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2025/10/17

インドのブッダガヤで暮らす女の子の日常

パヤル、夢を追いかける少女の朝

インドのニーマ村。まだ夜の帳が明けきらぬうちから、10歳のパヤルは小さな妹と寄り添って眠る土間の床で目を覚まします。

「おはようございます✨」
これが、彼女の一日の始まりです。

パヤルの朝の日課は、村の中でも、まだ恵まれた場所にあるという井戸へ向かうことから始まります。家族のみんなが使う水を汲み、自分の顔を洗い、体を清める。井戸は彼女たちの生活の源であり、お風呂場代わりでもあるのです。

水汲みを終えると、次は家族のための食事作り。パヤルは小さな体で薪を組み、火を起こし、一日の糧となる食事を家族の分も用意します。食器を洗い、ようやく一段落。それから地面に座って簡素な朝食をいただきます。

食事の後も、休む間もなくお掃除の時間。小さなホウキで土間の周りを丁寧に掃き清めます。

「私には夢があります。女優さんになりたいんです。そして大好きな日本に行くことです。」
そう語るパヤルの瞳は、未来への希望に満ちています。

パヤルが属するダリットという階層の子供たちは、しばしば「学校に行く必要はない」「家庭や家畜、農家の手伝いをしていればいい」と言われ、夢を語れても、厳しい現実が立ちはだかります。親の代からのこの意識からくる彼女たちが置かれた環境は、「このような負の連鎖」を生み出しています。

「この子達の未来を変えるのは教育を受けることなのです。この負の連鎖から抜け出してあげたい」

ようやく、パヤルが最も楽しみにしている時間、学校へ行く準備に取り掛かります。黄色い制服に袖を通し、リュックを背負った彼女の顔には、この上ない喜びが浮かびます。

学校に行きたくても行かせてもらえない子供たちがいる現実。
それでも、パヤルは今、教育という未来への扉を開くため、力強く一歩を踏み出します。彼女は、今日もLotus Schoolへと向かい、今日も夢への一歩を進めるのです。

さて、パヤルに必要なものは一体何でしょうか? 
彼女が直面するダリットの子供たちの問題とは、「物が足りない貧しさ」だけではなく、「選択肢がない貧しさ」ではないでしょうか。皆さんはどう思いますか?
(Python Academics Tokyoによる支援活動と、パヤルさんの日常、そしてダリットの子供たちが抱える問題に光を当てています。)

パヤルちゃんの動画はこちらから>>
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私たちパイソンアカデミック東京は未来に羽ばたく子供たち、ティーン、学生全てのために、人々が互いを信頼し助け合う力を育み、そこから生まれる飛躍的な人間関係を築くことを目指しています。私たちは、地位や名誉だけでなく、心身ともに充実した社会性を持つことをサポートする団体です。 人の助けになることをしたい。少しでも悩んでる人達を喜ばせたい。人は誰一人同じ人間はいません。毎日誰かが誰かを助け合いながら人は共存しています。あなたがマッチングできるステージを作ります。もし伝えたくてもわからなくなったら相談してください。お待ちしています。のんびりでもいい、気づいたらあなたの側にいる、そんなグループです。自分らしく出来る何かを一緒に見つけましょう。 活動スタートについて Python Academics tokyoはバイリンガル育児を終えたママ3人が立ち上げた団体です。