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2021/05/05

新卒社会人が、グラミン日本学生インターンを本音で語ってみた。

こんにちは。グラミン日本事務局です。グラミン日本では現在、学生インターンを募集しています。
今回、そして次回と2回連続でインターン体験談をストーリーに掲載します。今回は2021年3月まで学生インターンのリーダーを務めた石黒裕暉さんの熱い体験談です。
ご興味をもった学生の皆さま、ぜひご応募をお待ちしています!

はじめに

こんにちは。グラミン日本元学生インターン・現理事長室の石黒です。現在は、社会人1年目として企業で働くかたわら、グラミン日本にも個人プロボノとして在籍しております。

このストーリーでは、インターンでの活動を振り返りながら、グラミン日本インターンの魅力や私が苦労したことについて、お伝えできればと思います。

ちなみに現在(2021年5月時点)のインターンの活動内容については、こちらも見てください(気になったら早めに申し込んでくださいね、すぐに募集は埋まってしまうので…)。
学生インターン募集!マーケターやコンサルタントに社会課題解決方法を学びませんか?

こちらのストーリーは、私個人の見解でありグラミン日本の公式見解ではないことを、最初にお断りしておきます。私が感じたインターンのリアルをお伝えしたいとの想いから、組織の編集を極力通さず発信しております。それでは、本編です。

私が、グラミン日本に参加した理由

幼少期のころから現在まで全部書いてやろうと息巻いていたのですが、長くなってしまうのでそちらは省いて、グラミン日本との出会い~学生インターン卒業までについて、ざっと紹介します。学生インターンとしては、大学院1年12月から大学2年3月まで(1年3ヶ月間)活動しました。

大学院1年10月。就活に没頭していました。自己分析・サマーインターンを経て、私は困っている人の力になることが好きみたいだぞ、ということを自覚しました。病気になって困っている、勉強が分からなくて困っている、子どもがいうことをきかなくて困っているーーー。いろいろな困りごとを抱えた人が、この社会にはいますよね。では、この世の中で誰が一番困っているのだろうと考えたときに、思い浮かんだのが経済的に困窮している人たちでした。

日本には、経済的に困窮している方々を支援する団体が多くあります。その中から、私がグラミン日本を選んだのは、実績と支援の仕組みに日本の貧困撲滅実現の可能性を感じたからです。というのは当時あまり考えておらずで、短期のサマーインターンに参加した企業の社員の方から紹介を受けなんとなく参加した、というのが正直なところです。

余談ですが、直感で飛び込んでみるのは、人生の幅を広げるのにとても大事なことだなあと今になって感じています。行動でしか世界は広がらないという言葉もありますよね。皆さんも、ぜひグラミン日本(あるいはそれ以外の団体様でも!) 飛び込んでみてはいかがでしょうか。

グラミン日本の事業って、すごいと思うんです。

こちらでは、グラミン日本が展開する事業の特徴や魅力について、私が思うところを述べます。
ご存知の方も少なくはないと思いますが、グラミン日本は経済的困窮者の自立をサポートする団体です。

そのやり方が、凄い。

現在、グラミン日本が展開している主な事業は、マイクロファイナンスソーシャルビジネスの2つです。

まず、マイクロファイナンス。

マイクロファイナンスとは貧困や生活に困窮する人を対象に小規模の低金利・無担保融資を行う金融サービスで、通常の銀行とは異なるビジネスモデルで貧困削減と社会課題解決のために財務的リターンと社会的インパクトの両立を追求するソーシャルビジネスです。5人一組のグループ融資を行い、毎週センターミーティングを開いて連帯責任のスキームの下、借りたお金を返済してもらいます。
グラミン日本Activoストーリー(https://activo.jp/stories/169)より

と、難しい言葉がつらつら並んでいますが、要は
「意欲はあるがお金が今手元にない方にお金をお貸し(融資)して、収入UPのためのスキルアップやプチ起業 (趣味や興味のあることを自分自身の生業として起業すること)をしてもらい、稼いだお金で返済をしながら自立を果たしてもらう」
ことです。これだけだと「ほーん、お金貸しているのか~~まあ支援モデルの理解はできるけど、そんなうまくいくかねぇ」という声も聞こえてきそうですが、まだまだ説明は終わっていません。

グラミン日本は、融資を行うほか、情報と仲間とメンターを提供しています。情報は、金融教育プログラムを提供しています。こちらは、貯蓄の形成方法をはじめとするお金に関する情報をお伝えすることで、お金を稼ぎ貯められるようになることを狙いとしています。仲間は、5人一組の制度が挙げられます。基本的に、グラミン日本では5人一組の互助グループを形成し、その互助グループのメンバーに対して融資を行います。このグループには、同じような境遇のメンバーが集まるので、辛いときに相談できる・励ましあえる心強い仲間を手に入れることができます。メンターは、適切なタイミングで適切なサポートを提供するセンターマネージャーが自立まで伴走します(センターマネージャーについて詳しくはこちら)。

ここまでをまとめます。グラミン日本は、生活に困窮している方の自立を線でサポートしています。お金を貯める方法をお伝えし、辛い時にサポートしあえる仲間を紹介、スキルアップやプチ起業のために必要になる初期費用を融資、一連の流れでメンターが伴走しサポートすることで自立を果たす。それぞれが繋がった、線の支援です。

ソーシャルビジネス

次に、ソーシャルビジネスの紹介です。ソーシャルビジネスは、社会課題の解決を目的として行われるビジネスを指します。ちなみに、ソーシャルビジネスという概念を初めに提唱したのは、グラミン銀行創設者のムハマド・ユヌス博士なのです。

グラミン日本では、ソーシャルビジネスが続々誕生中です。例えば、みんな電力株式会社様と協業で生まれた生活困窮者の自立を支援する電力プラン「グラミンでんき」。

そのほかの事例などは、SNSで発信しているので、ぜひぜひこの機会にフォローしてみてはいかがでしょうか?

 

個人的には、ソーシャルビジネスとは「みんなで困りごとを解決しようぜ」という取り組みだと捉えています。グラミン日本では、みんな(多種多様なパートナー企業様)で困りごと(経済的困窮)を解決するということを行っています。

まとめです。章の冒頭で述べましたが、グラミン日本は経済的困窮者の自立をサポートする団体です。自立サポートの手段として、2つのことを行っています。1つ目、マイクロファイナンスという最強モデルで直接経済的困窮を解消しています。2つ目、ソーシャルビジネスでみんなの力を経済的困窮の解消に振り向けています。

グラミン日本の事業、すごくないですか?(自慢)

お仕事の幅が広すぎて、筋肉がつきました。

私が、グラミン日本でインターンする中で、携わった業務を列挙します。

■HP管理
■社内向けポータルサイト作成
■SNS運用
■クラウドファンディング
■インターンプログラム策定
■インターン採用
■助成金申請
■事業計画策定
■ソーシャルビジネス開発イベント運営
(細々したものを含めるともっとあります)

本当に多岐にわたるお仕事を任せてもらったなと振り返っています。この過程で、どの業務にも通ずる「地力」が身についたなと感じています。例えば、ゴールを設定する・逆算してプロセスをひく・構造化して話すなどの基本が叩き込まれました。ちなみに、これらの基本が身につくと、大学の課題やサークルのお仕事も効率よくこなせるようになり、好きなことに使える時間が増えるのでとてもいいですよ!(できた時間で、グラミン日本のインターンに参加してください)

グラミン日本では、さまざまな出会いがありました。

グラミン日本でインターンをしていて、もっともユニークだなと思ったのは「人」です。グラミン日本という組織は、そのほとんどがプロボノ(社会人が自らの仕事で培ったスキルやノウハウを活かしてボランティアとして参画すること))で構成されています。また、グラミン日本と提携してくださっている企業様からのプロボノも数多く在籍されています。だから、グラミン日本という1つの組織にいながら、様々な組織に所属している人と関わることができます。これは、なかなか他の団体様では得ることのできない経験なのかな、と勝手に思っています(あくまで私見です)。

(あまり好きな言い方ではないですが)一流と言われる企業に勤めているプロボノが多いというのも、一応事実としてお伝えしておきます。あこがれの企業に勤めている人の話も聞けるかも…?

さらに、グラミン日本では、素敵なプロボノ達と密に関わりながら活動することができます。というより、密に関わらざるを得なくなります。例えば、前章で挙げたSNSでは広告代理店の人と協働しますし、ソーシャルビジネス開発イベント運営では、コンサルタントの方に大変お世話になりました。その過程で、各分野の専門知識を習得できるほか、仕事の進め方・できる人の働き方を学ぶことができます。私は、新卒1ヶ月目ですが、もうすでにこれらの経験が役に立っています…!

とまどったこと

包み隠さず本音で語るとのことなので、とまどったことも2つ紹介します。

1つ目は、学業との両立。当時私は理系の大学院生でしたので、研究というタスクがありました(もちろん就活も…!)。私は、学業に励みながらグラミン日本で価値をだしていくために、体調を良い状態に保つということを最も意識していました。

生み出す価値=生産性×稼働時間(理系の人向け→$V=\int_0^T P(t) dt$ V:生産価値 P:生産性 T:稼働時間)なので、生産性を保ったままいかに長い時間動くかということを、いつも考えていました。その中で、体調が最も大切という結論に至りました。体調が悪いと生産性と稼働時間が同時に落ちますよね。だから、よく食べ・よく寝て・よく運動していました。
特に睡眠は重要で、どんなに忙しい時でも6時間は必ず寝るようにしていました。皆さんも、睡眠だけは欠かさないことをおすすめします。体調を良い状態に保つということで、そんなことかと思われる方も多いと予想しますが、体調管理は本当に侮らない方が良いです…。

2つ目は、困窮している方からの距離が遠いということ。グラミン日本の支援モデルは、かなり作り込まれており、困窮している方に関わるには様々なスキルが求められます。金融まわりの知識、起業についてのスキル、コーチング的素養…など、一筋縄ではいかないことばかりです。だから、学生インターン(およびグラミン日本に所属するプロボノ)は、そのほとんどが困窮者に直接関わらないお仕事をしております。

この点については、グラミン日本でのインターンに関心を寄せてくださっている方には強く認識しておいていただきたいです。その上で、どうしても現場にでて困窮者の方と関わりたいんだ!という方には、グラミン日本でのインターンはおすすめしません。困窮者の方の力になれれば手段はなんでもいい、とにかく大きくインパクトを出したいという方には、インターンとしての参画を強くおすすめします!どちらの考えがよいと主張するつもりは全くございません。一方で、ご自身のやりたいことに合った組織に所属することは非常に重要だと考えています。ぜひ、改めてご自身に「わたしは何がしたいの?」ということを問いかけてみてくださいね。余談ですが、一般に、対象からの近さとインパクトの大きさはトレードオフになっていることが多いです。

ところで、自分のしたいことを見つけるのってとても難しいですよね。就活で自己分析に取り組まれた方は痛いほど実感しているかもしれません。そんなときは、行動あるのみです。具体的には、飛び込んじゃいましょう。どの業界に行きたいかわからないなら、全業界のインターンに参加してみるとか。困窮する方に直接関わりたいのか間接的にでもOKなのかがわからないなら、週末は炊き出しに参加しつつ、平日はグラミン日本のインターンとしても活動してみるとか。ちなみに私も趣向がわからなかったので、グラミン日本でインターンするかたわら、子ども食堂にもボランティアとして参加していました。その中で、自身のやりたいことについての理解がかなり深まったので、学生のみなさんにはとにかく行動してみるということをおすすめさせていただきます。

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。こちらでは、まとめと学生のみなさんへのメッセージをお伝えします。

まず、まとめです。グラミン日本には、直感で飛び込んでみました。飛び込んだ結果、グラミン日本の事業は凄いということがわかりました。また、いろいろな出会いがあり、その中で成長できました。活動の中では、体調管理に気を付けました。経済的に困窮する方に間接的に大きくインパクトを出していきたい人には、グラミン日本の学生インターンをおすすめします。

学生の皆さんへ。幸せになってください!(笑) 私は、ほとんどの人の人生の目的って幸せになることなのかなと考えています(あくまで私見です)。そして、現代は幸せを自分で定義しなければならない時代だと感じています。一昔前は、いい会社に就職して、結婚して、子どもが生まれて、マイホームを購入して…という幸せのテンプレートがあった。でも今は、そういったテンプレがなくなっている。だから、幸せな状態を自分で決めていく必要があると思うんです。私の場合は、おばあさんに電車で席を譲っているのが幸せな状態です。もっと言えば、困っている人に貢献しているのに喜びを感じる。だから、グラミン日本で活動していますし、これからも継続していく予定です。

かっこいい車に乗るのが幸せなら、バリバリ働いて買うのもよし。おいしいご飯を食べるのが幸せなら、料理の腕を磨くのもよし。穏やかな環境で生活するのが幸せなら、郊外にマイホームを購入するのもよし。

幸せな状態は人それぞれで、そこに善悪や優劣は全くないと思います。また、幸せな状態は、1つの状態に限らないということも意識しておく必要があるでしょう(私は、かっこいい服を着ているときも幸せです)。とにかく大切なのは、自分が幸せな状態を見つけて、その状態になるために何をしたらよいのかを考えることです。

この作業は難解で非常に手間がかかり大変だと思いますが、気長に構えていつも頭の片隅で考えてみてはいかがでしょうか。そして、もしあなたが経済的に困窮する人の力になるのに幸せを感じるということであれば、ぜひグラミン日本学生インターンの門を叩いていただけばと思います。グラミン日本スタッフ一同、みなさまのご参画を心よりお待ちしております。お読みいただき、ありがとうございました!

グラミン日本元学生インターン 石黒裕暉

学生インターンとしてご参加を希望される方は、こちらからお申し込みください。
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一般社団法人 グラミン日本

一般社団法人 グラミン日本の法人活動理念

貧困のない、誰もが活き活きと生きられる社会へ

先進国と呼ばれる日本。しかしながら、格差は徐々に拡大し、今では国民の6人に1人が貧困ライン以下での生活を余儀なくされています。

現代の日本では、貧困は失職、病気、ケガ、事故、配偶者との離別・死別などによってほとんどの人に起こり得る、明日は我が身の問題になっています。

グラミン日本は、貧困や生活困窮の状態にある方々に低利・無担保で少額の融資を行い、こうした方々が起業や就労によって貧困や生活困窮から脱却し自立するのを支援するマイクロファイナンス機関です。

これまでの金融ではカバーされなかった人たち、たとえば働く意欲はあっても今は生活が苦しいシングルマザーやワーキングプアの人たちに、生活資金ではなく、「起業や就労の準備のためのお金」を融資します。


私たちは、働く場所があるということが真の意味で人を貧しさから救う、そして融資資金はそのための種(シード)になると考えています。

グラミン日本は、開発途上国のみならず、欧米先進国でも貧困削減に効果を上げているグラミン銀行の日本版です。日本の実態にあった方法で運営します。

誰もが活き活きと生きられる社会をつくりたい、それが私たちの想いです。



グラミン日本が目指す社会

グラミン日本の理念は、次のような社会に日本の社会を変えていくことです。

  • ・貧困のない、誰もが活き活きと生きられる社会
  • ・貧困・生活困窮に陥った時、そこから脱却する助けがセーフティネット/ソフトインフラとして整備されている社会
  • ・生業的な起業(プチ起業/小商い)が普通にできる社会
  • ・Job SeekerよりJob Creatorが活躍できる社会
  • ・地域・コミュニティがお互いに助け合い、共感のある社会
  • ・ユヌス・ソーシャルビジネス7原則(*)が実践される社会
  • ・会社が、株主だけでなく経営者、社員、取引先、顧客、地域・コミュニティなど全ステークホルダーに貢献する社会


(*)ユヌス・ソーシャルビジネス7原則

  1. 1利益の最大化ではなく、社会問題の解決こそが目的であること
  2. 2財務的に持続可能であること
  3. 3投資家は投資額を回収するが、それ以上の配当は分配されないこと
  4. 4投資額以上の利益はソーシャルビジネスの拡大や改善のために使うこと
  5. 5環境へ配慮すること
  6. 6スタッフは標準以上の労働条件・給料を得ること
  7. 7楽しみながら仕事をすること

グラミン日本は、ユヌス・ソーシャルビジネス7原則に基づいて設立され、運営されます。