人々の違いを超えて一体となれる音楽の力…参加メンバーにインタビュー!
第17回フィリピンの子どもたちのためのオーケストラプロジェクトに参加された、井上 遥子さんにお話を伺いました。
井上さんは大学生で、アルトサクソフォンの奏者として応募してくださいました。
心がワクワクするボランティア
以前から海外ボランティアに興味があり、activoで海外ボランティアを探していました。その中で、自分の心がワクワクするボランティアを見つけ、参加を決めました!
筆者のスタッフとしては大変嬉しい言葉です♪1人での参加でしたが、実際に参加する前からワクワクを感じてくださっていたそうです。このプロジェクトで見てきた、フィリピンの人々の雰囲気と笑顔が忘れられないと語ります。
コンサートで、演者や観客が、音楽を通して一体となれたことが印象に残っています。
生まれた場所や育った環境、話す言語や性別など、全く違う人々の集まりにも関わらず、音楽を心から楽しんでいる雰囲気や笑顔が忘れられません!
参加前から、音楽の力や素晴らしさは、世界共通であると感じていた井上さん。
このプロジェクトを通して、更に音楽の素晴らしさを学んだとのこと。
人々の違いを超えて、ここまで一体となれるのは音楽特有の力なのだなと感じました。楽譜通りに演奏することも大事ですが、音楽そのものを楽しみ、その楽しさを広げていくことの重要性を学びました。
プロジェクトの写真を見返しても、井上さんの表情はいつもキラキラしていて、“心のワクワク”を、そのまま体感してくださったようです。
笑顔のキッズと現実に価値観が覆される
プロジェクトでは、セブンスピリット音楽教室に通う子どもたち(=セブンスピリットキッズ)との練習が多くあります。いつも元気なセブンスピリットキッズのなかでも、印象に残っている女の子がいるそう。
同じアルトサックスのJeuniceは、特に印象に残っています。Jeuniceはセブンスピリットキッズのなかでも抜群の元気と明るさを持ち合わせていました。
私が演奏面で教えることもあれば、Jeuniceが私にセブのことを教えてくれることも多く、濃密な時間を一緒に過ごせました。
セブンスピリットに通い始めると、まずはビギナーキッズとしてピアニカやリコーダーで音楽の基礎を学びます。しばらくしてオーディションに合格するとオーケストラキッズとしてオーケストラの楽器を学び、コンサートの出演回数が多くなります。Jeunice(ジュニス)は去年オーディションに合格し、少しずつオーケストラの練習に参加し始めたキッズの1人。まだ難しい曲は上手く吹けない部分が多く、何度も悔しい表情をみせますが、恥ずかしがらずに「ここがわからない!できないの!」と言えるのも彼女の強みです。
おしゃべりが大好きな人懐っこいJeuniceは、沢山の日本人メンバーと仲良くなり、みんなを楽しませてくれました♪
また、貧困問題についても多くを学んだと語っています。
セブンスピリット音楽教室に通う子どもたちはみんなとても楽しそうで、幸せそうだなと感じ、「貧しさ=不幸せ」という価値観が覆されました。
しかし、それでも学校に行けない子や、満足に食事をとれない人がいることをプロジェクト中の日常生活や貧困地帯への訪問で学びました。
日本との違いにショックも受けましたが、これが現実であるということを、身をもって実感しました。
ほとんどのプロジェクト参加者が口を揃えて言うのは「テレビや教科書から得る貧困のイメージとは違った」ということ。
セブンスピリットキッズは、普段の生活に支障のない子どももいれば、物乞いを経験していた貧困層の子どももいます。
セブンスピリットで音楽を楽しむ彼らは、みんなが元気で、生活水準の違いなどは感じさせず、貧困といった言葉を忘れてしまうほど。
それでもプロジェクトで行うスタディーツアーで貧困地域を訪れると、屋根に吊るした紐に手洗いした服を干している、セブンスピリットキッズの母親がいるのです。
「さっきまで冗談を言って笑い合っていたあの子は、ここで暮らしているんだ。」筆者もそう思いモヤモヤした記憶があります。
どのような生活水準にあっても、いつも明るく元気な人が多いのはフィリピン人の国民性かもしれません。貧困地域を訪れた時、「裕福ではなくても、家族と一緒にいられるから幸せ」と語ってくれた方もいました。
井上さんが参加した第17回プロジェクトでは、スタディーツアー終了後のバス内で「どうすればこの問題を解決できるのだろう?」と自主的に話し合うメンバーが多く、印象的でした。
ワクワクと学びに包まれた、見える世界が変わる10日間
現在は2023年8月26日(土)から行われる第18回プロジェクトの参加者を募集中です!
勇気を出して一歩踏み出してみると、見える世界が変わります!
たくさんの人に参加して欲しいです!!
海外ボランティアが初めてだった井上さんも、このプロジェクトで得たものを沢山の人に体感してほしいと話してくださいました!
井上さん、ありがとうございます♪♪
第18回フィリピンの子どもたちのためのオーケストラプロジェクトでは、弦楽器・木管楽器・金管楽器・打楽器・カメラマンを大大大募集中です!
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皆さまのご応募、心よりお待ちしております!
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NPO法人セブンスピリットの法人活動理念
セブンスピリットはフィリピンの子ども達が音楽とスポーツを通して学び、子どもらしく遊べるように活動していく特定非営利活動法人です。貧困や紛争など世界には数え切れない問題がありますが、どこに生まれようとも、子ども達には学び、そして遊ぶ権利があります。そんな当たり前のことを当たり前のようにできる環境をつくっていきます。