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2021/03/12

広告会社で働くマーケターがあいむのプロボノとして活動する理由とは? (前編)



こんにちは。あいむインターン生のほのこです。

突然ですが、みなさんは「プロボノ」という存在をご存知でしょうか?
「プロボノ」とは職業上持っている知識やスキルを提供して社会貢献をするボランティア活動全般やそのような活動を行う人のことを指します。

私自身あいむでインターンをさせていただくようになり、初めてプロボノとして活動する人たちと関わりを持つようになりました。ミーティングで一緒に打ち合わせをしたり、活動についての相談をしたり、フィードバックをもらったり……。一緒に活動していく上で色々なことを学ばせていただいており、私にとって貴重な経験になっています。

今回インタビューさせてもらった岡村さんはあいむのプロボノの1人です。

▶プロフィール
岡村和樹さん(1992年生まれ 栃木県出身)
広告会社でマーケターとして働きながら、プロボノでNPOなど社会課題に向き合う団体のサポートを行う。ハードルを抱える子どもたちの背中を押す活動がしたいと考えていたため、あいむのビジョンに共感し、2020年4月にジョイン。マーケティングや事業経営サポートを担当している。

また、現在一緒にあいむの【事業経営をサポート】してくださるインターン生を募集中です。
・NPOの立ち上げに興味がある方
・あいむの活動に共感してくださる方
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フルリモート での活動OKなので少しでも興味を持ってくださった方は気軽にこちらからお問い合わせください!


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まずはできることから「ハンデを抱えている子たちのサポートがしたい」

石上: 最初にあいむとの出会いについてお聞きしたいのですが、あいむに興味を持ったきっかけを教えてください。

岡村: 僕の中で「不登校の子たちやしんどさを抱えている子たちのサポート」っていうのがドンピシャで関心領域だったので、いい活動してるなって思ってました。それで、あいむがスタッフ募集をし始めた頃に「何か手伝えることあるのかな」という気持ちがあって藤野さんとTwitterのDMでやりとりをしてあいむに関わるようになったって感じです。

石上: 昨年(2020年)の4月からあいむに関わっているということですが、具体的にどんなお仕事をされていますか?

岡村: ビジョンやミッションを考えることから「あいむがどんな団体なのか」を人に伝えていくっていう領域に入っていると思うので、それを一緒に考えています。そしてそれを実際にホームページやSNSでの発信などの表現物に落としこんでいく時に、「どんなことを伝えるといいか」ということを考えていくっていうのをずっとやっています。

石上: 岡村さんは本業のお仕事以外に、あいむを含めていくつかの団体でプロボノとして活動されていますが、プロボノとして活動しようと思ったきっかけを教えてください。

岡村: もともと「ハンデやしんどさを抱えている人たちの幸せに貢献したい」っていう気持ちがあって、少しでもそういう人たちのためになるようなことをやれたらいいなと思っていました。

会社でそういった仕事がしたいと思って動いているんですが、これをビジネスにするって結構難しいことで時間がかかるかもしれない。なので自分で小さくてもいいからと思ってはじめました。プロボノという形でお金とかもらえなくていいからまず経験としてやってみたいなって思って。

石上: いきなり大きなことをやるのは難しいけれど、小さくてもいいから始めるのは大事なのかなと思いました。「ハンデを抱えている人たちをサポートする活動」というのが岡村さんの活動の中心になっているんですね。

岡村: そうですね。基本的にしんどさを抱えた子たちのための活動を手伝っていることが多いですね。

石上: プロボノとして活動される時に本業でのマーケティングの知見が生かされているとおっしゃっていましたが、あいむでの活動においては具体的にどのような知識やスキルが生かされていますか?

岡村: たとえば、ビジョンを考える作業は団体の背景とか想いを言葉にする作業だと思うんですけど「どんな言葉を使うと受け手が、僕らがイメージしてほしいことをイメージしてくれるか」ということを考え抜いていきます。そしてそれをSNSやホームページに落とし込んでいく時に「どういう順番で、何を、どんなトーンで見せていくといいのか」ってことを考えるのはやっぱり広告会社での仕事をしていたから色々考えられるかなって思っています。

あとはマーケティングとはちょっと違うかもしれないんですけど、広告会社って「営業」や「クリエイター」など色んな役割の人たちと1つのチームを組んで進めるのが基本なんですね。だからプロジェクトマネジメント的な考え方ってすごく大事で、「誰が、いつまでに、どんなことをやるといいのか」みたいな「段取り」というものををしょっちゅう考えています。それがあいむでもミーティングの進め方やネクストアクションの決め方を一緒に考えるところで生かされているなって感じますね。

石上: それは私もとても感じますね。岡村さんが指揮をとってくださるミーティングはとても安心感があり、助かっています。


大変な立ち上げ期を支えたのは「チームの居心地の良さ」と「生徒の成長」

石上: ここまであいむでのプロボノとしての活動内容について聞いてきましたが、あいむの活動の中で岡村さんが一番大変だったなと思うことって何ですか?

岡村: 今あいむは立ち上がりの段階じゃないですか。だから組織として事業としてより良くなっていくフェーズでもあり、同時に発信を考えていくフェーズでもあったりするのでそれらを同時に進めていくのは結構労力がいる気がしています。

ビジョンも長いこと考えていたし、料金をどうしようとか、どんな子を対象にしようとか、奨学金制度をどうしようとか事業側で決まっていない部分が多い中で発信を考えていくっていうところの難しさは感じますね。

やることや商品・サービスが全部決まっていてそれの伝え方だけ考えるというのが広告会社でやる仕事としては一番やりやすいことではあるので、発信に関して考えるだけでなく事業の内容など根本的なことから一緒に考えてくということは大変だなと思いました。でも大変な反面そのほうがやりがいを感じられるというのもありますね。

石上: 大変だなと思った時にどんなふうに乗り越えていきましたか?

岡村: それを乗り越えていけてるのはやっぱりあいむの居心地の良さが大きいんじゃないかな。チームのメンバーが素敵な人たちだなと思っているからミーティングに出たいなって思うし。暗中模索の中を寒々とした組織でやるとなったらメンタル的に大変だと思うので、そこはチームの温かみや居心地の良さに救われているなと思います。

石上: チームのみんなが居心地がいいと感じているのがあいむの良さですよね。先ほど大変だったことをお聞きしましたが、逆にあいむの活動の中で一番喜びややりがいを感じる瞬間はいつですか?

岡村: やりがいを感じるときは藤野さん(あいむの代表)が生徒の話をしてくれる時です。「生徒が今日こんなことを言ってくれたんですよ」みたいな生徒の前向きな姿勢や成長を知る時が一番嬉しいですね。

あとは事業とは少し別の話になりますけど、チームのみんなと交流してる時。あいむってみんなでお互いの居心地をよくしようとするコミュニティじゃないですか。そういうコミュニティの中に自分の居場所があって役割があるって幸せなことだなって思います。

石上: わたしたちは直接生徒と関わることはありませんが、藤野さんから「こういう生徒がいますよ」っていう話を聞くのは楽しみですよね。
岡村さんがあいむだからこそ経験できたと思うことってありますか?

岡村: あいむだからこそは、やっぱり今話したメンバーの温かみみたいなところになるんじゃないかな。実際会わないとなかなか人の温かさって伝わらないものなんじゃないかって気持ちがどこかにあったんですけど、そんなことないんだなって気づきましたね。
メンバーの温かさがちゃんとオンラインでも伝わってくるっていうのはあいむというコミュニティの魅力だと思います。

石上: 本当にそれはすごいですよね。

岡村: すごいですよね。藤野さんの人柄や想いっていうのが表に出て伝わっているんだなって思っていて。それに共感する人がスタッフとして関わっているからってことだと思うので、藤野さんのように自分のやりたいことや思っていることをどんどん外に発信するっていうのは大事だなって思いますね。

石上: たしかに、まっすぐ自分の想いを伝えている藤野さんだからこそ居心地の良いチームを作ることができているのかもしれませんね。そういう居場所があるあいむでの活動をしていることでプラスになっていることはありますか?

岡村: トータルで考えて生活というか人生の豊かさに繋がってるという意味であいむの活動は大切だなと思っています。

本業の仕事で得られるものとは別の満足感がありますね。スキルとかそういう話とはまたちょっと別で、様々なバックグラウンドや想いを持った人たちと、あいむというチームが持つひとつの目標に向かって、議論やアクションを重ねていく時間はとても充実しています。

視点を広げて、トータルで考えたときの「人生の豊かさ」につながっているという意味で、あいむでの活動は僕にとって大切なものになっています。

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インタビュー前半はここまでです。「プロボノ」という存在やあいむのコミュニティの雰囲気を少しでもご理解いただけたでしょうか?

インタビュー後編では岡村さんのこれまでの人生や原体験などを深掘りしているのでぜひまたチェックしてくださいね!

読んでいただきありがとうございました!

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(↓前回の代表インタビュー)


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