貧困のない、誰もが活き活きと生きられる社会へ

一般社団法人 グラミン日本

活動理念

誰もがいきいきと社会で活躍し、持続する社会へ

先進国と呼ばれる日本。しかしながら、格差は徐々に拡大し、今では国民の6人に1人が貧困ライン以下での生活を余儀なくされています。

現代の日本では、貧困は失職、病気、ケガ、事故、配偶者との離別・死別などによってほとんどの人に起こり得る、明日は我が身の問題になっています。

グラミン日本はグラミン銀行のノウハウを生かし、主に生活困窮の状態にあるシングルマザーや非正規労働の女性を中心に、マイクロファイナンスや5人組の互助関係を提供するとともに、多様な企業・団体とのパートナーシップの下で、就労および新たな事業機会を共創し、「一歩を踏み出す機会」を提供しています。

私達のゴールは、生活困窮の状態にある方が自立に向けた意欲を高め、「こうありたい」と願う夢に、一歩を踏み出せるようになることです。

そして、一歩を踏み出した方にとってグラミン日本が「家=心のよりどころ」となり、また、誰もがいきいきと活躍する持続可能な社会を実現することです。



グラミン日本が目指す社会

グラミン日本の理念は、次のような社会に日本の社会を変えていくことです。

・貧困・生活困窮に陥った時、そこから脱却する助けがセーフティネット/ソフトインフラとして整備されている社会

・生業的な起業(プチ起業/小商い)が普通にできる社会

・Job SeekerよりJob Creatorが活躍できる社会

・地域・コミュニティがお互いに助け合い、共感のある社会

・ユヌス・ソーシャルビジネス7原則(*)が実践される社会

・会社が、株主だけでなく経営者、社員、取引先、顧客、地域・コミュニティなど全ステークホルダーに貢献する社会


(*)ユヌス・ソーシャルビジネス7原則

1利益の最大化ではなく、社会問題の解決こそが目的であること

2財務的に持続可能であること

3投資家は投資額を回収するが、それ以上の配当は分配されないこと

4投資額以上の利益はソーシャルビジネスの拡大や改善のために使うこと

5環境へ配慮すること

6スタッフは標準以上の労働条件・給料を得ること

7楽しみながら仕事をすること

グラミン日本は、ユヌス・ソーシャルビジネス7原則に基づいて設立され、運営されています。



活動内容

グラミン日本の支援モデル

マイクロファイナンス(小口融資)とは

貧困や生活困窮の状態にある方々に低利・無担保で少額の融資を行い、こうした方々が起業や就労によって貧困や生活困窮から脱却し、自立するのを支援する仕組みです。

グラミン日本は、グラミン銀行のノウハウを生かした融資を行っています。

また、グラミン日本のマイクロファイナンスでは、自立したいけれど、どこから始めたらいいか分からない方を対象に、自分を見つめ、自分なりのゴールを定め、就労・起業に結びつけるところまでグラミンの講師が寄り添う、体験型ワークショップ「ミライWorkShop」を開催しています。


就労支援事業について

企業・自治体等のパートナーとともに、困窮するシングルマザーを中心とした女性の経済的自立に向けた様々な就労支援を行っています。


休眠預金等活用事業

休眠預金等活用事業の実行団体、資金分配団体として採択を受け、未来のために一歩を踏み出したい方々に対して様々な就労支援プログラムを提供しています。


○でじたる女子プログラム

生活困窮者への経済的自立支援を目的として、デジタル・プラットフォームを活用した雇用機会をマッチングさせる就労支援及びデジタル人材育成のためのプログラムです



グラミン日本のビジネスモデル

グラミン日本においても、グラミン銀行やグラミンアメリカと同様に、借り手が5人一組となって互助グループを作り、起業や就労の準備のための融資を受けます。グラミン日本は、働く意欲はあっても今はお金がない方々に融資と様々な支援をワンセットで提供し、融資の後にも毎週のセンターミーティングでグラミン日本のスタッフがフォローアップを行います。

起業した方には経営のアドバイスを、また、就労を目指す方には就労のための相談を行うなど、顔の見えるコミュニケーションを行います。融資を受けたメンバー間は励まし合いながらローンを返済し自立を目指します。


    支援対象者(メンバー)の条件:
    ・シングルマザー、困窮リスクのある女性
    ・働く意欲
    ・互助グループ(5人一組)に入ることが問題ない
    ・働いて生活をステップアップしたい人、前向きに生きていきたい人

    お互いに監視をするのが目的ではなく、信頼関係に基づいて仲間が一緒に支え合って頑張っていくコミュニティです。


  • 活動についてはfacebookページでもお知らせしています。ぜひ「いいね!」をお願いします!

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ボランティア/インターン募集

職員/バイト募集

その他の支援・参加の方法

寄付によるご支援

マンスリーサポーターを募集しています。

いただいたご寄付は、グラミン日本の事業運営のために活用させていただきます。

寄付はこちらから(外部サイトcongrantのページより寄付)


活動実績

2017年

2017年02月

グラミン銀行の創設者であるムハマド・ユヌス博士が来日。
グラミン日本の設立について菅正広教授(明治学院大学大学院)と合意し、ユヌス博士とグラミン・トラストが全面的にサポートをすることとなった。


2017年08月

一般社団法人「グラミン日本準備機構」を設立

2018年

2018年05月

クラウドファンディングにより1,000万円以上のご支援をいただく

2018年08月

東京都より貸金業登録交付

2018年09月13日

一般社団法人グラミン日本、設立・事業開始


2020年

2020年08月

READY FOR にてクラウドファンディング実施。263万円の支援をいただく。

2020年10月

みんな電力株式会社(現:株式会社UPDATER)と協業し、グラミン日本から融資を受けている生活困窮者の自立を支援する電力プラン「グラミンでんき」をリリース

2021年

2021年03月

非正規雇用で働くシングル女性のための「プチ起業のはじめ方」ワークショップ(現ミライWorkShop)をアクセンチュア株式会社、SMBC日興証券株式会と開始

2021年05月

シングルマザーの方々を対象とした自立支援事業「フラワープロジェクト」をスタート。第一弾としてランサーズ株式会社、一般社団法人日本シングルマザー支援協会と協力し、ライティングの仕事をしながら、スキルや知識を学べるトレーニング「フラワープロジェクトforビジネスライティング」を開始

2021年08月

「SAPジャパン株式会社、株式会社MAIAと「でじたる女子」プログラム第1期開始

2021年10月

「フラワープロジェクト」第二弾としてAnimo株式会社・一般社団法人Robo co-opとともに、RPAスキルを習得する「デジタルスキルに特化した就労支援プログラム(シングルマザー向け)」を開始

2022年

2022年02月

休眠預金等活用法に基づく資金分配団体に初の採択

2022年08月

グラミン日本仙台支部設立

2022年09月

「でじたる女子」プログラム第2期開始

2022年10月

休眠預金等活用法に基づく資金分配団体として「シングルマザーのデジタル就労支援」事業の実行団体を採択

2023年

2023年09月

休眠預金等活用法に基づく資金分配団体に グラミン日本が採択決定

2023年11月

株式会社SAMURAIとシングルマザーのキャリア開発支援を協働

2024年

2024年03月

シングルマザーの起業就業の応援になる「濃ぃヒー」販売開始

2024年05月

2023年度休眠預金等活用事業の6実行団体を採択決定

2024年06月

東洋学園大学・auフィナンシャルグループとシングルマザー親子向けイベントを共催

グラミン日本のストーリー

法人概要

団体名

一般社団法人 グラミン日本

法人格

一般社団法人

HPのURL https://grameen.jp/
代表者

理事長:百野 公裕

設立年

2018年

Twitterアカウント GrameenNippon
FacebookページのURL https://www.facebook.com/grameennippon/

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