ソーシャルスタートアップを始める時に必要な3つの能力
2021年まであと約1ヶ月。
もうすぐ年を越す、そして、周りの教育支援仲間が「発信」というのを大切にしてるのを聞いて、私も頑張んなきゃなということもあり、今日から2020年12月31日まで毎日noteでも書いてみようかと思う。
今、あいむのプロボノ・インターンを探しているのですが、その中で、ソーシャルスタートアップはどんな人材が必要かなどを自分なりに考えてみたので、noteにしてみました。
今日のストーリの見出しはこちら
そもそもソーシャルスタートアップってどんな状態か
ソーシャルスタートアップと聞くと、皆さんどんなイメージを浮かべるでしょうか?
色んなイメージがあると思うのですが、恐らく、みなさんが思っているより地道なことが多く、華やかではありません。
まず、解決したい社会課題をきちんと特定することがとても大変。
例えば、「貧困世帯の子どもたちの学力の低さ」が課題だと設定します。
一見、それらしく見えますが、そもそも貧困世帯の定義をどうするのか学力が低いとしたら、どれくらい低いのか。そして、貧困世帯というのはただの事象であって、では、要因は何なのか、何の要因が学力の低さにつながっているのか。などなど課題を特定するのにとても時間と労力(調査もめちゃめちゃ大変)がかかります。
そして、企業や事業型のNPO(団体)であれば、その課題の打ち手になるサービスを作らないといけない。そして、サービス受益者を探し、彼らからお金を頂けるほどのクオリティでなければならない。
寄付型のNPO(団体)であれば、サービス受益者からお金は貰えないため、活動をするためにお金を得る仕組みも作らないといけない。(寄付を募る仕組みは私の実感値としては、サービスを作り、回すよりも大変です。)
という状況で、課題を特定しながら、どういう社会を目指したいかを考え、打ち手を考え、そして、サービスも回していくという状況です。
もちろん、これらを一人でするのはなかなか難しいため、メンバーを集めたり、協力者を集めることも同時にしていきます。
ソーシャルスタートアップに必要なスキル
いわば、カオスの状態のソーシャルスタートアップに必要なスキルセットは何でしょうか。
私は、以下の3つだと思います。
①考えながら、行動をする力
②周りを巻き込む力
③弱さを開示する力
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①考えながら、行動をする力
これは起業の時にとても大切だと思うのですが、お客さんに出会って初めて分かることは沢山あります。
ずっとパソコンとにらめっこして、考えていても、結果は何もわかりません。「考えながら、行動する力」は物事を始める人にとって必要不可欠だと思います。
何しら動いていると、思わぬヒントがあったりするものです。
例えば、私はツイッターで発信を続けたりと周りに発信をすることで、今のメンバーも見つかったし、うちのサービスを紹介してくれる団体も見つけることが出来ました。
②周りを巻き込む力
人は一人でできることは限られています。
社会課題という大きなモノに向かっていくためには、たくさんの人の力が必要です。
「あいむ」は活動を始めてからはまだ1年も経っていませんが、活動に関わってくれているメンバーが15人ほどいます。
もちろん業務の面で支えてくれていることはもちろんですが、団体を運営するというのは考え事が尽きず、精神的にダメージを負ってしまうこともしばしばです。
そんな時に、助けてくれるのが仲間です。
また、モチベーションが下がったときも、仲間のために頑張ろうという気持ちになり、活動を続ける力になります。
そして、団体内のメンバーもそうですが、周りの企業やNPOと情報交換をしたり、協力をしていくことが大切だと実感しています。
③弱さを開示する力
これだけ、なんだか異色なような気がしますが、私は一番大切にしていることです。
②周りを巻き込む力にも通づる事なのですが、私は、私が考えていること・思っていること・今の状態などを出来るだけメンバーに伝えるようにしています。
リーダーが弱さを出すと、周りのメンバーを不安にさせるんじゃないかと思われるかもしれませんが、逆で、どうリーダーがどう困っているか、どんな能力が足りないかが分かるので、サポートがしやすくなります。
私の尊敬するNPO法人抱樸の奥田さんは「人は弱さでつながる生き物だ」とおっしゃっています。
リーダーが弱さを出すことで、メンバー同士がつながっていき、一体感や心理的安全性を高めることが出来、それが結果として良い組織、良い事業につながっていくと考えています。
また、言うまでもなく、ソーシャルスタートアップ、特に寄付型の組織は共感が特に重要です。
弱さを出すのは勇気がいることですが、組織にとっても事業にとってもいい影響があると考えています。
以上の3つが私の考えるソーシャルスタートアップを始める時に必要な力です。
次回は、ソーシャルスタートアップを始める時にどんなメンバー(フォローワー)がいるといいかについて書きたいと思います。
あいむの法人活動理念
[ビジョン]
どんな「わたしらしさ」にも、あたたかい居場所を。
ありのままの自分を生きていくには、安心できる居場所が必要です。"わたしは、わたしのままでいいんだ"。そう思えるようなあたたかい居場所を届けることを、私たちは目指しています。
[クレド(行動指針)]
・目の前の人を大切にする
・自然体を大切にする
・好きを見つける