卒論が示してくれた「働くことは楽しい」ということ。
みなさんこんにちは!ユメフルサト代表理事の吉田大韋です。
私たちが全国各地でプロデュースしているこども夢の商店街がまた卒論テーマに選ばれました。毎年、どこかの大学の誰かがこども夢の商店街やおむすび通貨といった私たちの事業を卒論・修論のテーマに選んで研究してくれるのですが、今回は地元愛知学院大学の二人がボランティア活動の比較研究という切り口で取り組んでくれて、その結果があまりに素晴らしいので今日はそれを皆様にご紹介したいと思います!
まず140ページというこのボリューム!しかも、石川くんと菅野さんが1年以上、何度も会場に足を運んで自らボランティア活動に参加しながらまとめてくれた卒論の出来は、ゼミ担当の村田先生曰く、ゼミでダントツ一番だったというほどの出来栄えで、私たちの事業を客観的に分析してくれた二人には感謝しかありません!!
そして!読者の皆さんにぜひご紹介したいのはここの部分です!
こども夢の商店街に参加したボランティアの学生の97.2%がまた参加したい
と回答していて、ネガティブ回答はなんと0%!!これって、ものすごいことだと思いませんか?!思いますよね?!いや、絶対すごいことだと思うんです!こども夢の商店街のボランティア活動は、朝から夕方まで目一杯やる活動で、終わる頃には全員ヘトヘト、夏は汗だくになっているのですが、アルバイトのようにお金がもらえるわけでもないのに、ほぼ全員(アンケート対象者は約100人)がまた参加したいと思ってくれているなんて、自画自賛とともに、参加してくれたみんなに感謝です!!
なんでそんなに大変なのに参加したくなるかっていうのも分析されていて、達成感があり、自分自身の成長につながるというのが大きいということなのです。
この結果は嬉しかったですねー!ホントに!なぜかというとですね、私たちはいつでも、こども夢の商店街に参加する子供達だけではなく、ボランティアとして参加してくれる学生さんにとっても、働くことはそれ自体が楽しいことなんだ、自分の成長に繋がったり、誰かに喜ばれたりする有意義なことなんだと、それを実体験としてもらいたくて、
その実体験から働く意欲とかイキイキと働く上で必要になるマインドセットが育まれてほしい
そればっかりを考えてこども夢の商店街を企画運営しているからなんです。
働くことというのは、本来、そういうものなのに、どういうわけか殆どの大人がお金を手に入れるための手段だと考えてしまっています。お金が目的になり働くことが手段になってしまっては、働くことの面白さは大きく損なわれてしまいます。しかもその結果、大した働きが出来なくなるために稼ぎ自体も少なくなってしまうのです。仕事で大成功している人は、ビル・ゲイツだって、スティーブ・ジョブズだって、孫正義だって、みんな働くことそれ自体が楽しくて楽しくて仕方がないから、お金の面では働く必要なんてないのに働き続けるに違いありません!僕はですね、そういう人は、働く上でのマインドセットが、こども夢の商店街に参加した子供や学生の中で育つマインドセットと同じに違いないと思うのです。そして働いた結果として大金持ちになるかどうかは大したことではなくて、
働くこと自体が喜びになっている人というのは、間違いなく幸せだと、僕はそう思っているのです。
なぜかって?理由はともかく、こども夢の商店街の子供達も学生たちも、本当にイキイキしていて、この子たちが働いている今その瞬間が、働かされていて不幸だなんて絶対思えないです。僕でなくても、誰だって、彼らを見ていたら、きっとそう思うに違いありません。
もちろん、自分が置かれた環境のせいで働くことの喜びを感じられない人だっているでしょう。嫌な上司、無意味に思える仕事、自分じゃなくてもできる仕事。でも、僕はこう思います。
だったら、その環境を変える努力をするか、努力しても変えられないなら、やめればいいじゃないか。やめて、喜びを感じられる働き方に変えればいいじゃないかと。それができれば苦労はしないって、そういう人もいるでしょう。でもね。そう考えることこそ、
働くことがお金を稼ぐための手段になっている
ということなんです。そのマインドセット自体が、働くことをつまらないものにしているということだと、僕はそう思うのです。
人間は本来みんな、自分の良さを発揮したい、誰かの役に立ちたい、そういう気持ちを持っているものだと思います。なのに、多くの大人は、学校教育と家庭教育と就職活動を通じてそういう気持ちをいつの間にか忘れてしまって、働くことを金儲けの手段に貶めてしまっている。僕は、子供達が周りの大人から色々言われたりやらされたとしても、実体験として、
働くことは面白いことなんだということを、大人になっても忘れないようにこども夢の商店街で心にしっかりと刻んでほしい
と、本当に心底、いつもそう思ってこの仕事をしています。いやー、、、つい熱くなって書きすぎましたかね。。でもいつもこのテーマになると熱くなってしまって。。
ということで、って意味わかりませんけど、私たちと一緒にインターンシップやボランティアをしたいなって、そう思ってくださったなら、ぜひ応募してくださいね!