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2021/06/15

【フェアトレード】繋がり~顔の見える生産者・顔の見える消費者へ~

こんばんは! LOOB JAPANインターン3期生のさやです😆 

気づけばもうすぐで700ビュー!!いつも応援ありがとうございます。

今日は、フェアトレード事業の投稿で紹介したジュースパックを生産している『Nanay(ナナイ)』の想いをお届けします。


『Nanay』とはフィリピンのタガログ語で、日本語では「お母さん」という意味です。

 

1.LOOBフェアトレード生産者との交流会

5月29日(土)、LOOBの教育サポーターさん、*フェアトレードパートナーさん、ジュースパック製品の購入者の方などを招いて、現地生産者『Nanay』と交流できるオンラインイベントを開催しました。

(*フェアトレードパートナー…委託販売や卸買取などで応援してくださっている方を指します)

生産者(ナナイ)・消費者(日本のサポーター)ともにお互いの顔が見える相手になることで、「ナナイたちの今後のモチベーション維持につなげてもらいたい」、「サポーターの方々にもっとジュースパック製品を好きになってもらいたい」、というLOOBスタッフの想いで開催に至りました。

ナナイたちの人生や、ジュースパック生産に携わるようになったきっかけ、やりがいなど、普段買い物をしているだけでは分からない、作り手の想いを聞くことができたので、みなさんにもシェアさせていただきますね(^^)/


2.ナナイたちの想い

▼ナナイ・ロサールさん(写真右奥)
現在69歳!!15年以上カラフナン地域に住んでいる、ジュニアリーダーのカルロ君のおばあちゃんです。

カルロ君をインタビューした記事もあるのでこちらも一緒にご覧ください☟


▼ナナイ・リタさん(写真左)
現在64歳。仕事をするためにカラフナン地域に移住したそう。ジュースパック生産者の中でリーダー的な存在です♪

(以下、交流会の内容を日本語に訳して記載しております。)


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①カラフナン地域に来たきっかけは?

Rosal:もともとは、農家として別のバランガイ(地域)に暮らしていました。雇い主からカラフナンでウェストピッカー(*ウェストリサイクラー)として働くように言われ、カラフナンに来ました。
2003年、ドイツの方から裁縫の技術を学ぶ機会があり、それ以降UCLAのメンバーとしてジュースパック製品の生産を行っています。

Rita:仕事をするためにカラフナン地域に来ました。もともとはウェストリサイクラーの人向けにお菓子を販売し、その後自分もウェストリサイクラーとしてごみを集めていたけど、裁縫の技術を学び、ジュースパックを作り始めました。

(*ウェストリサイクラー…ごみ処理場からごみを拾うことで生計を立てている住民)

②一日どれくらい働いている?

Rosal:朝9時から夜6時まで作業場にいるけど、働いている時間は8時間程度です。デザインにもよるけど、 一日に作ることができるのは10個くらいです。組み立てから裁縫まで行っているので、たくさん作ることができないの。

Rita:月曜日から土曜日の朝9時から夜5時まで働いています。ただ、今は製作するグループのリーダーでもあり、自分の家族もそれぞれ家族を持っていて家にいても暇なので、仕事場にずっといて作業をしたり、お客さんの対応をしたりしています。

③ジュースパック製品を作り始めた時、嬉しかった?

Rosal:農家で働いていた時より、収入が増えて嬉しかったです。商品を買ってもらえるとやる気にもつながるし、自分が作ったカバンなどを持っている人がいることを誇りに思います。

Rita:ジュースパック製品を作ることができてすごく嬉しいです。屋根のある涼しいところで仕事ができるからね。そして作り続けることを誇りに思っています。

④コロナの影響はあった?

Rosal:去年のロックダウンで仕事がなくなり、収入がストップしました。政府から*UCLAへの援助もストップしたので一時的に貧困状態に陥りました。

(*UCLA(Uswag Calajunan Livelihood Association)…フィリピン・イロイロ市のごみ処理場のウェストリサイクラーの方々が組織した住民団体)

Rita:コロナ前はたくさん売れていたけど、コロナになってから売れなくなりました。注文数で収入が変わるから、たくさん売れてほしいですね。

-現在は、収入が戻ってるの?

Rosal:今は、日本から注文があれば収入が入ります。でも、コロナ前より注文が減ってしまったのでもっとたくさんの人に買ってほしいです。

⑤若い世代にジュースパック製品を受け継いでいくには?

Rosal:若い生産者を増やしたいです。そのためには裁縫技術を教える必要がありますね。

Rita:私は学生さんにもっと購入してもらいたいです。コロナ前はドイツと日本からの購入がメインでした。教科書が入るトートバッグや学生証を入れるケースなども作っているので買ってくださいね。

⑥最後に、お二人の夢は?

Rosal:貧困から抜け出すことです。

Rita:もっとジュースパック製品が売れることと、健康でいることです。

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ナナイたちが誇りをもってジュースパック製品を作っていることが伝わってきました。
コロナ禍で苦しい状況の中でも、前向きに取り組み続けるナナイたちに元気づけてもらいました。

少しでもナナイたちのジュースパック製品に興味を持っていただけたら嬉しいです。


ぜひオンラインショップにもお立ち寄りください♪

*****************
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
次回は、3期生初の現地インタビュー!お楽しみに~
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特定非営利活動法人LOOB JAPAN

特定非営利活動法人LOOB JAPANの法人活動理念

本会は、(1)日本とフィリピンの子ども、青少年および一般社会人が、文化的かつ教育的な人的交流を通じ、国籍、年齢、性別、肌の色、信条を超えて相互理解と友好親善を深めるとともに、(2)フィリピンの低所得者層を対象としたコミュニティ開発、教育・医療支援、環境保護、自立支援などの支援活動を推進し、奉仕精神を育て、地域の発展に寄与することを目的とする。