【現地インタビュー】フィリピンメンバーへイロイロ聞いてみた!~SDGs Academia (YEP) ってなに?~
こんにちは!国内インターン4期生のひよりです🐥コロナ禍でオンラインにて実施しているプログラム、SDGs Academia ~Youth Exchange Program(以下YEP)~ について、とよちゃんと一緒にフィリピンの学生インターンにお話を聴いてみました!
ファシリテーターである彼女達ならではの視点を引き出してみようと思います!
インタビューに応じてくれた学生インターンNiñaさん
Sheilaさん
(以下、インタビューした内容を日本語に訳して記載しております。)
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①SDGs Acadenia (YEP)ってどんなプログラム?
Niñaさん:LOOB のオンライン国際交流プログラムのひとつで、日本とフィリピンの若者を繋げるものです。SDGsについて学んで意見を交換したり、お互いの文化などを知る場でもあります。
Sheilaさん:Niñaさんのいう通り、お互いの文化を知り、また SDGsについて話す場だと思います。
ーそうなんですね!お二人とも何回くらい参加しましたか?
Niñaさん:3ヶ月間で20回くらいですかね!
Sheilaさん:私も20回くらいです。Niñaさんと同じ!
ー結構参加されているんですね!ちなみにお二人のような学生インターンはプログラムではどんなことをするのでしょうか?
Niñaさん:主に、グループでの会話、ディスカッションが円滑に進むようにファシリテーターをします。またイロイロ市や活動地のカラフナン村、ごみ処理場の映像等をプログラム中に上映したりします。
②SDGs Acadenia (YEP)を行う中で、どんなところが好き?
ーお二人はYEPのどんなところが好きですか?
Niñaさん:私が好きなアクティビティはブレイクアウトルームで話し合う時です。フィリピンと日本で違う考え方、文化が知れるので、とても楽しいです。アイデアをシェアする中で、日本人の参加者がフィリピン人とは異なる意見を出すこともあり、教えるというよりも自分が学べることの方が多いですね。
Sheilaさん:アイデアをシェアするのが好きです。ブレイクアウトルームで交流する際に、日本の文化を知ることができたり、お互いを知ることで友達になれたりもします。また、学んだことをシェアすることもできるので。
③SDGs について理解が深まった?
ープログラム参加前から SDGsの知識はありましたか?また、参加してその知識は深まりましたか?
Niñaさん:はい、以前から知識はありました。自分には知る責任があると思っていたので、以前から調べてはいたんです。ただ、プログラムへ参加したことで、SDGsについてより詳しく知ることができたと思います。
Sheilaさん:もともと SDGsについてはFacebookや記事などを読んで知っていましたが、知識はあまりありませんでした。しかし、プログラム参加後には、様々なSDGsのゴールがあることと、それをどう広げ、想像し、達成できるのかということに関して知識をつけることができました!
ーそれはよかったですね!ところで、Sheilaさんが最初にSDGsについて知りたいと思ったきっかけはなんですか?
Sheilaさん:目標2(貧困をゼロに)、目標4(質の高い教育をみんなに)、目標13(気候変動に具体的な対策を)の目標に興味を持ったからです。自然が好きで、守りたいと思っていました。また、助けを求める人を助けたい、とも。
ーNiñaさんは興味のあるSDGsのナンバーはありますか?
Niñaさん:私は目標4(質の高い教育をみんなに)です。教育は皆に与えられる権利だと思うので。皆が質の良い教育を受けられるようになるべきです。
ーなるほど。フィリピンでは教育に関して課題があるのでしょうか?
Niñaさん:ほとんどの学生が貧困に直面しています。そのために質の良い教育を受けられなかったり、学校に行くことができない子ども達が多くいます。また、それを改善することが出来ないでいるんです。また、公立の学校の中には、質の良い教育が与えられない学校があります。理由としては、政府の予算の都合が大きいです。
ーそうなんですね。。。ちなみにNiñaさんは学校に通えていましたか?
Niñaさん:はい、私は幸いにも学校に通える余裕があったので。小学校は近所の公立に通っていました。高校と大学は、CHEDという準私立の学校に通っています。
Sheilaさん:私は中学、高校、大学もCHEDの大学に通いました。
④YEPのプログラム、1ヶ月全6回の中で、一番好きな回は?なぜ?
Niñaさん:Day3の教育、そしてDay5のジェンダー平等の回です。Day3に関しては先ほど述べたように元々関心があるからです。またジェンダー平等に関して、私はこれが重要だと信じています。若い人は比較的オープンマインドだとは思いますが、もっとアクションが必要でしょう。
Sheilaさん:Day2の貧困と、Day3の教育です。Day2では、現地のフィリピンの人々が何を必要としているか、食料や教育について考えたのが興味深かったです。
⑤実際にSDGsへのアクションを実践している?
Niñaさん:はい、やっています。例えば、私はファストフードを食べるときに罪悪感を抱くんです。なぜなら、これにはプラスチックがたくさん使われているから。また、食べ物を粗末にしないように心がけています。他には、デパートではめったに服を買わず、代わりに古着屋や okaiokai と呼ばれるリサイクルショップで服を買います。
Sheilaさん:はい、しています。SDGsを学べるプログラムに積極的に参加し、友達や家族に得た知識をシェアするのもその一つです。また、マイボトル、エコバックを持ち歩くことででプラスチックの削減を心がけているのと、これを人にも勧めています。さらに、水や電気を節約するようにしています。
⑥プログラム内のファシリテートが上手でした!練習しているの?
Niñaさん:ありがとうございます、そんなことはないと思いますが笑。まだ十分ではないと思っています。心がけていることとしては、日本とフィリピンの架け橋になるために、フレンドリーに接するように勤めています。また、YEPに何度も参加した経験や他のフィリピン人インターンを観察していたことが力になっていると思います。
Sheilaさん:自分で上手とは思わないです笑。でも、やり方はわかっています。柔軟性を大切にしながら、司会、アイスブレーカー、英語レクチャーを行いました。
ーそうなんですね!LOOBはファシリテーターの方法などを教えてくれましたか?
Niñaさん:LOOBでは3日間の研修が行われ、どの ようにプログラムを進めるかなどを学ぶ機会があります。そのほかに1日だけ、ファシリテーターとしての役割やアイスブレイク、自己紹介をシュミレーションする日が設けられました。
Sheilaさん:また、フィリピン人スタッフのJOYさんとANNさんがYEPの期間中常にサポートしてくれるので、彼女達に助けられています!
⑦日本人と議論して驚いたことや学んだことは?
Niñaさん:はじめて知ったことがたくさんあります!一つ目は、日本でのごみ処理方法です。ごみを燃やしたりエネルギーに変えるという処理方法は、フィリピンとは大きく異なります。フィリピンではごみを燃やすことは違法です。だから衛生埋め立て場があるのです。
Sheilaさん:教育制度。似ているところも異なるところもありますね。例えば、教科や授業、施設などです。日本では授業はすべて日本語で行われるそうですが、フィリピンではフィリピン語の授業以外は英語で行われます。また、日本では学生が働けることにも驚きました。フィリピンでは、企業から卒業証明を求められてしまうため、たとえアルバイトであっても学生が仕事を得るのは難しいです。
⑧どのような日本人に本プログラムに参加して欲しい?
Niñaさん:これまでESAPやSDGs Academia YEPを通して、英語やフィリピンが好きな日本人にたくさん会ってきました。強いていうならば、ぜひ初参加の人にお会いしたいです!
Sheilaさん:学生やボランティアの人に参加してほしいです。フィリピンについて知りたい人や文化をシェアしたい人、SDGsについて知りたい人など、積極的な人を求めています。また、英語を勉強したい人もぜひ!私たちもそんな人をサポートしたいと考えているので!
ーありがとうございます!!
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いかがでしたか?
インタビューに協力してくれた、Niñaさん、Sheilaさん、ありがとうございました!
インタビューにも登場したLOOBのプログラムをご紹介します!
★SDGsアカデミア Youth Exchange Program
毎月開催!SDGsについて英語を活用して楽しく学ぶことができるオンラインプログラム!フィリピンのユースたちとの交流を通じて、文化交流や問題意識の共有ができるのが魅力です♪
詳細はこちらから↓
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