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更新日:2024/11/26
「みんなでつくる自由な放課後」を支える民間学童のスタッフ募集!
福津民間学童 放課後クラブ三粒の種基本情報
「子どもと大人で自由で最高な放課後をつくる!」を掲げる福津市の民設民営の放課後児童クラブです。遊びをつくり、生活をつくり、自分をつくり、未来をつくる。そんな子どもたちと一緒に成長できます!
募集対象 |
こんな方と一緒に活動したいと考えています。 一緒に働く人の年齢層について
学生さんボランティア、30代~60代のアルバイトスタッフが活躍しています。 |
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活動テーマ | |
勤務場所 |
放課後クラブがある福津市津屋崎は、製塩と交易の歴史ある港町です。海と山に囲まれ自然も豊かです。当クラブの憲法では「地球すべてがかつどうの場」とさだめており、近所の神社や公園をはじめ海や山でも活動します。野外活動やキャンプが好きな方にはうってつけの環境です! |
待遇 |
アルバイト採用の場合、3か月の試用期間があります。(時給900円) |
勤務期間/頻度 |
勤務頻度:週2~3回 週に1・2回から、ご都合に合わせて参加いただけます。 |
注目ポイント |
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募集人数 |
3名 |
職種 | |
祝い金 | 1,000円 祝い金とは? |
特徴 | |
応募方法 |
こちらのページから応募してください。 |
募集詳細
子どもたちが自由に生きる力を育むために。
放課後の時間は何ができるのか?
2017年、放課後クラブ三粒の種は民設民営の放課後児童クラブとしてスタートしました。本クラブがある福津市は、福岡市や北九州市へのアクセスもよく人口が増加し続けている日本の中でも珍しい自治体の1つです。市内の小学校のいくつかはは過密化が進んでいますが、それと同時に子どものたちの放課後の居場所づくりが課題となっています。
各小学校には公立の放課後児童クラブが併設されています。さらに地域では社会体育をはじめ各種の習い事があり、子どもたちの放課後の選択肢はある状態だと言えます。ただ、そんな放課後のあり方の中で欠けていたのが、「子どもたちが自分のやりたいことを思いきるできる場所づくりを通して、自由であることを育む」というコンセプトでした。
わたしたちは民主主義を掲げる日本の中で生きています。日本国憲法では基本的人権として自由が保障されています。
それらは与えられたものではなく、日々の生活の中で育み、守っていかなければなりません。
そして自分が自由であるためには、他者の自由も認めなければなりません。これは人間が生まれながら持っている本能ではなく、自由を求める試行錯誤の歴史の中で生み出された知恵です。未来の社会を担う子どもたちとともに育んでいきたい最も大切なことだと考えています。そしてわたしたちは、自由は「感度」と表現するように、何度も失敗を繰り返して少しづつ育まれていく身体的なものだと捉えています。
放課後クラブは「みんなでつくる学童」を掲げ、子どもと大人がいっしょになって、自由で民主的なコミュニティをつくることに大真面目にとりくんでいます。
放課後クラブが大切にしていること
放課後クラブが設立されるにあたり、最も影響を受けたのはアメリカにある「デモクラティックスクール」の理念と実践です。「人はみずからの意思で決定し行動したときに、最も大きな喜びと学びを得ることができる」という原則に基づき、子どもたち一人ひとりひとりがカリキュラムを決めて、教師は子どもたちの活動の支援に徹しています。アメリカの民主社会の仕組みそのものが学校運営に取り入れられており、子どもも教師も学校の担い手として対等な権利と責任のもと運営されています。
放課後クラブでは「みんなでつくる学童」を掲げています。子どもも、スタッフも、保護者も対等な立場でよいクラブとは何か?を考え、それぞれができることをして、自由で楽しい放課後をみずからの手でつくりあげていく。その過程が学びであり、子どもたち(そして大人も)一人ひとりの中に自由であることの意味が育まれていくと信じています。
そんな私たちの思いを体現するのが、「放課後クラブけんぽう」です。活動の中で何度も話し合い、改定が重ねられてきました。
■■放課後クラブけんぽう(2023年現在)■■
1.子どもと大人で、自由で最高なクラブをつくります
2.なにをするかは自分で決められます
3.準備や片付けは自分でします
4.地球すべてが活動の場です
5.よく話し合います
6.自由でも、人のいやなことはしません
このけんぽうに紐づけられるかたちで、さまざまなルールが定められています。例えばゲームやYouTubeを見るときのルール、近所の神社で遊ぶときのルール、遊ぶときに危険から守るためのルール…。クラブの生活の中で問題が起きるたびに話し合い、乗り越えるためのルールを定めてきました。大人が提案するときもあれば、子どもたちから発案されることもありますが、すべてのルールは話し合いにより決められています。ルールを決める過程に関わることで、その必要性や納得感を共有することを大切にしています。そんなルールが守られないことも問題になるのですが、それも大切な学びのひとつです。
活動の様子
放課後クラブでは小学校1年生から6年生の子どもたち約25名が活動しています。卒業生の中学生・高校生が遊びに来ることもあります。
14:00~15:00 クラブに到着「ただいま!」
学校から帰ってきた子から自由にすごします。宿題については「自分が決める」ことが基本です。庭で生き物さがしをしたり溝を掘って水を流したり、ごっこ遊びに夢中になったり、本を読んだり、のんびり寝そべったり、思い思い過ごしています。
16:00 おやつの時間
おやつは、子どもとスタッフによる当番制になっています。当番はメニューの決定、調理、後片付けまでを担当しています。おやつ当番は大変な仕事ですが、周りの子から尊敬されるやりがいがある役割になっています。
16:30 はじまりの会
子どもと大人全員で、やりたいことを話し合います。「近所の公園や海に行きたい!」「クラブでのんびり過ごしたい!」いろいろな意見や思いを聞き合ったうえで、その日の予定が決められています。
16:45 活動の時間
はじまりの会で決められた予定に従って活動がはじまります。一番人気があるのは公園や神社での外遊びです。鬼ごっこをしたり、サッカーや野球をしたり。「陣とり」や「クバーラ」というスポーツも人気があります。外へは行かずに、室内ですごす子もいます。ごっこ遊び、影絵の劇づくり、お絵描きなどにたっぷり時間をつかっています。
17:45 おわりの会
一日の振り返りの話し合いがおわりの会です。楽しかった経験を話しあり、よいクラブになるために貢献した子をみんなでほめたたえたりします。ケンカや危険なことがあったときに解決策を話し合うのもおわりの会の大切な役割です。おわりの会での発言はホワイトボードに書きとられて、保護者にも共有されています。
18:00~ お迎え「いってらっしゃい!」
おわりの会のあとは、保護者のお迎えが来るまで自由時間になります。4
■夏休み・冬休み・春休み
長期休みのときは、朝の8:00から活動しています。活動時間が大幅に広がり、放課後クラブの活動の幅も広がります。
〇企画
放課後クラブでは行事がありません。その代わりに、子どもたちやスタッフ誰でも発案できる「企画」があります。みんなでやりたいことを「企画書」に書いて参加者を募ります。長期休みのときはさまざまな企画が実施されます。ほんの一例を紹介します。
「ハンバーガーをつくってお昼ご飯に食べよう!」
「レンタカーを借りて川遊びに行こう!」
「ペットボトルを集めてイカダをつくり海に浮かべよう!」
「遊びのお店をつくって地域のおまつりに参加しよう!」
スタッフの位置づけと役割
放課後クラブでは「みんなでつくる学童」を掲げています。そのために、スタッフは「子どもと対等な立場で自由で最高なクラブ」をつくる一員として、大人の経験とできることを活かして運営に携わっています。
■ささえる
活動の中で、子どもたちから「やってみたい!」という思いが生まれるときがあります。「段ボールでひみつ基地をつくりたい!」「影絵の劇をつくりたい!」そんなときにどうしたらできるか一緒に考え、実現を支えています。
また、「やってみたい!」が対立してケンカになることもしばしば起きます。そのときに第三者としてお互いの思いに共感し、ときに思いを代弁することも大人の役割になります。
■まもる
道路への飛び出し、ケガにつながる行為など、子どもたちの遊びはケガや事故の危険性と隣り合わせでもあります。そこで子どもたちと危険を察知し、対処方法を考えることもスタッフの役割です。
そして何より、子どもたちとともに楽しいことを考え、それを思い切り楽しむことがスタッフの一番の役割です。
放課後クラブのスタッフを通して得られるもの
放課後クラブの理念や活動は決して完成したものではありません。放課後の子どもたちは、あるがままの喜怒哀楽を表現しています。
自分の「自由」を押し通そうとして、相手の思いに思いが至らないことはよくあることで、意見の対立やケンカは毎日のように起きます。家庭や学校でうまくいかったことやストレスを抱えていて、それを放課後クラブでぶつける子もいます。大人とは全く違う価値観の中で生きている子どもたちの言動に「なんで…」と頭を抱えることもあります。
そうした対立や葛藤の中に身を置くとき、自分自身の人としての幅や寛容性に思い至ります。子どもたちを通して、自分自身の人との接し方に気づかされることが多々あります。そうして子どもたちが対立を乗り越える姿を目の当たりにしたときに、スタッフとしての自分も何かを乗り越えたことを実感します。子どもと正面から向き合うことは容易なことではありませんが、大きな気づきと学びの機会であることに間違いはありません。
なりよりも感じるのは、全身全霊で遊ぶ子どもたちの楽しむ才能です。子どもたちは「大人になるための準備期間」ではなく、間違いなく今現在を思い切り楽しんでいます。小さなことから遊びを見出す才能、それを心から笑い楽しむ才能は大人の比ではありません。彼らの遊びに目的はなく、生きることそのものを楽しんでいるといつも感じます。子どもたちと遊ぶことで、今を楽しむこと、生きることそのものを楽しむことを、一緒に味わうことができています。
放課後の子どもたちとの関わりは、大変さと、それをおなじ分だけの楽しさと学びに満ちています。
まずは一度、放課後クラブに遊びに来てください!
体験談・雰囲気
特徴 | |
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男女比 |
男性:40%、女性:60% |
団体情報
代表者 |
木村 航(きむら わたる) |
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設立年 |
2017年 |
法人格 |
その他 |