フリースクールオリコス
【不登校を社会全体で支える】
子どもが不登校になると、教育の負担は全て家庭にのしかかります。法律上「教育の第一義的責任」が親にあるため、社会が不登校の子どもを放っておいても、親が責任をもって子どもに教育を受けさせる義務があります。しかし、核家族で共働きが当たり前になった現在、子どもの教育と仕事を両立させることは極めて困難です。一方、学校では、担う業務が時代と共に増え続け、教員不足が叫ばれる中、不登校対策も思うように進みません。誰も不登校の子どもと家庭を支える人がいないのです。
そうした中、子どもの第三の居場所を作る支援団体が増えてきました。不登校児童・生徒の急増からフリースクールも増えてきています。しかし、まだまだ学校にいけない子どもと保護者への支援が十分とは言い難いと思います。特に、学校に行けない子どもを育てる保護者の仕事に目を向けた支援はほとんどありません。NPO法人キーデザインの調査によれば、不登校離職は5人に1人、遅刻・早退・勤務形態を変えたなどの項目を含めると、仕事に影響があった保護者は7割に及ぶことがわかりました。実際、フリースクールオリコスを利用している保護者のほとんどは仕事を辞めています。
そこで、フリースクールオリコスでは、子どもの居場所や学習の提供だけでなく、保護者への仕事支援をしています。様々な会社と提携し、保護者へ研修〜仕事の提供、仕事のサポートまでを行い、仕事と育児の両立を支援しています。こうした支援は、家庭の安定に繋がると考えます。子どもの教育は何より、家庭の安定が大切です。そして、そのためには多くの方のご協力が欠かせません。どうか、一緒に学校に行けない子どもとその家庭の支援をしてくれませんか?
2025/02/10更新
【不登校児童・生徒が急増】
ここ数年で不登校児童・生徒が過去最多を更新し続けています。その中でも支援や指導を受けていない児童・生徒が約4割いることが問題です。少子化にも関わらず、教育を受けられない子どもが増えてしまっている現状は、大きな社会課題の一つと言えるでしょう。
【保護者も厳しい状況に】
さらに、その保護者の仕事と育児の両立の問題も注目されています。不登校の子どもが低年齢であったり、不安が強かったりすると、保護者から離れられないこともあります。結果、仕事が思うようにできない状況が生まれます。不登校の子どもを育てる保護者の5人に1人は離職しているという調査もあります。
だからこそ私たちのフリースクールは、子どもの支援だけでなく、保護者の仕事支援まで含めて取り組んでいます。家庭の安定は、子どもが成長するための基盤です。子どもと保護者の支援はセットで行われるべきだと考えます。そのためには、多くの支援者が必要です。どうかお力をお貸しください。
2025/02/10更新
不登校の原因がはっきりしているケースは少なく、多くは様々な要因が重なり、不登校になります。核家族で共働きが当たり前となった家庭の在り方、カリキュラムオーバーロードと呼ばれる学校の過密な教育課程、教員の多忙化、教員不足、価値観や教育観の多様化などなど、要因となりうることは様々考えられます。
不登校は、いじめと同じように昔からあり、なくなることがありません。不登校の原因を探って対策を考えると同時に、不登校が問題にならないように社会環境を整備する必要があるのだと思います。
団体名 |
フリースクールオリコス |
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法人格 |
任意団体 |
HPのURL | https://free-school-olicos.com/ |
代表者 |
三村晋也 |
設立年 |
2024年 |
職員数 |
4 |