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更新日:2024/08/13

医療・福祉分野:能登町の古民家に住んで、被さい者支援に取り組もう!

特定非営利活動法人 日本リザルツ
  • 勤務場所

    石川 鳳珠郡[能登町松波] (農家様から古民家を借りてフルリノベーションし、事務所兼宿舎として利用します。)

  • 待遇

    月給250,000〜250,000円

  • 勤務頻度

    週4~5回

  • 勤務期間

    1年からOK

基本情報

能登町の古民家を拠点に、能登半島地震の被さい者、特に高齢者の支援活動のリーダーとなっていただきます。理事長の指揮のもと拠点を運営し、医療・福祉専門家などと実際に仮設住宅等を訪問して支援活動をします。

募集対象
  • 新卒採用
  • 中途採用
  • 古民家に住みながら、じっくり腰を据えて支援活動に取り組む意欲のある方を歓迎します。

    一緒に働く人の年齢層について

    • 20代
    • 30代
    • 40代
    • 50代〜
    • 世代を超えた参加歓迎
    • シニア歓迎

    活動テーマ
    勤務場所

    農家様から古民家を借りてフルリノベーションし、事務所兼宿舎として利用します。

    待遇
    • 月給250,000〜250,000円
    勤務期間/頻度

    勤務頻度:週4~5回
    勤務期間:1年からOK

    正職員として採用いたします。事業期間は5年程度を予定しており、その間継続して雇用いたします。

    注目ポイント
    • 能登町 古民家での生活
    募集人数

    2名

    職種
    祝い金 3,000円 祝い金とは?
    特徴
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    募集詳細

    能登の古民家を、近くの農園経営の方からお借りして、拠点(事務所兼住居)として利用します。

    そちらから車移動で、能登町はじめ周辺自治体(輪島市、七尾市、穴水町、志賀町など)にお住いの被さい者のお宅に戸別訪問します。

    主な目的は、特にご高齢の方の社会的孤独や、これが原因となる心身の不調を和らげ、「こころの復興」を応援することにあります。コミュニケーションのツールとして老眼鏡を用意しています。震災で破損・滅失したり、体調の変化で度数が合わなくなった方も少なくありませんし、そもそも購入する機会がなく、不自由を我慢している方も多くいらっしゃいますので、こうした方に無償でメガネを提供しながら、身の回りのお困りごとやお悩みごとの会話に結び付けていきます。「話をきいてもらってすっきりした」という方もいますし、帯同した医師や、弁護士に相談してもらって問題解決に繋がればこれに勝るものはありません。

    また、今まで農作業を生きがいにしてこられた方にしてみると、仮設住宅ではそうした作業ができず手持無沙汰になる方もいらっしゃいます。そうした方には「アサガオを一緒に育てませんか」と話しかけて、草花を育てることをお勧めしています。ご近所同士で話をするきっかけにもなりますし、日々生長するアサガオに、命の営みを感じ取ってもらえれば退屈も少し紛らわせるのではないかとの思いで行っています。

    どれもこれも一日で成果の出るものではなく、根気よく通って活動を続けるしかありませんが、被さい者、ことにお年寄りにとっては大切なものだという信念から、これまで東北大震災や熊本地震の被さい地で活動をしてきました。

    高齢化や人口減少が進む能登地域では、これら地域以上にこうした活動が必要だと考えています。

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    体験談・雰囲気

    この求人の体験談

    *リザルツ公式ブログからご紹介(被さい者の二次避難所のホテルで活動した時の所感です)。

    (その1)(2月13日のブログから)

    「能登半島地震から早や1か月半が経ちました。

    日本リザルツ職員として、私の初めてのボランティア活動は、金沢市のいしかわ総合スポーツセンターにお邪魔をして、高齢者の方に老眼鏡を配布することでした。

    以前からお世話になっている、眼鏡市場さんから寄贈いただいた老眼鏡を携えて金沢市に向かいました。スポーツセンターのメインアリーナに立ち入らせていただき、メガネの配布をいたしました。こちらは、1.5次避難所という位置づけの施設で、約300個のドームテントに被さい者の方が身を寄せておられます。11日から13日の三日間で計約80人の方に老眼鏡をお渡しすることができました。

    突然の地震でしたので、多くの人は命からがら、着の身着のまま避難するのが精いっぱいです。老眼鏡を携えて避難された方、ご自宅から幸いに老眼鏡を持ち出せた方はごく一部です。落ち着いて新聞を読もうと思っても、老眼鏡がなく非常に不自由を感じているところでしたので、多くの方には大変喜んでいただくことができました。また、これまで老眼鏡を使ったことがない方にもお勧めしたところ、「びっくりするくらいよく見える」とのお声をいただきました。

    今回老眼鏡の配布をする中で気が付いたことは、ご高齢者の多くは、老眼とは別に、白内障や網膜剥離など目に支障がある方も多く、避難中も継続的な治療のフォローが必要ではないかとも感じました。耳が不自由な方も多く、コミュニケーションをとるのが大変な方もいらっしゃいましたが、全国から集まってきている介護スタッフの方が、親身に、きめ細かく対応されていることも非常に頭の下がる光景でした。

    高齢者の方のお話を聞く機会にも恵まれました。輪島、珠洲ご出身の方が多くいらっしゃいましたが、水道などのインフラが復旧したり、仮設住宅が割り当てられるなど、一定の条件が整えば、多くの方は、故郷に帰りたいと強く願っていることが印象に残ります。また、こちらの避難所は大変快適であるが、近所の人とばらばらになって、連絡も取れないことが寂しい、などのお声を伺いました。

    物理的な、家屋やインフラの復旧もさることながら、人々は地域の方々とお互いを支えあって生きているのであり、コミュニティを復旧することが真の復興の第一歩ではないかと強く実感した次第です。

    今日最後に、以前民謡教室で一緒で、こちらの避難所で何十年ぶりかに再会を果たしたご婦人お二人のお話を聞くことができました。お一方の93歳のおばあさんは、民謡が大好きで、日中牛の乳しぼりの仕事を終えて、夜間、ご主人に叱られながら民謡教室に通ったそうです。そのおばあさんは、自ら山中節の一節を歌って下さいました。若々しいお声に驚くとともに、ご家族やご近所の方々と一緒に歌を楽しめる、穏やかな日常生活が一日も早く戻ることを祈らずにはいられませんでした。」


    (その2)(3月24日のブログから)

    「3月17日~3月19日は、白石さん(日本リザルツOB)と一緒に粟津温泉で老眼鏡の配布活動をしました。

    3月17日は「あわづグランドホテル」で、こちらは4月末まで被さい者の方が滞在する予定だそうです。最初は110名いらっしゃいましたが、現在は62名が滞在しています。このホテルに滞在する方々の特徴は、子どもが多いことで、子どもたちの笑い声がよく聞こえました。


    以下、滞在されている方から伺ったお話のうち、印象に残ったことを書き留めます。

    ☆珠洲岬出身の60代の男性から。「家は津波で消えてしまい、津波警報を聞いて近所の方たちと一緒に車で山に逃げました。そのお蔭で車があります」。幸い仮設住宅に当たったので家族3人と来週地元に戻る予定だそうです。会社は定年退職したとのことですが、生活の心配はなさそうで、地元に戻ったら、バイトと畑仕事をする予定だそうです。


    ☆70代農家仕事のご夫婦から。地元に戻りたいが、役所から何の情報もない、仲間たちからいろいろ情報は聞くものの、どこまでが正しいのかわからず、困っていると伺いました。


    3月18日は、「のとや」で配布活動をしました。

    ☆こちらの旅館では、家族ではない数人が一緒に一続きの部屋に泊まる(例:415室には4人の女性、416室は冷蔵庫などの共有スペース、417室には3人の男性)という形態で、これまで訪れたホテルなどと異なり、ちょっと驚きました。


    ☆60代前半の男性からは、大阪で定年退職後に輪島に戻り、直後のお正月に地震に遭遇したという話を聞きました。初めは戻らなくても良かったと言いながら、現在は仮設住宅の申請中で、結果はまだ出ていませんが、やはり地元に戻りたい、と仰っていました。


    3月19日は、「喜多八ホテル」で配布活動をしました。そして白石さんと一緒に配布活動をするのは今日が最終日です。

    ☆80代、珠洲出身の男性。大阪で約60年間インテリアの仕事をしました。55歳の時に親会社が倒産し、莫大な負債を抱え、11年間で返済完了しました。その後、奥さまの健康状態が良くないことから、空気が良い地元に戻りました。奥さまは2年前にお亡くなりになりましたが、食事もとれないまま亡くなったことが、一番の後悔だそうです。今は一人で粟津温泉に来ています。お子さんは珠洲の病院に勤めており、今も珠洲にいます。落ち込んでいる姿を見ると、何を話すべきか、よく分かりませんでした。

    この3週間、被さい者からいろいろお話を聞くことができました。一番強く感じたのは、被さい者の多くが故郷に戻ることを希望しており、そのため行政がもっと積極的に被さい者に必要な情報を伝える必要があるのではないか、という点です。」


    *スタッフ石島の投稿が、北國新聞に掲載されました。

    特徴
    男女比

    男性:40%、女性:60%

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    法人情報

    特定非営利活動法人 日本リザルツ

    代表者

    白須紀子

    設立年

    1989年

    法人格

    NPO法人

    日本リザルツの法人活動理念

    「私たち一人ひとりに世界を変えていく力がある」。

    日本リザルツの法人活動内容

    リザルツは、政策提言や普及啓発活動(アドボカシー活動)を行っている国際市民グループ(NGO)です。民意の反映された国際援助を実現し、飢餓と貧困の根絶を最優先とする"政治的意思"の確立に向け活動しています。1985年米国で設立されました。日本リザルツは1989年に発足。イギリス、オーストラリア、カナダ、ドイツ、メキシコ、フランス等のパートナーと共に、各国ODA(政府開発援助)政策等において、貧困対策を重視することの必要性を政府に提言しています。私たちの活動は、草の根の市民から、南アフリカ元大統領ネルソン・マンデラ氏や、米国国務長官ヒラリー・クリントン氏、経済学者ジェフリー・サックス氏など、世界の著名人に至るまで、幅広い層から支持されています。また、ノーべル平和賞を受賞したグラミン銀行総裁のムハマド・ユヌス氏は、日本リザルツの名誉顧問です。

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