創業ストーリー① SOYMIL誕生ストーリー
海外で抱く疑問、私は何者なのか?
原体験は20代、佐藤が中国上海市に留学をしていた時です。課外時間に日本語教育ボランティアに携わる中で、首都圏で育った自分がいかに自国の文化や風習に無知だったかに気付き衝撃を受けました。その一方で、中国のみならず世界から集まる同世代は自身の宗教、文化や価値観を大切にしながら現地での生活を楽しむ様子に触れてきました。外国語を操り、国際感覚を持つグローバル人材が少ないと日本社会で嘆かれる一方で、「グローバルに活動していきたい自分が拠って立つ生き方の源泉、世界に語れる価値観とは何なのだろうか?」。佐藤の活動を決定づける、強い疑問が生まれた瞬間でした。
メガバンクで感じた葛藤
大学を卒業した佐藤は、中国やアジアでの仕事に従事したいという漠然とした想いから、大手都市銀行の三井住友銀行に入社。しかし、そこで感じたのはアップデートされない社会慣行や銀行ビジネスのあり方への疑問でした。世間体のために不本意で漫然と生きることで大きな後悔が生まれるのでは?また、目先の収益を追うために、今まで先人が築いてきた社会的資産を失っているのではないか?と強烈な違和感を持ち、3年半勤めた三井住友銀行を退職します。
約40か国・地域の旅で育んだ人生の指針
佐藤は、ベンチャー企業での新規事業立ち上げを機に中国へ移住します。中国での事業立ち上げに2年ほど従事した後に、中国大陸放浪の旅に出ることになります。内モンゴルの砂漠地帯、寧夏のシルクロード、悠然と流れる長江、社会や文化との紐帯を感じることで人を幸せに導く社会体制があれば、その逆もあるという事実と向き合ってきました。「人が、社会や文化との繋がりを実感し、幸せを追求できる社会を紡いでいく」。佐藤は生涯の使命を決意し、中国大陸放浪の旅の終わりを迎えました。
(続く)
https://activo.jp/stories/1428
SOYMIL創業ストーリー①
SOYMIL創業ストーリー②
SOYMIL創業ストーリー③
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株式会社SOYMILの法人活動理念
私たちが掲げる理念である「Our Heritage, Our Pride」には、古来から未来に繋がる私たちの財産(ヘリテージ)、
私たちが誇り(プライド)に思っているものを未来へ紡いでいこう意味があります。
私は、2度の海外生活と約40か国・地域を訪問した経験、中国大陸を放浪した経験を通して世界中の多くの人や文化と接点を持ってきました。私は、新しい人や文化との出会いを通して得る新しい学びや発見を得ることが心の底から好きです。その一方で、自分は何者なのか?自分が寄って立つ価値観とは何なのか?について上手く語ることができず、疑問を持って生きてきました。
日本に帰国した後に感じるのは、今の日本社会では幸福を追求できないかもしれないという漠然とした不安です。就職活動の時は優秀だともてはやされていたものの大きな組織で不本意な時間を漫然と過ごしている同年代の若者、定年退職を目前として漠然とした不安を抱くシニア層、狭い幅の職業選択で自身の力を発揮する場所を見つけられない地方の同世代。
企業活動も同様です。公的機関の補助金や岩盤規制の守りの中で成り立っている産業が多く、持続可能とは言い難い経済活動を多数目の当たりにしてきました。さらには、市場の縮小や担い手の不在で、古来から紡がれてきた大切な価値の存続が危ぶまれている現実とも向き合ってきました。
個々人が幸せを追求するためには、自分の生き方の源流と向き合い、世の中との繋がりを取り戻すことで自発的に行動すること。そして、その一つの手段が「起業」だと考えるようになりました。
・全てのステークホルダーが、社会、文化や自然との紐帯を感じられるか
・社会的インパクトを創り出し、300年後の未来へ価値を紡いでいけるか
・自分の生き方と向き合い、幸福を追求できるか
私たちは社会的インパクトを創り出す起業家集団として上記の三点を価値基準としていきます。国籍、文化的背景、学歴を問わず、SOYMILの仲間が自由闊達に行動し、相互扶助をすることで、幸せを追求できる社会に貢献して参ります。