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2021/01/09

【社会問題×国際交流】PBL授業とは??

PBL授業とは?

そもそもPBLとはProblem-based Learningの略称で、直訳すると問題解決型学習となり、答えが一つに決められていない問題に対して、生徒自身が考え、解決案を提示する学習方法です。
生徒が主体となり、提示された課題について生徒個人で考え、その意見をグループで話し合い、意見交換の中で課題への回答を導き出して学びを深めていきます。

日本の多くの学校で見られる、教師が教壇に立って生徒に一方的に語りかけ、重要なことを板書して、答えのある質問に対して正しい答えを答えるといった授業とは全く異なります。
生徒それぞれが自分の意見を持ち、それを他の生徒と共有することで学びを深めていくという生徒主体の授業です。


世界中の人々と行うPBL授業

With The Worldでは、このPBL授業を海外の同年代の生徒と一緒に取り組んでいます。扱う問題は、自分たちの国や地域が抱える社会問題です。2015年に国連サミットで採択された「SDGs(持続可能な開発目標」に照らし、生徒自身が解決すべきだと考える社会問題について議論を行います。

生徒たちは、プラスチック問題や教育格差の問題、貧困問題など、実に様々な問題について考え、解決策を導きます。
学校によって授業回数は異なりますが、4回から12回の授業で、取り上げた問題の原因、その問題を放置した場合に起こる影響、すでに問題解決に取り組む団体、そして自ら考えた具体的な解決策を、他の国の生徒たちと共有しながら深めていきます。そして最後にこれまで調べてきた問題と自分たちが考えた解決策についてのプレゼンテーションを行います。

他の国の、しかも同年代の生徒と議論しながら学ぶことで、世界各国の抱えている問題の現状を把握することができるだけでなく、海外の生徒にわかりやすく説明するために、自国の問題についても詳しく調べることとなり、今まで知らなかったような事実や問題を知ることも数多くあります。

生徒たちは、毎回の授業で自分たちが選んだ問題について発表を行うためにパワーポイント等にまとめます。そこでも多くの気づきが得られます。
海外の生徒の作成した資料の情報量の多さであったり、質問内容、質問に対する答えをしっかり準備できている姿などを通して、同年代の人たちがここまでできるのか、と圧倒されている生徒がよく見られます。

生徒主体のPBL授業だからこそ、取り扱う問題そのものに対する発見だけでなく、授業に取り組む他の国の生徒の姿勢にも刺激を受けることができます。

授業の回数を重ねると、初めはほとんど発言しなかった生徒がしっかりと準備をして発言している姿が見られたり、海外の生徒からされるであろう質問を予測して答えを予め準備している姿が見られたりするようになります。海外の生徒に対する質問の内容もどんどん深くなり、最後のプレゼンテーションが終わるときには、とても満足した表情を見せてくれます。

With The World のPBL授業を通して様々な問題に関心を持って、自ら能動的に取り組もうとする生徒が一人でも多く増えてくれたらと願っています。

ここまで読んでくださりありがとうございます。

少しでもPBL授業に興味を持っていただけたら幸いです。


これからもWith The World をどうぞよろしくお願いいたします!!



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With The Worldの法人活動理念

  • 大きな社会問題も、解決への取り組みは地域から。
  • 大きな社会問題を政府レベルで考えるだけでなく、「自分たちで出来ること」を考え、行動する習慣を創ります。世界の国々と学生、そして地域を結び、グローバルな視点で地域活性の相乗効果を目的としています。
  • 1つ1つの学校の方針や特色を理解し、学生にとって学びの深いプログラムを提供します。
  • プログラム対象の学生に合わせた海外校選びや、採択校の目指すゴールに合わせたプログラムをオリジナルで構成し、学校で学んだ知識をそのまま発揮する機会を創ります。もちろん海外校との調整(交換留学手配含)やプログラム作成など全て弊社が行い、ご担当者様のお手間を減らします。
  • 海外提携校を増やし、多くの地域で国際交流を身近に感じることが出来る教育環境を創ります。