メンバーインタビュー③
Rさん(大学4年生)
▶HĀWĀを選んだ理由
元々子どもが好きなので、子どもたちに何かできるプログラムを探していました。そこでいくつかあったのですが、その中でもHĀWĀを選んだのは子どもたちを「教材」にしない、という考えに共感したからです。次に繋げることを大切にしているHĀWĀはやって終わりでなく、自分の行動がその後の団体、子どもたちのためになるんだなと知り、参加する価値があるなと思いました。
▶授業/コンサートをしてみてどうだったか
子どもはやっぱり子どもなんだな、どこの国も変わらないんだなというのを1番感じました。はじめは人身売買を経験した子どもたち、ということで、どう接したらいいのかな、不安にさせないようにしなきゃ、など色々考えていました。だけどそんな心配はコンサートが始まったらすぐに消えました。子どもたちは私たちと一緒に歌ってくれて踊ってくれて、気づいたら私も夢中ではしゃいで楽しんでました。子どもたちの目の前のことに夢中になる、子どもらしさに私も惹き込まれて、みんなで最高のコンサートを作ることができました。このコンサートが少しでも誰かのよりどころになればいいな、とみんなで力を合わせて準備したので、みんなの想いが実際に子どもたちに届くのを味わえた貴重で幸せな時間でした。
▶どんなことが印象に残っているのか
子どもたちが私たちを歓迎して歌を歌ってくれた時が印象に残っています。覚えた曲を一人一人が精一杯歌ってくれて、言葉の意味は分からないのに子どもたちのエネルギーや想いが伝わってきて涙がでました。それと、子どもたちが私たちの名前をコンサートで使った布に一生懸命書いてくれたことです。「名前は何?」ってたくさんの子が聞いてくれて、私たちとの思い出を大切にしようとしてくれてることがとても嬉しかったです。
▶自由記述
私がこのプログラムに参加して良かったなと思うのは子どもたちに出会えたこと、そして少しでも何かできたこと、これらはもちろんそうですが、それと同時に自分ともたくさん向き合えたことです。
普段生活していたら気づかない自分の弱さや強さを知ることができて、そんな自分には何ができるんだろう、、と真剣に悩んで考えた12日間でした。振り返りの時間がしっかりとられているから自分と向き合うことができたし、最後もプログラム全体の振り返りをたくさんしたことで、自分にできたこと、できなかったことを改めて考えることができました。その振り返りが次のプログラム、そして未来の自分へと活かされていくんだなと思いました。みんなが仲間を大切にする思いやり溢れる人たちで、こんな素敵で尊敬できる人たちと活動できたことが何よりも私の財産です。
本当にありがとうございました!!!!!
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海外ボランティアのHĀWĀの法人活動理念
HĀWĀは、ネパールで、滋賀で、ボランティア活動をしています。スラムで授業をしたり、孤児院でダンスをしたり、森を切りひらいたり、様々な活動をしています。
その動機は千差万別で、「友達をつくりにきた」「不甲斐ない自分を変えにきた」「世界を広げにきた」「子どもに会いにきた」などです。
しかし、その活動はいつだって、「誰かのために」。授業を考えるのも、遊びを考えるのも、屋根の穴を直すのも全部、自分以外の人のためになることです。
コスパ、タイパが叫ばれて、皆が自分のことばかり考える時代です。そんな今だからこそ、
人のためにやってみよう、自分のために生きたいから。