生まれ育った環境や経済力に関係なく、子どもたちの将来の選択肢を広げるための学びの場をつくる

特定非営利活動法人マナビファクトリー

取り組む社会課題:『子どもの貧困』

「子どもの貧困」の問題の現状

2023/01/11更新

私たちは、日本中から貧困をなくしたいと思っています。貧困は、当事者の努力によって克服できるものではありません。貧困に苦しむ人たちは、彼らが怠けていたからそうなったのではありません。

日本の子どもの貧困率は7人に1人と言われています。

極端に言えば、7人に6人の子どもたちは、中高と学習塾に通いながら望む大学や専門学校に進学し、そこでは適度にアルバイトはしつつも部活動やサークルに入り、適度に遊んで交友関係も良好、余裕をもって就職活動に取り組むことが出来、概ね自分の望んだ企業に就職、社会人になってからは慣れない新生活にストレスもあるが、学生時代に出会った悩みを打ち明けられる多くの友人がいる…そんな姿も珍しくはないかもしれません。

では、そうではない1人はどうでしょう。

母子家庭でお母さんは家計を支えるためにパートを掛け持ちし、家にはほとんどおらず、部活動だけでもへとへとに疲れているのに、帰宅すると幼い弟妹の面倒を見て、自分の宿題にすら取り掛かる気力もない…。

中学1年生の2学期ごろから授業に少しずつついていけなくなり、提出物も出し切れずに成績は下がる一方。

経済的に私立の併願受験など出来ないため、偏差値的にギリギリな志望校にはチャレンジが出来ず、行きたいわけでもない定員割れの高校に進学。望んだ高校でないためモチベーションは上がらず、それでも将来の目標のために大学を目指すけれども予備校に行くお金などなく、進学のためのアルバイトをすれば学力面で大学が遠のく…。

かろうじて大学に入ることが出来ても、奨学金とアルバイトは必須で、サークルも思うように参加できず、成績もギリギリ。就職できても、今度は毎月の奨学金返済が待っている…。


…この子は、決して架空の登場人物ではなく、実際に私たちが過去に関わったことのある生徒です(本人にわからないように複数のケースを混ぜています)。そして、この現代の日本において、こういった境遇にある子どもたちが多くいる現実があります。

私たち無料塾マナビファクトリーは、生まれ育った環境によって子どもたちの将来が左右されることのない世の中を本気でつくることを目指します。

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