一般社団法人Luvtelli
私たちは日本で母子健康向上を目的として活動している一般社団法人ラブテリ(名称:ラブテリ トーキョー&ニューヨーク)と申します。私たちはこれまで10年間、母親と子どもの健康に関するさまざまな課題解決に取り組んできました。
順天堂大学との「卵巣年齢共同研究」、
女子栄養大学との「高崎妊婦栄養共同研究」をはじめ、
100を超えるメディアに取り上げられた働く女性の健康課題をまとめた「働き女子1,000名白書」、
子育て世帯3,000世帯を対象に実施した「こどもすくよか白書」を発表し、母子が抱える健康課題を顕在化してきました。
・人気育児雑誌が選ぶ「ペアレンティング・アワード2018」コト部門受賞
・日本栄養士会「84(栄養)selection 2019」受賞)
その中で、計7,000名を超える方を対象にした健康調査から、私たちが新たな社会課題と認識しているのが<母子貧血>です。
WHOが<貧血>を"世界でもっともポピュラーな栄養障害"としているように、日本においても貧血のため献血ができない女性が右肩上がりに増え続けています。
とくに20~30代の働く女性の92%が鉄分不足であり、鉄欠乏の女性は3人に1人と多く、勤務時間が長くなるほど鉄分の摂取量が少ないことも明らかになっています。
そして、妊娠中に貧血の状態であると、早産 / 低出生体重児 / 分娩時の出血多量リスク / 周産期死亡リスクが高くなります。さらに、産後1ヶ月の産褥期に貧血があると、産後うつリスクが高まることも国立成育医療センターの研究により明らかになっています。
このようにお母さんの貧血は産前産後のリスクを高めるのです。
お母さんの貧血は赤ちゃんにも影響を与えます。お腹の中の赤ちゃんは、妊娠後期にお母さんから鉄分をもらうため、早産やお母さんが貧血の場合は十分に鉄分をもらうことができず、生まれたときから貧血のリスクが高くなります。出生後、お母さんからもらった鉄分でやりくりできるのは生後6ヶ月間ほどで、それ以降、赤ちゃんの貧血のリスクはぐっと高まります(下記グラフ参照)。
このように、出生体重や出生週が問題なくとも、その後の離乳食の食べ具合や鉄分の量により、貧血リスクは高まり続けてしまいます。わたしたちのプレ調査でも約4割の幼児が貧血のリスクが高いことが分かっています。
私たちは、全国各地での啓蒙イベント開催、セミナー開催と同時に、「こども貧血共同研究」としてエビデンスの創出を行います。
研究の成果を国際論文として発表し、きちんとエビデンスを作った上で、ゆくゆくは全国の母子に無償で貧血チェックを受けていただくことを目標としています。
団体名 |
一般社団法人Luvtelli |
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法人格 |
一般社団法人 |
HPのURL | http://luvtelli.com |
代表者 |
細川モモ |
設立年 |
2009年 |
FacebookページのURL | https://www.facebook.com/luvtelli |