ノートと笑顔を届けた夏休み初日の教室
今日から始まった夏休み学習サポートでは、経済的に学用品をそろえにくい子どもたち二十人に新しいノートと筆記用具を手渡しました。物価高で家庭の負担が増える中、必要な道具がないために学びのスタートラインに立てない子がいます。最近は保護者からも学用品の相談が増え、私たちはその壁を少しでも低くしたいと考えました。
スタッフ四人は朝七時半から教室を開け、寄付で集まった文具を机に並べて迎えました。ノートを受け取った小学五年のまひるさんは、自分専用のノートは初めてと顔を輝かせ、さっそく一ページ目に夏の目標を書いていました。見守っていたボランティアの岸本は、道具ひとつで子どもの表情が変わる瞬間に立ち会えたと話します。支援者の皆さまが届けてくれた温かさが、教室全体を包み込む空気をつくりました。
午後には中学生向けの理科実験教室も開催し、家庭では用意しにくい実験キットで電気の仕組みを学びました。子どもたちからは楽しかったという声と共に、次は友達も連れて来たいという言葉が上がり、地域とのつながりがまた一歩広がりました。
今後は一学期の復習プリントを印刷し、八月末までに個別学習相談会を三回開く予定です。私たちは歩みを止めません。印刷費や教室運営費を支える継続的な寄付が必要です。皆さまからの温かいご支援が、子どもたちの未来につながります。ぜひ、継続的な応援をよろしくお願いいたします。


