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更新日:2022/09/09
高校中退の生徒をサポートする学習サポーター募集【大田区・有償ボランティア】
NPO法人ユースコミュニティーこの募集の受入法人「NPO法人ユースコミュニティー」をフォローして、
新しい募集が始まった時にメールを受け取ってみませんか?
基本情報
「いつからでもリスタートできる社会」の実現を目指して
中学の内容の基礎を教えたり、生きづらさを抱えた生徒の話し相手になってください。毎週金曜日の夜に開催しています。
募集対象 |
定時制高校の再受験もしくは高卒認定試験を目指す学び直しクラスを担当します。 |
---|---|
活動テーマ | |
勤務場所 |
西蒲田(JR蒲田駅徒歩2分) |
待遇 |
交通費支給(往復1回上限500円) |
勤務期間/頻度 |
勤務頻度:週0~1回 できれば毎週金曜日に参加できる方(応相談) |
注目ポイント |
|
募集人数 |
1名 |
職種 | |
祝い金 | 1,000円 祝い金とは? |
特徴 |
募集詳細
「高校中退した子どもが、自分らしく生きるきっかけを見つける」ことを目指す活動です。
生活困窮家庭が背景にあり、その結果高校を中退した子ども達が、いつからでも、何度でも、やり直すことのできるきっかけをつくるために運営している「中退者に特化した教室」です。
学習のサポートだけではなく、メンタル面のサポートもしています。
少人数クラスで、10代の生徒が在籍。不登校経験や高校中退等、抱えている困難は多様です。
活動内容
- 学習サポーターの活動は、生徒一人ひとりに合わせた学習指導と心のサポートをすることです。
- 学習指導について:生徒の一人ひとりの学力や進路に合わせた指導を行って頂きます。
- 心のサポートについて:雑談やトランプなどの遊びを通じて、人ひとりと向き合いながら、時には悩みなどを聞いてもらう場面もあります。
講師スタッフ | ◯ここに決めた理由 |
教室の流れ
●ミーティング、学習指導準備 学習時間の15分~30分前に到着し、 連絡事項の確認、指導準備を行います。 |
●学習指導 ●保護者対応はありません 保護者の方との面談や相談については、常勤スタッフ(教室責任者)が全て行います。生徒の学習指導に集中してください。 |
●その日の教室の振り返り その日行ったことや生徒さんの理解度、気になることなど報告書に記入をします。 気になったことは教室長に報告し、振り返りを終えます(15分程度) |
募集要項
【職種】 | 講師スタッフ(有償ボランティア) |
【仕事内容】 | 高校中退者の学び直し支援 |
【契約形態・期間】 | 有償ボランティア(試用期間あり) |
【求める人物像】 | ・報告、連絡、相談が出来る人 |
【応募条件】 | ・週1日以上の固定曜日につき、継続しての参加が可能な方 |
【資格】 | 大学生または大学院生 |
【勤務日・時間】 | ・金曜日の18:00-21:15(開始時間応相談、19時からの参加でも可) |
【勤務地】 | ●東京大田区 JR蒲田駅徒歩2分 |
【謝礼】 | ・1回参加あたり2,000円~3,500円 |
【研修制度】 | 定期的な研修会があります。 |
こんな想いのある方、是非ご応募ください!
・ユースコミュニティーの理念に共感できる人
・NPOがおこなう教育現場で経験を積みたい人
・子どもの可能性を他のスタッフと協力しながら引き出したいと思う人
・子ども達の成長に長期的に関わりたいと思う人
・とにかく子ども達のために何かしたいという人
応募方法
ページ下部の応募フォームよりご連絡ください。
◎◎説明会&現場見学会実施中◎◎
いきなり面接は不安…
業務の内容をもっと知りたい…
興味はあるけど、私に指導できるかな?
など迷いや疑問がある方は、まずは「説明会&現場見学会」にお越しください。
法人のミッションから具体的な仕事内容について、説明させていただきます。
その場で不安や疑問を解消できる良い機会にもなります。
ご都合にあわせて日程調整しますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
体験談・雰囲気
このアルバイトの体験談
私にもできることがある<大学4年生Hさん>【写真左側】
学校になじめず、勉強も苦手だった私が、今ここにいる理由
大学では社会福祉を専攻、将来社会福祉士になり、地域に貢献できる職につきたいと思っています。
しかしながら、こんな私も中学時代には周りの雰囲気になじめずクラスから孤立。勉強も苦手だったので、地元の工業高校に進学しました。その高校に入学してからの最初のテストに驚き!なんと「へりこぷたー」をカタカナに直しなさいという問題(決して英語ではないですよー)でした。
この高校で、しっかり学び、手に職つければ自立できるという先生の言葉に励まされ、私なりに頑張ったのですが、なんとなく将来の夢や目標が欠如している自分に対して自問自答する日々を送っていました。
そんな中、ふとした縁で、この団体の代表と知り合いになり、「経済的な理由で困っている子ども達の学習を教えるボランティアをしてみないか?」と声をかけられ、興味があったので参加させてもらうことになったのが高2の春です。
人に勉強を教える経験がなかったので、はじめは大変でしたが、周りのスタッフさんやも子ども達にも助けられ気が付くと1年間毎週ボランティアに参加していました。
活動を続ける中で、社会問題に関心を持つようになり、大学に行って福祉を学びたい気持ちが生まれました。
大学受験に集中するため、高3の夏からはボランティアのお休みをいただき、受験勉強に専念しました。
代表からは、「大学に受かって、一回りも二回りも大きな人間になって帰ってこい」との激励をいただきました。
その後、無事志望大学に合格することができ、大学生になってからは、有償ボランティアの講師スタッフとして関わらさせていただいています。
・これから講師スタッフになりたいという人に一言
活動を始めて2年近くになります。最初は「私でも勉強をちゃんと教えられるかな」、「ちゃんと中学生の子たちと関われるかな」といった不安はありました。でも生徒さんたちと関わるうちにそんな不安はどこかに消えてしまい、教室長や先輩スタッフも助けてくれる本当に温かい場所なので、いつからか活動する曜日が待ち遠しくて仕方がなくなりました。この教室は講師と生徒のみんなで作っていく教室です。ぜひ、一緒に子どもたちの良きお兄さん・お姉さんになりましょう♪
生徒たちとイベントで楽しむこともあります!
スタッフから応募しようと考えている人へのメッセージ
私たちは、ユースコミュニティーで活動し、たくさんのスタッフや生徒と出会って、たくさんの価値観にふれ、私たち自身の成長にもつながりました。ボランティアと違い、生徒の担当や受験指導など、大変なこともたくさんあるけれど、やりがいもある活動です。NPOの学習支援で得られることはたくさんあるので、ぜひ興味のある方は応募してみてください。
このアルバイトの雰囲気
現在、参加しているスタッフの感想をご紹介します
●将来は教員を目指しています。一般の塾の講師も過去に何社か経験しましたが、ミーディングの拘束が長く、夏期講習の営業ノルマ、さらには保護者対応もしなければならないなど、大学生活や就活との両立が困難でした。その点ここはNPOなので、融通を利かせてくれて親切です。また生徒に対する営業とは一切無縁なので、本当の意味の教育で、生徒と関わることができます。(大学4年生/勤務期間:1年9か月)
● 以前は個別指導塾のアルバイトをしていたのですが、NPOのほうがアットホームな環境で生徒ひとりひとりに向き合うことができるので自分にはぴったりな仕事だと思っています。(大学3年生/勤務期間:半年)
● 講師として勉強を教えるだけではなく、団体が主催する様々なイベントにも参加できます。イベントでは、生徒と遊んだり、学校での悩みを聞いたりとたくさん関われるので、非常にやりがいがあります。(大学2年生/勤務期間:1年)
特徴 | |
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関連大学 | |
男女比 |
男性:40%、女性:60% |
法人情報
代表者 |
濱住 邦彦 |
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設立年 |
2012年 |
法人格 |
NPO法人 |
ユースコミュニティーの法人活動理念
「子どもの孤立」が社会問題としてクローズアップされる中、独自の実態調査を行う自治体が増えています。
調査結果から判明したことは、
「頑張っても報われることはない」「自分は価値のない人間だと思う」
といった考えを持った子どもたちの存在。
自己肯定感がないまま、大人になっていく
そんな子どもたちを想像できますか?
私たちユースコミュニティーは
子どもたちの将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、
地域力を活かし必要な環境整備と教育の機会均等を図り、子どもたちが自分の可能性を信じて
未来を切り拓く力を身につけることを目指しています。
私たちのビジョンとミッション
ユースコミュニティーは、親の経済状況によって、子どもの可能性が奪われてしまう、いわゆる「教育格差」はあってはならないと考えています。
2012年の設立以来、地域の課題は地域で解決すること。生きづらさを抱えている子ども達の支援を取り組み、無料の学習教室や地域イベントなどを開催し、「地域の子ども達が将来への夢や希望を持てる社会の実現」を目指しています。さらに、子どもの支援活動を契機に、地域の大人たちが集い、そこに新たなコミュニティーを作っていく…そんな人にやさしい地域社会の実現を目指しています。
ユースコミュニティーの法人活動内容
大田区内で学習支援教室を13教室運営。
家庭の事情によらず誰でも利用できる教室づくりを進めると同時に、イベント活動や地域のお祭りなども取り組んでいます。写真は、キャンプ合宿の一幕。
取り組む社会課題:『教育格差』
「教育格差」の問題の現状
格差社会、生活困窮などが社会問題としてクローズアップされ、現在では課題解決に取り組むNPOや行政の施策など、様々な形で支援の輪が全国的に広がってきています。とりわけ子どもの問題では、家庭の経済状況により将来の選択肢が限定されないよう、学習習慣の確立から基礎学力の定着、そして高校進学等を通じての努力体験による自己肯定感の育成を目的とした学習支援。さらには保護者を支援するソーシャルワークについても重要になっています。
子どもの学習支援活動において、とりわけ大事なのは、その活動が教育の一翼を担うということです。すなわちそれは子ども達を向上させることが求められています。すでに多くの識者や科学的データーが示すように、人間にとって中学~高校の思春期という時期は、心身ともに急激に成長する期間であると同時に、あらゆることを学んで習得し、吸収するに最も適した一生で一度しかない大切な時間です。
私たちの学習支援活動では、こうした世代の子ども達を対象にしているため、一人ひとりの子どもたちの生涯において、非常に重要な影響を与える活動であることをまずは心得ておく必要があります。
皆様が学習支援サポーターとして活動していくにあたり、一番大切なことは、子どもとの信頼関係を築きながら、子ども達を向上させていくことです。
学習支援というといわゆる「居場所」的な、学習というよりは「学童」のような活動に近いものをイメージされる方もいらっしゃいます。もちろん子ども達の気持ちを大切にしながら、寄り添っていくことは大切です。しかし彼らはごく近い将来大人になり、自立して社会の中で生きていかなければなりません。中学や高校といった時期はまさにその準備期間にあたります。
基礎学力の定着や高校進学、希望の進路を目指した学習支援活動をする中で、時には子ども達が嫌がることを提案・実践しなければならない場面もあるかと思いますが、その際重要になるのは上述した「信頼関係」です。「〇〇さんが言うのだったら、自宅でも勉強をしてみよう」「〇〇先生が、僕のためを思って、遅れている単元を宿題で出してくれたのだから、頑張らないと」こうした関係性を築きながら、子ども達の学習を支援していっていただきたいと思います。子ども達がわたしたちの教室で学び、努力した経験は、彼らが大人になってからもどんな環境においても必ず役に立つと確信しています。
「教育格差」の問題が発生する原因や抱える課題
個人心理学の祖であるアルフレッド・アドラーは、教育の役割を重視し、第1次大戦後、荒廃したウィーンに世界初の児童相談所を設立、やがて欧州全土に普及させるなど多大な影響を与えました。
アドラーの次のような有名な言葉があります。
Somebody must begin. Even as other people is not a cooperative, it is not relevant to you. My advice is this. You should begin. Without that other person is thinking, such as whether it is a cooperative.
そしてアドラーの有名な心理学の理論に「共同体感覚」という考え方があります。かいつまんで言えば、和をもって尊しとなす日本の古きよき文化そのものです。協和、協調を重んじることこそが共同体の中で人が幸福に暮らしていくための鍵だとアドラーは述べています。
現在、子どもの貧困がこれほどまでにクローズアップされているのは、つまるところ、長い間受け継がれてきた家族のありかた、戦後の終身雇用制度、地域のコミュニティー等が、ある時期をさかいに急激にしぼんでしまったからではないかと私たちは考えています。
和をもって尊しとなす日本の古き良き文化が崩れていったことで、私たちは共同体感覚を感じにくくなり、その結果「自分さえよければ」という個人主義や自己責任論に陥ってしまっているではないでしょうか?
「教育格差」の問題の解決策
そんな中、経済的に困難を抱える子どもたちの「助け」になりたいとの志を持つ人達が多く集まっています。私たちの活動では、子どもの学習支援を契機に、支援者同士の繋がりとコミュニティーを形成してきました。
こうしたことも合わせて、この活動の大きな意義だと感じています。
学習支援は「子ども達の居場所」と言われいますが、同時に「支援者(大人たち)の居場所」でもあります。
子どもの支援を契機に地域の大人たちが集い、学校や職場以外の繋がりができ、地域の課題を地域の大人達で解決していく社会ができれば何と素晴らしいことでしょう!
勇気を出して活動にコミットしようとする皆様が、ご自身の人生に実りのあるものを得られるよう願っています。
活動実績
2000年
2012年5月 団体の設立準備。「ユースコミュニティー」に名称決定。
2012年8月 大田区大森西図書館会議室にて「夏休み宿題お助け塾」を開催。
2012年12月 団体規約最終案作成。大田区ジャンプアップ助成に採択。福祉事務所と連携して中学生の学習支援事業を開始。
2013年4月 学習支援教室「自由塾・大森教室」を大田区山王のカフェヴェルデで開催。
2013年12月 NPO法人アスイク、㈱すららネットと業務提携。
2014年4月 学習支援教室「自由塾・蒲田教室」を大田区西蒲田のナイス㈱で開催。
2014年6月 セカンドハーベスト・ジャパンと連携。
2014年7月 日本コスモトピア㈱と業務提携。
2014年8月 TBSテレビで紹介。
2014年10月 学習支援教室「自由塾・仲池上教室」をパルシステム内で開催。NPO法人化。
2015年11月 学習支援教室「自由塾・蒲田教室」が若葉婦人会館内に移転。生徒在籍数が50名を超える。
2016年5月 生活困窮者自立支援法にもとづく「子どもの学習支援事業」を大田区から受託。
2017年1月 学習支援教室「自由塾・糀谷教室」を池上長寿園内で開催。
2017年3月 住友生命子育て「子ども未来賞」受賞。
2017年4月 六郷ユースクラブを開始。
2018年4月 子どもの未来応援基金の助成団体、ベネッセ子ども基金の助成団体、ろうきん若者応援ファンドの助成団体に採択。
2019年4月 福祉医療機構(WAM)の助成団体に採択。
2019年9月 NTTドコモ市民活動助成団体に採択。
2020年3月 臨時休校に伴う、「大田区の子どもの生活支援プロジェクト」を生協や子ども食堂と連携して開始。
2021年12月日本財団と連携し、こども第三の居場所事業を開始。
2023年5月エクセレントNPO「市民賞」受賞