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2020/06/15

21歳から7年間、ボランティア募集サイトの運営だけやってきた僕が目指していること

activo(アクティボ)」を運営している株式会社activo代表の小澤と申します。

タイトルにあるように、僕は学生の頃から7年ほど、ずっとactivoの開発・運営を続けていまして、卒業後も就職せず、 フルコミットしてきました。

今後、採用強化・サービス拡大していくにあたって、より多くの方にactivoのことを知っていただければと思い、この記事を書いています。

まずは「activoのミッション」をテーマに、

  • どんなミッションを掲げているのか
  • なぜやるのか

あたりをご紹介したいと思っています。

それでは、どうか最後までお付き合いください!🙇🏻‍♂️

・・・

activoがどんなミッションを掲げているのか

早速ですが、下記が会社のミッションです。

”国内ソーシャルセクターの人材・資金不足を解決するプラットフォームをつくり、関わる全ての人々を幸せに。”

2020年6月現在、activoは主にソーシャルセクターの人材領域に関わる、

- ボランティア検索サイト(団体目線だとボランティア募集サービス)
- NPO・ソーシャルビジネス求人サイト(団体目線だと求人サービス)

この2つのサービスを提供しているのですが、ミッションにあるように、人材不足と強く相関する「資金不足」についても解決を目指しています。

で、ミッションが微妙に長いので、まずは
国内ソーシャルセクターの人材・資金不足を解決するプラットフォームをつくり、
という前段の部分から、なぜこれを目指すのかをご紹介します。

一言でいうと、
「activoがそのようなプラットフォームの実現を担える数少ない主体であり、社会にとっての必要性も高いから」
なのですが、具体的にどういうことかを2つに分けてご紹介します。

やる理由1. activoがそのようなプラットフォームの実現を担える数少ない主体だから

2020年6月現在、activoの月間のボランティア/求人への応募数の実績は7,000名ほどです。
ちゃんとやれば、月間数万、数十万といったマッチング数に成長させることができると思っていますし、その規模感のプラットフォームになれば、業界の課題解決に向けて様々な役割を担っていけるはずです。

しかし、立ち上げ当初の在学中、そして大学卒業後はほとんど無給のような期間が続いていました。
類似のボランティア募集サイトが立ち上がったことも何度かありましたが、やはり収益化しづらいマーケットなので営利企業が参入する合理的な理由はなく、趣味のプロジェクトとしてやるのは立ち上げがしんどいということで、うまくいったものはありませんでした。

そんなマーケット環境下でもactivoが事業を継続できたのは、

- たまたま、学生が立ち上げた(無給でも気合いで乗り切れた)
- たまたま、その中に非営利組織や市民社会を研究するゼミに所属するような人間がいた(僕です)

など、いろいろなラッキーが重なったからです(他にも色々ありました)。

そんな有り難い背景があって続いてきた事業なので、長年続けてきた自分たちだからこそ担える大きな役割を果たしていきたい、という使命感が強くあります。

やる理由2. 社会にとって必要性も高いから

次に、ソーシャルセクターにおける人的・資金的リソース不足の解決がなぜ社会的に必要かという話ですが、

現状すでに、社会課題先進国とも言われている中で、国内ソーシャルセクターは給与水準が低い、寄付金額の総計が国際的に見て低水準などの問題を抱える

少子高齢化により今後さらに財政難が深刻化する(はず)

行政サービスが手薄になるので、民間でなんとかする必要がある

ソーシャルセクター、ソーシャルビジネスへの期待感は高まる

リソース不足のままだと期待に応えきれず、救えない人たちが増えてしまう

こういう未来が予想できてしまうと思っています。
さらに、

マーケット自体が注目されづらいと、周辺ビジネスも育たない(NPO向けITソリューションなど)
米国ではNPOのみを顧客として年間700億円以上を売り上げるITプロバイダも存在するが、そうした企業が日本に進出することもほとんどない

他の業界ではITプラットフォームの登場などでドラスティックな効率化が起きる中、ソーシャルセクターはその恩恵が享受しきれない

こういった悪循環もさらに加速してしまうと考えます。

特に「ITプラットフォーム」のインパクトは非常に大きいです(本もたくさんありますよね)。
現在、業界で最大級規模のITプラットフォームであるactivoが、こういった悪循環を断ち切り、好循環へ変えていく役割を担うべきですし、先程申し上げたようないろんな偶然の上に今のactivoがあるので、より一層使命感を感じています。

「関わる全ての人々を幸せに」とは

ここまで、activoがソーシャルセクターに対してどう貢献していきたいのかを書きましたが、ミッションには、

”国内ソーシャルセクターの人材・資金不足を解決するプラットフォームをつくり、関わる全ての人々を幸せに。

関わる全ての人々を幸せに。」という一文もあります。

この一文には、「個人」「企業」「行政」「activoの従業員」のような、ソーシャルセクター以外のステークホルダーの方々にとってもWinなプラットフォームを築きたい、という想いが込められています。

これについても、「個人(ボランティアやNPO求人に関心のある方々)」と「企業(SDGsなどに取り組む株式会社など)」に絞って、具体的にどういうことなのか、少し紹介させてください。

【個人編】「ボランティア」を再定義したい

まず「個人」の幸福にどう貢献するかについてですが、activoは、

「ボランティアや非営利組織への参画を、自己犠牲ではなく、ライフキャリアを豊かに彩る選択肢として再定義し、個々人に最適な選択肢を提供すること」

によって「個人」の幸福に貢献したいと考えています。

個人にとってボランティア活動とは何か?」と聞かれたらみなさんはどのように答えるでしょうか?

僕の場合は「魅力的な余暇の過ごし方の一つ」「ちょっと真面目な趣味・レジャー」と答えます(ちょっと語弊を生みそうですが…)。
日本の場合、ボランティアは「自己犠牲」のイメージが強いせいで、正しく魅力が伝わっておらず、機会損失が起きていると考えます。

困っている人の役に立ちたい」なら、例えば自然災害に遭われて困っている人のお手伝いをするボランティア、
この社会問題に関心があり、もっと深く関わりたい」のであれば、例えばその分野に詳しいNPOでのプロボノやインターンシップ、
人と関われる楽しいことがやりたい!」なら、例えば単発のスポーツ大会ボランティア、東京オリンピックのような大イベントでのボランティア、
といった具合に、その人が人生に今求めているものを、多様なボランティア活動の中から選択できるような世界観を作っていきたいです。

【企業編】プラットフォームに企業も迎え入れたい

では次に「企業(SDGsなどに取り組む株式会社など)」にどう貢献するかですが、activoは、

「企業やその従業員と非営利活動を結びつけるプラットフォームをつくること」

によって、参画した企業の価値向上へ貢献したいと考えています。

最近、SDGsやESGといったキーワードをかなり頻繁に見聞きするようになったかと思いますが、大企業の経営者、CSR担当者などが今考えているのは、

- 本当に社会に対していいことがしたい
- 本当に社員に幸せになって欲しい、いい社員になってほしい

というレベルにすでになっていると思います。

こうした時代の流れを受けて、activoは企業のSDGs、CSR活動に対してもGiveができるプラットフォームを目指していきます。

・・・

採用強化・サービス拡大に向けた想い

以上がミッションの紹介です。

僕はactivoの立ち上げ以前からずっとめちゃくちゃ運が良くて、さらに現在も大きなやりがいを感じることができる仕事に取り組むことができており、本当に恵まれているなあと思います。
チームはまだとても小さいので、今後はサービスの成長を一緒に喜び合える人を増やしていきたいです。
そして、一歩一歩着実に、充実した毎日を過ごしながら、ミッションの達成に向かっていけたらなと思っております。

もしも弊社に興味を持っていただけたら、Wantedlyか、僕(小澤)のTwitterのDMより気軽にご連絡をいただければと思います。
具体的な中長期戦略などについても、お話させてください。

簡単に募集要項はこんな感じです。

- 職種はWeb系中心に幅広く募集中です(人が少ないので、幅広い業務ができる方だと嬉しい)
- 関わり方についても幅広く募集中です(メインはフルタイムメンバーの募集ですが、副業などで関わっていただける形も歓迎です!)
- オフィスは京都⛩です(フルタイムの方については、まずはオフィス勤務可能な方から巻き込んでいきたいです)
- 2020年6月現在、フルタイム2名、パートタイム(インターンやアルバイト、副業、フリーランスの方など)10名ほどのチーム構成です。

オープンポジションの募集はこちらです。


また、少し前にSEAの支援先企業にも選んでいただきました🎉

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます🙇🏻‍♂️
記事の内容に一応予防線を張っておきますと、、、

- ソーシャルセクターだけでなく、パブリックセクターにおける様々な政策の実現、ビジネスセクターにおける経済成長などもめちゃくちゃ重要
- 今日の日本のソーシャルセクターがあるのは、先輩NPO・ソーシャルビジネス経営者の方々や、リーダー育成、法整備など、すでに業界発展に尽力され、大きな成果を出されている先輩NPO中間支援事業者の皆様のお陰です。現状のソーシャルセクターを何か否定する意図は(当然ですが)全くありません。

また、ボランティアやインターン、プロボノなどを募集されている非営利組織様、社員・パート・アルバイトを募集中のNPO、ソーシャル・ビジネス事業者の方は是非activoをご利用いただければと思います。
こちらが導入事例で、登録はこちらから可能です。

また、企業CSR/人事/広報担当者様向けのページはこちらです。
企業の社員ボランティア促進についてのソリューションについてもこちらにまとまっておりますので是非ご覧ください。

僕のTwitterはこちらですので、気軽にご連絡いただければと思います。


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株式会社activoの法人活動理念

NPOが抱える課題1位は「人材の確保や教育(66.9%)」、2位「収入源の多様化(54.2%)」となっています。文化的な背景から資金、特に寄付・会費等が集まりづらいことから、採用難航⇒事業成長や資金調達難航⇒資金不足という負のサイクルに陥っています。


このような悪循環を事業を通して好循環へと変えて行き、最終的には、ソーシャルセクターから生まれた革新的な問題解決モデルが日本全国へ次々と広がる未来を創ります。