NPOプロボノに必要な3つの力
前回の記事で、ソーシャルスタートアップを始める際に必要な力を書いたのですが、
今回は先頭を走る代表ではなく、その団体を支える人々にはどのような力(能力・マインド)が必要かを書いていきたいと思います。
私が代表をしている「あいむ」に関わっていただいているプロボノやインターンの方々を見ていての経験はもちろん、私自身も大小問わずいくつかのNPOでプロボノの経験があるので、それを踏まえてお伝え出来ればと思っています。
1.自分で仕事を作る力
周りの多くのNPOさんから聞くことでもあるのですが、
「プロボノには来てもらいたいけど、仕事を割り振ったり、マネージメントする余力はない」
ということがあります。
NPOというのは、大抵ギリギリの人数で回していたり、業務が逼迫しています。
プロボノには来てほしいけど、そのために業務を切り離して作ったりすることは難しいという団体がほとんどだと思います。
「仕事は自分で作るものだ」とはよく言ったもので、その団体に何が足りないかをプロボノの方自身が見極めて、自分の能力が発揮できそうな仕事を作り出し、成果を出す力が必要だと考えています。
※因みに、「あいむ」で言うと、組織のカラーとして、比較的マネージメントはしっかりしているので、そこはご安心ください。
2.誰とでも上手くやれるコミュニケーション能力
特にプロボノやインターンが多い団体に言えることだと思うのですが、色々なバックグラウンドを持った人が関わっている場合が多いです。
その中で、周りの人々と調整しながら、業務を遂行していく力が必要不可欠です。
前述のとおり、NPOは余力がないところが多いので、代表や既存のメンバーからすると、マネージメントに力を入れなくても、スムーズに動いてくれる人がいるととても助かります。
3.本業・家庭・体調との両立をする力
プロボノやインターンは、本業や生活の基盤があってこそ出来る活動です。
セルフマネージメント能力は、自分自身のためにも関わっている団体のためにもとても大切な力です。
「関わってもらっている」と思っている代表などは、メンバーにやりがいや充実感を持って関わってもらいたいと思っています。
しかし、本業がバラバラであったり、過ごす時間が短いとなかなかプライベートのことまでは把握するのが難しいのが現状です。
基本的なことだと思われるかもしれませんが、このような内容を活動指針として明記している団体もあるぐらい大切なことです。
以上の3つが私のプロボノ経験や団体の代表として言えることです。
NPOにとって、プロボノの方というのはものすごく貴重な存在です。
あいむでも、実際にプロボノの方のおかげで団体がものすごく前進していますし、プロボノをやっていた身として、自分の能力が団体の役に立ったときはとても嬉しかったです。
現在、あいむではプロボノを積極的に募集しています。
あいむは、マネージメントに力を入れていたり、それぞれ役割を明確化したりと関わりやすい団体へと変化しているところなので、興味のある方は是非ご連絡いただけたらと思います。
あいむの法人活動理念
[ビジョン]
どんな「わたしらしさ」にも、あたたかい居場所を。
ありのままの自分を生きていくには、安心できる居場所が必要です。"わたしは、わたしのままでいいんだ"。そう思えるようなあたたかい居場所を届けることを、私たちは目指しています。
[クレド(行動指針)]
・目の前の人を大切にする
・自然体を大切にする
・好きを見つける