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更新日:2024/07/23
生活困窮家庭の子どもの学びと居場所を創る【学習支援コーディネーター募集】
NPO法人ユースコミュニティー基本情報
生活困窮家庭の子どもの新たな教育環境を一緒に創っていく熱意ある方を募集
募集対象 |
▼応募資格 一緒に働く人の年齢層について
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活動テーマ | |
勤務場所 |
西蒲田7-49-2 |
待遇 |
週5日フルタイム以外の勤務(週2~3回等)も応相談 |
勤務期間/頻度 |
勤務頻度:週2~5回 週5日フルタイム勤務の場合、完全週休2日制 残業無し(2022年実績) |
注目ポイント |
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募集人数 |
1名 |
職種 | |
祝い金 | 1,000~3,000円 祝い金とは? |
特徴 | |
応募方法 |
こちらのページから応募してください。 |
募集詳細
■業務内容…子どもたちの学習指導、イベント企画、教室全体の運営管理
学習教室の総合的なマネージメント(もしくはサブマネージメント)を行っていただきます。
▼子どもたちへの指導(補助)業務
・生徒への少人数指導またはアシスタント
・学習の進捗状況や生徒の様子などの記録
・生徒の進路指導・受験生の場合はスケジュール管理
▼講習やイベントの企画
・夏期・冬期講習の企画
・子どもたちとのイベントの企画/広報/当日運営/報告書作成
▼教室全体の運営管理
・ボランティアのマネージメント
・保護者面談・対応
・ステークホルダー(行政・企業)との電話・メール対応など
▼事務所運営のサポート
・事務・庶務の補助
・事業のアイディア出しや監督
・団体SNS、Webサイトの更新/各プロジェクトの資料作成等
【期待する成果】
子どもと保護者、さらには大学生ボランティアとの信頼関係を築き、ユースコミュニティーの主たる活動である学習支援教室の円滑な運営を期待しています。
応募から採用まで
①第一次選考:書類審査(応募専用の履歴書をメールにて送付します)
②第二次選考:説明会&現場見学会の参加
③第三次選考:最終面接
※次の選考ステップに進まれる方のみ、ご連絡いたします。
※面接は複数回に及ぶことがあります。
※取得した個人情報は、採用選考にのみ使用します。
体験談・雰囲気
この求人の体験談
【子ども達の可能性を開く】
母子家庭のお母さんが精神疾患で家事が出来ず、家族の食事の準備をしている女の子、または父親がひきこもりのアル中で生活保護を受け、5年生から不登校になっている男の子、こうした様々な困難を抱えている子どもたちに向け、血の通った教育を通じた将来の可能性を開く仕事をしています。
教室にはじめて来る時は、嫌々だった子ども達が、最後には笑顔で、「教室のある今日の曜日が楽しくなった」と言って帰っていく姿を見るのが何よりのやりがいです。
学習教室の運営、子どもたちに向けたイベント企画など、様々な場面で活躍できます。これまでの経験を活かし一緒に楽しい教室や地域のイベントを作っていきましょう!
この求人の雰囲気
この仕事のやりがい
・小規模な組織のため、自分で主体的に考え、工夫する機会が多く、自由度の高い職場です。
・自分の仕事が、地域の子どもや保護者たちを支えているという実感を持てます。
・子どもの貧困に関する取り組みは日本ではまだ新しい領域のため、社会課題の最前線で仕事ができます。
・今後、自分で新しい企画を立ち上げたり、さまざまな事業に関われる可能性があいます。
・行政機関、企業、学校、他のNPOなど、多様な組織とネットワークをつくることができます。
入社後1ヶ月のイメージ
多種多様なバックグラウンドを持つ社員およびボランティアと共に、教室での学習やイベントなどの事業運営を一緒に担当します。
経済格差の中で、苦しんでいる子ども達がいます。塾や習い事に通えず、その結果、学校の授業のスピードについていけず、先生の話を聞き洩らす。決まった計算はできるのに、文章題になると式が立てられない。そんな子ども達は頑張っているのに、なかなか成果が現れず、努力不足と言われ傷ついています。でも、勉強がしたい、みんなと同じように将来に希望を持ちたいと、彼らは願っています。
ユースコミュニティーの学習支援は本人と保護者の面談の中で、その子の特性をきちんと理解することから始めます。その子の苦手なこと、苦手を克服するために必要なことは、それぞれ違っています。コツコツそれらを補っていくと、つまずきが少なくなり、できることがどんどん増えていきます。
その子に一番あった方法を考え、寄り添いながら支援し、困難を改善し、生きるための力を身につけさせていくのが私たちの学習支援です。この活動を通じ、子ども達の持っている可能性をともに広げていきましょう!
[代表プロフィール]
2012年、学習支援を地域に広げるため、任意団体ユースコミュニティーを設立。2014年にNPO法人化。代表理事に就任 2016年5月より団体の専従を務める
行政の委員歴:2014~15年大田区青少年問題協議会委員、2016年大田区子どもの貧困対策に関する計画検討委員(2016年度末解散)、2017年~現在、大田区子どもの生活応援プラン推進委員に就任
特徴 | |
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男女比 |
男性:50%、女性:50% |
法人情報
代表者 |
濱住 邦彦 |
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設立年 |
2012年 |
法人格 |
NPO法人 |
ユースコミュニティーの法人活動理念
「子どもの孤立」が社会問題としてクローズアップされる中、独自の実態調査を行う自治体が増えています。
調査結果から判明したことは、
「頑張っても報われることはない」「自分は価値のない人間だと思う」
といった考えを持った子どもたちの存在。
自己肯定感がないまま、大人になっていく
そんな子どもたちを想像できますか?
私たちユースコミュニティーは
子どもたちの将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、
地域力を活かし必要な環境整備と教育の機会均等を図り、子どもたちが自分の可能性を信じて
未来を切り拓く力を身につけることを目指しています。
私たちのビジョンとミッション
ユースコミュニティーは、親の経済状況によって、子どもの可能性が奪われてしまう、いわゆる「教育格差」はあってはならないと考えています。
2012年の設立以来、地域の課題は地域で解決すること。生きづらさを抱えている子ども達の支援を取り組み、無料の学習教室や地域イベントなどを開催し、「地域の子ども達が将来への夢や希望を持てる社会の実現」を目指しています。さらに、子どもの支援活動を契機に、地域の大人たちが集い、そこに新たなコミュニティーを作っていく…そんな人にやさしい地域社会の実現を目指しています。
ユースコミュニティーの法人活動内容
大田区内で学習支援教室を13教室運営。
家庭の事情によらず誰でも利用できる教室づくりを進めると同時に、イベント活動や地域のお祭りなども取り組んでいます。写真は、キャンプ合宿の一幕。
取り組む社会課題:『教育格差』
「教育格差」の問題の現状
格差社会、生活困窮などが社会問題としてクローズアップされ、現在では課題解決に取り組むNPOや行政の施策など、様々な形で支援の輪が全国的に広がってきています。とりわけ子どもの問題では、家庭の経済状況により将来の選択肢が限定されないよう、学習習慣の確立から基礎学力の定着、そして高校進学等を通じての努力体験による自己肯定感の育成を目的とした学習支援。さらには保護者を支援するソーシャルワークについても重要になっています。
子どもの学習支援活動において、とりわけ大事なのは、その活動が教育の一翼を担うということです。すなわちそれは子ども達を向上させることが求められています。すでに多くの識者や科学的データーが示すように、人間にとって中学~高校の思春期という時期は、心身ともに急激に成長する期間であると同時に、あらゆることを学んで習得し、吸収するに最も適した一生で一度しかない大切な時間です。
私たちの学習支援活動では、こうした世代の子ども達を対象にしているため、一人ひとりの子どもたちの生涯において、非常に重要な影響を与える活動であることをまずは心得ておく必要があります。
皆様が学習支援サポーターとして活動していくにあたり、一番大切なことは、子どもとの信頼関係を築きながら、子ども達を向上させていくことです。
学習支援というといわゆる「居場所」的な、学習というよりは「学童」のような活動に近いものをイメージされる方もいらっしゃいます。もちろん子ども達の気持ちを大切にしながら、寄り添っていくことは大切です。しかし彼らはごく近い将来大人になり、自立して社会の中で生きていかなければなりません。中学や高校といった時期はまさにその準備期間にあたります。
基礎学力の定着や高校進学、希望の進路を目指した学習支援活動をする中で、時には子ども達が嫌がることを提案・実践しなければならない場面もあるかと思いますが、その際重要になるのは上述した「信頼関係」です。「〇〇さんが言うのだったら、自宅でも勉強をしてみよう」「〇〇先生が、僕のためを思って、遅れている単元を宿題で出してくれたのだから、頑張らないと」こうした関係性を築きながら、子ども達の学習を支援していっていただきたいと思います。子ども達がわたしたちの教室で学び、努力した経験は、彼らが大人になってからもどんな環境においても必ず役に立つと確信しています。
「教育格差」の問題が発生する原因や抱える課題
個人心理学の祖であるアルフレッド・アドラーは、教育の役割を重視し、第1次大戦後、荒廃したウィーンに世界初の児童相談所を設立、やがて欧州全土に普及させるなど多大な影響を与えました。
アドラーの次のような有名な言葉があります。
Somebody must begin. Even as other people is not a cooperative, it is not relevant to you. My advice is this. You should begin. Without that other person is thinking, such as whether it is a cooperative.
そしてアドラーの有名な心理学の理論に「共同体感覚」という考え方があります。かいつまんで言えば、和をもって尊しとなす日本の古きよき文化そのものです。協和、協調を重んじることこそが共同体の中で人が幸福に暮らしていくための鍵だとアドラーは述べています。
現在、子どもの貧困がこれほどまでにクローズアップされているのは、つまるところ、長い間受け継がれてきた家族のありかた、戦後の終身雇用制度、地域のコミュニティー等が、ある時期をさかいに急激にしぼんでしまったからではないかと私たちは考えています。
和をもって尊しとなす日本の古き良き文化が崩れていったことで、私たちは共同体感覚を感じにくくなり、その結果「自分さえよければ」という個人主義や自己責任論に陥ってしまっているではないでしょうか?
「教育格差」の問題の解決策
そんな中、経済的に困難を抱える子どもたちの「助け」になりたいとの志を持つ人達が多く集まっています。私たちの活動では、子どもの学習支援を契機に、支援者同士の繋がりとコミュニティーを形成してきました。
こうしたことも合わせて、この活動の大きな意義だと感じています。
学習支援は「子ども達の居場所」と言われいますが、同時に「支援者(大人たち)の居場所」でもあります。
子どもの支援を契機に地域の大人たちが集い、学校や職場以外の繋がりができ、地域の課題を地域の大人達で解決していく社会ができれば何と素晴らしいことでしょう!
勇気を出して活動にコミットしようとする皆様が、ご自身の人生に実りのあるものを得られるよう願っています。
活動実績
2000年
2012年5月 団体の設立準備。「ユースコミュニティー」に名称決定。
2012年8月 大田区大森西図書館会議室にて「夏休み宿題お助け塾」を開催。
2012年12月 団体規約最終案作成。大田区ジャンプアップ助成に採択。福祉事務所と連携して中学生の学習支援事業を開始。
2013年4月 学習支援教室「自由塾・大森教室」を大田区山王のカフェヴェルデで開催。
2013年12月 NPO法人アスイク、㈱すららネットと業務提携。
2014年4月 学習支援教室「自由塾・蒲田教室」を大田区西蒲田のナイス㈱で開催。
2014年6月 セカンドハーベスト・ジャパンと連携。
2014年7月 日本コスモトピア㈱と業務提携。
2014年8月 TBSテレビで紹介。
2014年10月 学習支援教室「自由塾・仲池上教室」をパルシステム内で開催。NPO法人化。
2015年11月 学習支援教室「自由塾・蒲田教室」が若葉婦人会館内に移転。生徒在籍数が50名を超える。
2016年5月 生活困窮者自立支援法にもとづく「子どもの学習支援事業」を大田区から受託。
2017年1月 学習支援教室「自由塾・糀谷教室」を池上長寿園内で開催。
2017年3月 住友生命子育て「子ども未来賞」受賞。
2017年4月 六郷ユースクラブを開始。
2018年4月 子どもの未来応援基金の助成団体、ベネッセ子ども基金の助成団体、ろうきん若者応援ファンドの助成団体に採択。
2019年4月 福祉医療機構(WAM)の助成団体に採択。
2019年9月 NTTドコモ市民活動助成団体に採択。
2020年3月 臨時休校に伴う、「大田区の子どもの生活支援プロジェクト」を生協や子ども食堂と連携して開始。
2021年12月日本財団と連携し、こども第三の居場所事業を開始。
2023年5月エクセレントNPO「市民賞」受賞