「DAN DAN RUN」実行委員会
~「日本に逃れてきた難民を助けたい」という想いをひとつに~
日本に逃れてきた難民を支援するチャリティラン&ウォーク「DAN DAN RUN」は、認定NPO法人 難民支援協会(JAR)の協力のもと、ボランティアから成る「DAN DAN RUN」実行委員会が企画・運営しています。
実行委員会は、年齢や職業、住んでいる場所を問わず、オンライン上でコミュニケーションが可能な方でしたら、誰でも参加が可能です。
どんな人が実行委員をしているの?
社会人が大半を占めますが、ボランティアは初めての方も多く、学生時代に難民問題について学んだことがある方やフードドライブでボランティアをしたことがある方など、バックグランドはさまざまです。
しかし、「日本に逃れてきた難民を支援したい」という熱い想いは、みんな一緒です。
実行委員会はどんなチームで構成されているの?
実行委員会は以下の7チームで構成されており、一部の実行委員は複数のチームを兼任することもあります。
対面チーム:会場大会の企画・運営および会場内の受付・荷物預り等の運営を行います。運営マニュアルの作成、備品の管理、開会式・閉会式の運営が含まれます。
参加者募集・管理・対応チーム:参加者申し込みサイトの開設、参加者の申し込み管理や問い合わせ対応、大会前後の参加者への連絡を行います。
オンライン・コンテンツチーム:オンラインで開催される大会の運営を行います。参加者が使用するアプリの選定やオンライン開会式の企画・運営、また他のチームと連携して、現地大会で掲示する展示物の制作を行います。
広報チーム:難民の方々への理解と共感を広める啓蒙活動と大会の参加者を募るためのPR活動を行います。「DAN DAN RUN」のホームぺージやSNSの運用、その他のサイトでの宣伝やちらしの制作&配布、プレスリリースの発信やメディア対応を行います。
協賛チーム:大会の協賛企業・団体を募り、協力を要請します。資金協賛以外にも、物品やサービスの無償提供を依頼したり、ご協力いただいた企業・団体の情報を「DAN DAN RUN」のホームぺージやSNSで発信したりします。JARのスタッフも普段関わりのある企業・団体に協賛を依頼します。2025年は初めてクラウドファンディングにも挑戦します。
チャリティグッズチーム:Tシャツなどのチャリティグッズを制作・販売します。2025年にはTシャツのデザイン・
コンペを実施しました。チャリティグッズの発注&発送はオリジナルTシャツ制作サイト「Up-T」を活用しています。
備品管理&経理チーム:運営に必要な備品の管理、大会の予算策定や出入金などの会計を担当します。
実行委員は普段どうやって連絡を取り合っているの?
大会までの約半年間、実行委員はオンライン・コミュニケーション・ツール「Slack」で連絡を取り合い、月に2回、Zoomで開催するオンライン・ミーティングで重要案件を話し合います。
また各チーム内ではZoomやSkypeなどを用いて随時、オンライン・ミーティングを行っています。
JARはどう関わっているの?
JARは実行委員会の全体ミーティングに参加しながら、難民問題に関する情報提供、実行委員会の広報内容の確認、SNS等での広報を中心に協力しています。
また、協賛企業との連絡についても実行委員会とJARと分担して行っています。
「DAN DAN RUN 2025」の実行委員の紹介
2025年2月現在、合計約15名の実行委員が活動しており、こちらではメンバーの一部を紹介します。
各メンバーの詳細な紹介は、「DAN DAN RUN」のホームページやSNSをご覧ください。
「DAN DAN RUN」は、認定NPO法人 難民支援協会(JAR)の協力のもと、ボランティアを中心とした「DAN DAN RUN 実行委員会」が、毎年1回、主催しているチャリティラン&ウォーク大会です。
「DAN DAN RUN 2025」は記念すべき10回目の開催となり、現在、約13名の実行委員のボランティアが5月の開催に向けて準備を進めています。
2014年2月に初めて計画された際(豪雪により6月に延期)、人権侵害や紛争から日本に逃れて来た難民の方々に《暖かい冬を届けよう》という想いを込めて、大会の名前を「DAN DAN RUN」(暖暖走)と名付けました。
ボランティアと参加者が共に作り上げる当大会の目的は、次の通りです。
1)認定NPO法人 難民支援協会(JAR)のビジョン「難民の尊厳と安心が守られ、ともに暮らせる社会へ」をもとに、難民の方々への理解と共感を広め、一人ひとりを支援するための資金を集めます。
コロナ禍による中断を余儀なくされつつも、「DAN DAN RUN」は過去10年間に9回、開催され、2022年からはアプリを使って参加者が開催期間中、好きな時間に好きな場所でラン&ウォークするオンライン・イベントも始めました。
大会で得られた収益はJARの活動全般に使用されます。
具体的には、難民認定のための「法的支援」、難民の生き抜く力を支える「生活支援」、地域社会で暮らし経済的に自立するための「定住支援」、難民受け入れ政策を促す「政策提言・ネットワーク」、そして難民受け入れの潮流をつくる「広報活動」といった活動を行っています。
「DAN DAN RUN 2024」は26名の実行委員で企画され、会場とオンラインの大会に合計359名の方々にお申込みいただき、当日のボランティアとして34名が参加しました。
2025/02/21更新
世界には1億2千万人の難民
国連難民高等弁務官(UNHCR)によると*、世界で、紛争や迫害、人権侵害などにより移動を強いられた人は、2024年 5月時点で1億 2,000万人と、日本の人口に相当する人数に達しています。
これは過去最多、12年連続の増加です。
スーダン、コンゴ民主共和国、ミャンマー、パレスチナ、シリア、アフガニスタン、ウクライナでの情勢など、新たに勃発した紛争に加え、長期化した危機が解決していないことが増加の背景にあります。
*UNHCR「Global Trends 2023」 グラフは、難民、庇護希望者、国内避難民、その他の国際保護を必要としている人を合わせた人数(JAR年次報告書2023年度版より抜粋)
申請者の2%しか認定されない日本の難民認定制度
難民条約に基づく日本の難民受け入れは、あまりに厳しい状況が続いています。
2023年は、13,823人が日本で難民申請を行いましたが、認定されたのは303人で、申請者のわずか2%にとどまります。
一方で、7,627人が不認定とされています*。
日本では、難民認定の実務を出入国在留管理庁が担っており、難民を「保護する(助ける)」というよりは、「管理する(取り締まる)」という視点が強いといえます。
国際基準と比較すると、だれが「難民」かを決める認定基準や、公平性、透明性を確保した手続きの基準、難民の受け入れ体制などが不十分です。
難民を治安悪化や社会のリスクとつなげるなど、難民受け入れに関する根拠のない誤解や偏見も、現状の厳しい受け入れ状況を後ろ支えしているかもしれません。
* 申請後、難民認定の結果が出るまで数年かかることから、申請数と認定・不認定の人数との合計に相違が出ます。審査請求(不服申立て)での不認定件数を含みます。
出典:出入国在留管理庁資料より作成
2025/02/21更新
難民とは、紛争や人権侵害などから自分の命を守るためにやむを得ず母国を追われ、逃げざるを得ない人たちのことです。
迫害の理由や出身国は様々で、その背景には、民主化活動に参加したことや宗教上の改宗をしたこと、性的マイノリティであるなど、一人ひとり違った事情があります。
経済的に困っていることは難民の要件ではなく、経済的に困窮する難民も多い一方、資産家や著名人であることから迫害を受け難民になる人もいます。家族や友人と日々の生活を送っていたのに、突然逃れざるを得ない状況に追い込まれた人もいれば、生まれた時から何年もずっと難民キャンプにいる人もいます。
出典:認定NPO法人 難民支援協会(JAR)のホームページ, 「難民にまつわる12のよくある質問」
2025/02/21更新
認定NPO法人 難民支援協会(JAR)では、日本に逃れてきた難民に対して、難民認定のための「法的支援」、難民の生き抜く力を支える「生活支援」、地域社会で暮らし経済的に自立するための「定住支援」、難民受け入れ政策を促す「政策提言・ネットワーク」、そして難民受け入れの潮流をつくる「広報活動」といった活動を行っています。
こちらのサイトでご案内している、チャリティラン&ウォーク「DAN DAN RUN」は、日本に逃れてきた難民を支援するため、JARのボランティアが企画・推進しており、大会で得られた収益はJARの活動全般に使用されています。
前年の秋から冬にかけて実行委員を募集します。
ご興味がある方は、「DAN DAN RUN」の公式ホームページの「お問い合わせ」からご連絡ください。
「DAN DAN RUN」の公式ホームページ:https://dandanrun.org/
またJARのボランティア・メーリングリストでも募集しますので、認定NPO法人 難民支援協会(JAR)のホームぺージのお問い合わせからこちらのメーリングリストにもご登録ください。
認定NPO法人 難民支援協会(JAR)の公式ホームページ:https://www.refugee.or.jp/contact/
例年、約20名のボランティアが実行委員として参加し、チームに分かれて計画を策定し、春先に当日のボランティアを追加募集します。
ほとんどの実行委員がひとりで参加しているほか、初めて実行委員に参加するボランティアが過半数を占めます。
2014年06月
2014年2月開催に向けて計画されるも、豪雪により中止となり、同年6月に開催。
団体名 |
「DAN DAN RUN」実行委員会 |
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法人格 |
任意団体 |
HPのURL | https://dandanrun.org/ |
代表者 |
広報担当ボランティア: 田中 ボランティア担当:松本 |
設立年 |
2014年 |
FacebookページのURL | https://www.facebook.com/dandanrun |