアル】を体験しよう。
【リアル】ってすごく良い。
考えても、実行・経験しないと大きな糧にはならない。そう思える1日でした。
PS:
実習生は丸の内OLを目指しているそうですw
車椅子ユーザーと街歩きする(多様性に気付ける)丸の内OLはほとんどいないから、この経験は就活において圧倒的差別化になりますね!w
一般社団法人Ayumiの法人活動理念
【VISION】
障害の有無に関係なく、選択肢のある社会に
【MISSION】
障害という言葉から生まれる認識・潜在意識を組み替える
【創業の想い】
障害者と健常者の間での区別がなくなるほどに、不自由なくお互いが歩み寄れる社会を創っていきたい。
ハードはすぐに変えられなくてもハートは心持ち一つで変えられる。そう考えています。
物理的バリアフリーではなくても、心のバリアフリー対応で十分に障害者の方々の選択肢が広がります。
店舗や企業、当事者、社会、お互いの配慮を始めとした「歩み寄り」。
お互いが「出来ない・あれはだめ・これはだめ」ではなく出来ることから始めてみる。
私たちはそんな社会を創っていけると信じて行動を続けています。