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- 【福祉×教育を実践】 定時制高校で授業や校内カフェを運営するインターン生募集
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更新日:2022/03/03
【福祉×教育を実践】 定時制高校で授業や校内カフェを運営するインターン生募集
認定NPO法人D×Pこの募集の受入法人「認定NPO法人D×P」をフォローして、
新しい募集が始まった時にメールを受け取ってみませんか?
基本情報
D×Pは、生きづらさを抱えた高校生が多く集まる定時制高校で、クラスメイトやボランティアの大人とのつながりをつくる授業や校内居場所事業を展開しています。授業や居場所の運営を担うインターンを募集中です!
活動テーマ | |
---|---|
勤務場所 | |
待遇 |
活動にかかる交通費は、月28,000円まで活動支援金とは別に支給(例外あり、要相談) |
勤務期間/頻度 |
勤務頻度:週2~3回 週24時間程度の勤務になります。(1日8時間稼働の場合は、3日) |
注目ポイント |
|
募集対象 |
週1〜2回 大阪府 泉州地域や京都府京都市にある定時制高校に行ける社会人or学生の方 |
募集人数 |
2名 |
特徴 |
募集詳細
わたしたちが取り組む社会課題は、「10代の孤立」です。
日本には、中高生の不登校者数が約15万人、高校中退者数が約5万人、高校生の進路未決定者数は約5万人、10代の無業者が9万人(推計)となっており、7人に1人の子どもが貧困状態であるとされています。
「10代の孤立」は、不登校・中退・家庭内不和・経済困窮・いじめ・虐待・進路未定・無業などを背景に、10代がいくつかの所属先や安心できる場を失ったことによって起こります。
10代が孤立した状態になると、本人が自力で社会にある様々なセーフティネットにたどり着くことは難しく、人の助けも得づらくなります。また、危険な大人とつながったり、事件に巻き込まれてしまうなど、さらに深刻な状況に陥ってしまうこともあります。
いま、97%の子どもが高校に進学します。そして高校で進路が分かれます。
進学する人、就職する人、子育てをする人、そして中途退学する人と、バラバラの道を歩みます。
「高校が最後の砦」だとわたしたちは思っています。
高校に所属しているうちに、人とのつながりをつくり、卒業後を一緒に考えていくことができれば、
その後の生活にも長く続く「社会関係資本(つながり)」を得られるようになると考えます。
"生きづらさ"を抱えた高校生に、通信制・定時制高校で出会う
不登校経験・経済的困窮・発達障害などの生きづらさを抱えた高校生が多く在籍しています。
これまでの周囲の大人との関わりから「大人なんて信用できへんわ」という生徒もいます。ちょっとした考えや困りごとを周囲の人に話しづらく、人とつながりづらい状況が生まれています。
高校生ひとりひとりが「人とのつながり」を自身の力で獲得していくためにも、多様な人と関わる経験や人と関わってよかったと思える経験をつくることを目指しています。
学校の中に多様な大人と出会う場をつくる授業「クレッシェンド」
高校生が通う学校のなかで、自然にD×Pや多様な大人と出会える機会をつくる授業が「クレッシェンド」です。(総合学習の時間や産業社会と人間の時間で全4回で実施します。)生徒ひとりひとりが人と関わってよかったと思えるためには、参加しやすい授業の進行や生徒にとって話しやすいグループわけ、生徒ひとりひとりの状態・ニーズの把握も必要です。ボランティアメンバーと目的を共有したりプログラムを生徒の状態に合わせてカスタマイズするなど、生徒ひとりひとりが参加しやすい環境を整えます。
ひとりひとりの声に耳を傾け、困りごとの種を拾う「居場所事業」
週1回、高校生と多様な大人が定期的につながれる場所を開いています。居場所事業に訪れる生徒はさまざま。ごはんがもらえるから来る生徒、スタッフと喋りたくて来る生徒、友達と遊びたくてくる生徒などなど。困りごとを抱えた生徒が対象の場ではなく、さまざまな生徒の居場所になる場です。訪れた高校生に声をかけ、対話を重ねるなかで生徒ひとりひとりの状況を知ります。生徒が困っていることに気づいたとき、困りそうな状況にあるときは、先生やソーシャルワーカーなど運営に関わる関係者と情報共有しながら、生徒にとってより良い方向に向かう機会をつくります。
その他にも、
高校生が納得できる進路を選べるようにサポートするため、生徒の興味がある職業体験や様々な働き方/生き方をする大人と話す機会をつくることもあります。「目の前の生徒にとっていま必要な経験や情報がなにか?」を考え、ひとりひとりに合わせた企画をたて、実施します。授業と居場所が、相互にD×Pスタッフや多様な人と関わる入り口となり、生徒の日常のなかに人とつながる場をつくります。
一緒に働く職員からのメッセージ
生徒と社会をつなぐ事業部 部長 野津岳史
関わる高校生の中には、確かに生きづらさを抱えている高校生もいますが、それはほんの一面にしか過ぎません。 ひとりひとりには、さまざまな面があります。面白い趣味をもっていたり、周りに気を配っていたりと「すごいな」「素敵だな」と感じることがたくさんあります。高校生が本来の自分を発揮できず、周囲の環境によって生きづらさを抱えてしまうことは、とても残念なことです。『人とのつながり』を得られる環境をつくることをを通して、ひとりひとりが自分の未来に希望を持てる社会を一緒につくりませんか?
募集要項
●必須活動
・定時制高校内での居場所事業の運営
・高校生と大人が対話する授業の企画・運営
※高校生ひとりひとりにあわせたイベントや施策の立案実施、授業の進行、生徒ひとりひとりの対応、ケース会議、プログラム作成に関わる会議運営、運営にかかる書類作成、食事提供者を含む地域の人、学校の先生、社会人ボランティアなどの人とのコミュニケーションを含みます。
その他興味関心に合わせて下記にような活動も参加できます。
・高校生が進路を考えるきっかけとなる職場体験の企画/運営
・地域資源開拓営業(食事提供企業や職場体験実施先を探し、訪問するなど。)
●活動場所
D×P事務所(大阪市中央区天満橋京町1-27ファラン天満橋33号室)
大阪府南部にある定時制高校
事務作業やミーティングはオンラインや事務所が中心ですが、週1~2回事業を実施する定時制高校へ向かいます。
●活動時間の目安
週3~5日、週24時間程度の活動になります。
※定時制高校(大阪府南部)での取り組みが中心となり、活動時間の目安は下記の通りです:
【定時制高校での活動】
週1~2回、主に平日夜(16:00~22:00)
【運営に関わる会議、ボランティアとの打ち合わせなど(オンラインや事務所での作業)】
週2~3回、主に平日午前~午後(11:00~19:00)
月0〜2回、土日の午後(13:00~19:00)
●活動期間
採用より1年〜
●必須条件・マインド
・多様な高校生と継続的に関わる経験を積んでみたい
・D×Pのビジョン「ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会」を実現したいという思いがある
・D×Pスタッフが大切にする姿勢に共感し体現したいと思う
ーーーD×Pの大切にする姿勢ーーー
【否定せず関わる】
相手や自分の価値観やあり方を否定せず、背景に思いを馳せて関わろう。「否定しない」と「関わる」の両方を大切にし続けたとき、だれかの可能性がひろがる環境が生まれる。
【一人ひとりと向きあい学ぶ】
「◯◯の人たち」とまとめることなく、一人ひとりに向き合おう。年齢や性別、社会的な肩書で決めつけず、それぞれのバックグラウンドを持つ人から学ぶ姿勢を持ち続けよう。
【オーナーシップを持つ】
実現するのは、どこかのだれかではなく自分自身。自分の中に湧いた違和感に素通りせず、納得いくまで仕事をしよう。アイディアもいいけど、実現に向けて自ら一歩を踏み出そう。
【翻訳者になる】
世の中の多数の人に届かない、声なき声に気づいてすくいとろう。わかった気にならず、「現場」に足を運び肌で感じよう。そしてだれかに伝わる言葉に変える翻訳者になろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
・週24時間程度の時間を確保できる
・いまお住まいのところから、大阪府 泉州地域/京都府京都市にある定時制高校に週1〜2回行くことができる(大阪/京都にお住まいなど)
・ワークショップ、イベントなど参加者や対象者を想定した企画の立案・運営を複数人で協力して実施した経験がある
・Word、Excel、PowerPointでの資料作成の経験がある
●歓迎経験・マインド
・年齢、性別問わず、いろんな人と話すことが好きな方
・コロナ禍の影響が続いた場合、リモートワークが中心となります。チャットやオンライン通話のやりとりが苦にならない方
・教育や福祉、就労支援などの若者をサポートする仕事へのキャリアチェンジやステップアップ考えている方、社会人経験がある方、特に歓迎です!
※高校生不可
※20歳以上(学生も応募可)
●活動支援金
月80,000円(リモート活動に対する補助費も含む)支給いたします。
活動にかかる交通費は、月28,000円まで活動支援金とは別に支給(例外あり、要相談)
※その他福利厚生制度が利用可能(PCR検査費補助 最大6,000円、書籍補助制度など)
●得られる経験
・地域や学校と協働した居場所づくりのノウハウを実体験を持って知ることができる
・生徒が抱える様々な課題を見つけ対応策を主体的に考え、実施する
・不登校やいじめ経験、経済的困窮、発達障害など、多様な背景を持つ高校生と継続的に関わる
・さまざまな研修機会があります。生徒と関わるなかで困った、悩んだことから専門家に研修を依頼するなど現場にそった機会をつくっています。(児童福祉、自傷をする生徒への対応、やさしい日本語や外国にルーツをもつ生徒への対応など、これまでの研修のアーカイブ動画もあります。)
●採用人数
2名
採用のながれ
1.オンライン(zoom)で開催する募集説明会に参加
2.書類選考(エントリーフォームをお送りします)
3.オンライン面談
※D×Pにおける面談は、「一方的に審査する場」ではありません。D×Pと応募者の方がお互いのことを知って、ともに働いていけるかを模索する場です。
【説明会日程】
2/18(金)19:00-20:30
2/22(火)19:00-20:30
ご応募おまちしています!!
体験談・雰囲気
特徴 | |
---|---|
雰囲気 | |
男女比 |
男性:40%、女性:60% |
法人情報
代表者 |
今井紀明 |
---|---|
設立年 |
2010年 |
法人格 |
認定NPO法人 |
D×Pの法人活動理念
「ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会」
これが、私たちDxPのビジョンです。
その若者がどんな境遇にあったとしても、
自分の未来に希望をもてるような社会の構造をつくること。
"自分の未来に希望が持てる"とは、
「自ら這い上がって立ち直れる」という意味ではなく
「たくさんの人の手を借りながら、自分なりの一歩を踏み出せる」
ことを意味しています。
子どもも大人も、豊かな人とのつながりを持っていて、
生きていくなかで嬉しいことも辛いこともありながらも
「まあ、これからも大丈夫かもな。」と思えるような。
それが、"自分の未来に希望を持てる"ということだと思っています。
D×Pの法人活動内容
若者がいきるセーフティネットをつくる
D×Pは、既存のセーフティネットでは拾い上げられなかった10代と出会い社会につなげていく役割を果たします。
生きづらさを抱えた10代が、この社会で生きて・活きることができる新しいセーフティネットをつくっていきたいと思っています。
◾︎ユキサキチャット事業
「不登校や中退、困窮などいろいろある10代の進路・就職相談」
・LINE相談
不登校や高校中退、引きこもり状態、困窮などの困難を抱えた10代がLINEで相談することができる窓口です。本人の望む状態を聞きながら、一緒にひとりひとりに合ったつながりと仕事を考えていきます。
・食糧支援、現金給付
保護者に頼れず困窮する10代が、一時的に安心できる環境を整えるために食糧支援や現金給付を行ないます。ユキサキチャットでの継続した相談サポートと食糧や現金での支援を掛け合わせ、相談者が他にも頼れる先を増やしていきます。
◼︎街中アウトリーチ事業
「繁華街に新しいセーフティネットをつくる」
・ユースセンター運営
大阪ミナミには、家庭に居場所がない若者が集まる通称グリ下(グリコ看板の下)があります。そこから徒歩4分の場所にユースセンターを開設しました。週に2〜3回、午後4時から10時まで開館し、若者たちが安心してソファでくつろいだり台所で一緒に食事を作って食べたりすることができる施設です。ユースセンターには社会福祉士など資格を持つスタッフが関わり、本人から悩みや困りごとを聞いたときは、病院などさまざまな機関と連携し、サポートを行ないます。
◼︎クレッシェンド事業、居場所事業
・クレッシェンド事業
「通信制・定時制高校のなかにつながる場をつくる」
通信制・定時制高校で行っているD×Pの独自プログラム。高校生とD×Pのボランティア「コンポーザー」が対話する全4回の授業です。ひとりひとりに寄り添いながら関係性を築き、人と関わってよかったと思える経験をつくります。4回の継続した授業のなかで次第に人とのつながりを得て可能性がひろがるように、音楽用語でだんだん強くという意味のクレッシェンドと名付けました。
総合的な学習の時間などの出席に関わる授業の枠組みで行なうことで、サポートを必要とする高校生にも出会いやすくなります。
・居場所事業
「学校の中から、今と未來の居場所をつくる」
週1回、安心できる居心地の良い空間を学校のなかにつくります。コンポーザー、地域の方、他団体のスタッフが訪れることもあり、高校生が定期的に様々な人とつながることができる場でもあります。スタッフは、日々の会話から困りごとを拾いサポートにつなげ、生徒が卒業した後も社会のなかに居場所がある状態を目指します。