えんぎ塾(無料塾)@羽村/青梅/瑞穂/あきる野
子どものまなび、地域のちから
かつて、ある男の子が山梨の小さな町の"寺子屋"で、数字遊びをしたり、「ありがとう」や「ごめんなさい」の意味を学んだりしました。
その子は、温泉街の片隅で暮らす、若い両親のもとに生まれました。
生活は決して豊かではなかったけれど、そこには人がいて、言葉があり、まなびがありました。
その時間が、彼の背骨になりました。
今、その子は大人になり、「えんぎ塾」という場所を作りました。
えんぎ塾には、勉強を「教える人」と「教わる人」はいません。
ただ、一緒に学ぶ人たちがいるだけです。
子どもが宿題をひらくと、
隣の講師がそっと「どう思う?」と問いかける。
考える力が生まれる。
わからない時は、学年をさかのぼって、最初からやり直す。
それは、遠回りではなく、"その子のスピードで進む"ということ。
この塾には、お金のやりとりはありません。
代わりに、「まなび」があり、「まなびの中に生まれる縁(えにし)」があります。
"縁起(えんぎ)"とは、すべてが関係し合って生まれるという仏教の考え方。
だからこそ、えんぎ塾では誰もひとりじゃない。
教室の机の配置も、言葉のかけ方も、「ひとりにしない」ように工夫されています。
この場所では、子どもがまなび、
まなびが人をつなぎ、
つながりが地域を育てる。
誰かに教わったことを、いつか誰かに渡す日が来る。
その循環の中で、生まれるまなびは、教科書には載っていないけれど、
きっと一生の糧になる。
えんぎ塾が目指すのは、学力の向上だけではありません。
"自分を肯定できるまなび"
"誰かと共にいるちから"
"地域と共に生きていく物語"を、子どもたちが自ら紡げるようになることです。
子どものまなびは、地域のちからになる。
そして、地域のちからが、また子どもを支える。
えんぎ塾は、その小さな循環の、はじまりです。
えんぎ塾とは、どんな状況でも"学びたい"という子どもたちの気持ちを応援する、地域の無料個別学習塾です。
対象は小・中学生をメインに、ボランティア講師が授業を行っています。
毎週2時間、無料で学び放題です!
子どもたちが、安心して、ゆっくり、自分のペースで学べる場所を目指しています。
2025/07/22更新
良い学校へ、良い塾へ。必要なのは、お金と、、、
教育も子育てもどんどんお金でやりとりできるものへと変わっています。
しかし、知の伝達や学びの共有に本来お金は必要なものだったでしょうか。
気が付けば学校の勉強についていけなくなっている。
だから気まずい。学校へ行きたくない。
授業を聞いていても分からない。テストで評価されたくない。
でも頑張らないと良い高校に行けない。
そうして、本意を隠して机に向き合う振りをする。
学力が伸びないことには、十把一絡げに語れない子ども毎の背景があります。
だから、そうした背景にも心配りをしながら、一人一人に合った勉強の仕方を確立し、学力を伸ばしていく必要があります。
2025/07/22更新
原因の一つは、教育や子育てが商品経済化していることが考えられます。簡単に言うと、良い仕事のために、良い学校へ行き、良い学校のために、良い塾に行く。良い塾に入るために、なるべく早い年次から入塾する。こういう一連の流れがあります。
つまり、商品経済化することで、教育も子育ても投資の対象となり、リターンを期待されているものになりつつあり、こうした考えが徐々に浸透しています。
2025/07/22更新
正直なところ、よくわかっていません。
しかし、お金のやり取りがなく学べる場所、もっと言うと学びをプレゼントし、それを安心して受け取れる場所が必要なんだと考えています。
2025年
3月 羽村えんぎ塾発足
4月 羽村教室を開講
6月 青梅友田教室を開講
団体名を「えんぎ塾」へ変更
瑞穂つばめ水井装備教室を開講
7月 あきる野まなび教室を開講
塾生20名、ボランティア講師10名突破
団体名 |
えんぎ塾(無料塾)@羽村/青梅/瑞穂/あきる野 |
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法人格 |
任意団体 |
HPのURL | https://hamuraengijuku.studio.site/ |
代表者 |
大柴秀太 |
設立年 |
2025年 |