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基本情報
Crèche(クレイシュ)は、大阪市内を中心に学習支援を行なっています。
今後の活動を充実させていくために広報・学生採用業務、学習支援拠点業務の2種類でインターンススタッフを募集しています!
活動テーマ | |
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勤務場所 |
関西圏内で活動に参加できれば大丈夫です |
待遇 |
無料 活動場所までの実費分の交通費や印刷費などの経費については法人から支払います |
勤務期間/頻度 |
勤務頻度:週2~3回 それぞれの予定等に合わせて柔軟に対応します。また、2週間に1回のミーティングやスタッフ研修以外は基本的にはリモートでの業務になります。 |
注目ポイント |
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募集対象 |
関西圏内の大学生・大学院生 |
募集人数 |
5名 |
スキル | |
特徴 |
募集詳細
広報・学生採用インターンスタッフ
▼広報・学生採用スタッフのミッション▼
「ソーシャルセクターにおける新しいコミュニケーションの形をデザインする」
これが広報・学生採用インターンスタッフのミッションです。
さまざまな人たちと関わり、ファンやサポーターになってもらい、子どもたちをみんなで育むコミュニティをデザインしていくことが求められます。
また、クレイシュでは義務感からではなく「楽しい」「おもしろい」という感情で関わるファン・サポーターを増やしていきたいと考えています。
▼身につく能力・得られる経験▼
・ビジョンを策定し、チームで実現するためリーダーシップ
・ビジョンから策定した計画を運用することを通じたマネジメント能力
・目標を策定し、PDCAサイクルを回し続ける力
・PDCAサイクルを回して、新たなアイディアを形にする力
・ターゲットに合わせた戦略立案と運用を通じたマーケティング能力
・イベントの運営を通じたさまざまな人たちとのコミュニケーション能力
▼業務内容▼
・大学生スタッフ・学習支援ボランティアの採用戦略・計画策定・運用、その後の効果測定と形式知の抽出
・イベントの企画・運営(説明会等の既存のイベントの運営や新規イベントの運営)
・各種web媒体の文章作成、フライヤー等の資料の作成
・Twitter、note、FacebookなどのSNSの企画・運用・管理
▼こんな人に▼
・新卒採用や転職活動などの支援を行う人材系企業などの仕事に興味がある人
・web媒体からの法人への情報の動線の設計やwebマーケティングなどの仕事に興味がある人
・イベントの集客や新規イベントの企画・運営などの仕事に興味がある人
・NPOなどのソーシャルセクターでの広報活動などの仕事に興味がある人
・紙媒体やweb媒体の文章の執筆やコンテンツのデザインすることに興味がある人
学習支援拠点インターンスタッフ
▼学習支援拠点プロジェクトマネージャーのミッション▼
「子どもたちが未来を切り拓く力を伸ばす、地域に根ざした教室をつくる」
これが学習支援拠点インターンスタッフのミッションです。
学習支援拠点インターンスタッフ(プロジェクト・マネージャー)は、実際に子どもたちや学習支援ボランティアと接しながら拠点の運営を行います。
子どもたちの学びの核となるのが学習支援拠点です。
その学習支援拠点では、子どもたちが安心して、学力・自尊感情・社会技能といった力を伸ばせる場をつくることが求められます。
また、学習支援拠点の現場の運営体制の再現可能性を高めることで、今後さらに多くの子どもたちに教育機会を届ける基礎をつくっていきます。
そして、子どもたちの学びの拠点となるように、さまざまなステークホルダーと連携し、地域に根ざした教室をつくることを目指します。
▼身につく能力・得られる経験▼
・ビジョンを策定し、チームで実現するためリーダーシップ
・ビジョンから策定した計画を運用することを通じたマネジメント能力
・子どもや拠点の実際の課題の解決を通じた課題解決能力
・学習支援ボランティアの振り返りやプロジェクト活動の設計を通じた他者の経験や学びをデザインする力
・子どもへの学習指導を通じた教育方法への理解やコミュニケーション能力
▼業務内容▼
・拠点のビジョン・計画の策定と運用、その後の効果測定と形式知の抽出
・ビジョンに基づいた拠点全員でのチームビルディング
・学習支援ボランティアの個別学習指導準備のサポートや振り返りの設計
・子どもたちが取り組むプロジェクト活動の設計
▼こんな人に▼
・子どもと直接関わる小・中・高校教諭、特別支援学校教諭、塾講師などの仕事に興味がある人
・現場での大学生ボランティアの育成やチームづくりから人材育成や組織開発に関わる仕事に興味がある人
・現場の経験を通して教育・福祉分野などの専門的な知識を深めたい人
インターンスタッフのサポート体制
(1)職員との定期的なメンタリング
インターンスタッフは職員との定期的なメンタリング(2週間に1度程度)を通じて、振り返りを行い、業務の課題の解決などを行なっていきます。
メンタリングを通じて思考の整理を行い、なりたい姿に近づくために必要な要素を明確にしていきます。
(2)インターンスタッフ向けの定期研修
インターンスタッフ向けに定期的な研修(1ヶ月に1度程度)を行います。クレイシュでの活動のコアとなるビジョン・ミッション・バリューはもちろんですが、以下のような研修を準備しています。
・経験を通じた学びと内省の方法について
・課題の解決の方法について
・チームビルディングとリーダーシップについて
・計画策定とマネジメントについて
・業務を進める上でのタスクマネジメントについて
・子どもたちの学習計画と指導方法について
・子どもたちとのコミュニケーションの方法について
インターンスタッフの卒業後の進路
これまでにクレイシュのインターンスタッフとして参加した大学生の一部の進路が以下になります。
教育系企業、高校教諭、小学校教諭と言った教育や子どもたちに関わる進路を選んだスタッフもいれば、外資系コンサルティングファームなどのビジネスの進路を選んだスタッフもいます。
また、行政職員としての進路を選んだり、現場での経験をへて、大学院で教育や福祉を学んでいるスタッフも多数います。
Crècheが大切にしていること
(1)ひとりひとりが自分らしく活動できること
業務を通じて成長や学びはもちろん必要だと考えていますが、前提にひとりひとりが自分らしく存在し、活動できることが重要だと考えています。
みなさんには、それぞれに人格があり、得意なことも苦手なこともまったく違います。そういった中で、「自分らしくありながらも、ちょっとだけ頑張りたいと思える場所」でありたいと考えています。
(2)経験から学び、ともに成長・発達していけること
子どもたちと接したり、チームで物事を進めていく上で、たくさんのさまざまな経験をすることになると思います。成功と呼べるものも失敗と呼べるものも経験するでしょう。
しかし、それらの経験を通じて、私たちが学び、成長・発達していくことが子どもたちの学びにもつながります。
ときには立ち止まったりもしながら、「それぞれのペースで学び、成長・発達していける場所」でありたいと考えています。
(3)他者への想像力を働かすことができること
私たちが学習支援で関わる子どもたちひとりひとりに人格があり、さまざまな背景があります。「子どもたちの背景にはどんな経験があり、どんな経緯があったのか」と考えることが求められます。
これは子どもたちに限ったことではありません。さまざまな価値観を持つ人たちとチームとして活動することになるので、「相手の考えや気持ちへのささやかな想像力を働かせる場所」でありたいと考えています。
体験談・雰囲気
このインターンの体験談
広報・学生採用スタッフの経験談
大学4回生だった2016年4月からクレイシュで活動していました。基本的に団体の広報や大学生ボランティアの採用に関する活動をしていました。
「人に向き合うこと」について多くのことを学びました。僕は日ごろ新聞記者という仕事をしています。新聞記者は、さまざまな人と出会い、心を通わせることが主な仕事だと僕は思っています。
そんな僕が、クレイシュの活動を通じて学んだことは「コミュ力」なんて薄っぺらなものではなく、人に向き合うことで見えてくる自分のあり方でした。広報を通して子どもたちや大学生ボランティアやスタッフに関わりしながら考え続けることで得た感覚は、どんな本を読むよりも自分の血となり肉となっています。
また、広報・学生採用に関する活動を行なっている中で、対外的な文章の書き方やマーケティング的な思考や課題をチームで解決していくスキルも身につき、確実に今の仕事に役立っています。
先ほどは、さまざまな力が身についたことをお話ししました。
しかし、どれも最初から「役に立ちそうだから身につけよう!」と思ってやったわけではありません。
もともとどちらかと言えば、だらしない僕が自分のために頑張ろうとしたわけではありません。
「子どもたちの学びをどうすればより良いものにできるのか」「理想を実現するために課題をどう解決していくか」
と考えながら、ひたむきに打ち込んだ結果、知らず知らずのうちにいろいろなことができるようになっていました。
参加を悩んでいる方は、とりあえず説明会に参加してみてください。説明会に参加するだけでも、子どもたちの状況を知ることができたり、学びになることが必ずあるはずです。
そして、可能であれば実際に参加してみることをおすすめします。不安になることも、悩むこともあるかもしれませんが、それを超えるおもしろさや楽しさが、そこにはあるはずです。
学習支援拠点スタッフの経験談
【クレイシュにはいつから関わりましたか?】
2回生の冬ごろに参加しました。「将来的にこどもたちと関わることがしたいな」と考えて、知り合いにクレイシュを紹介してもらいました。クレイシュでは子どもたちに勉強も「勉強以外の学び」も届けようとしているところに魅力を感じて参加しました。
「勉強とは一体何だろうか?」
多くの人が一度は考えたことのある問題だと思います。
子どものときに「算数って何のためにあるのだろう?」と考え、大人になってからも「子どもたちに何を教えるのがい
いのだろう?」と考えました。
私自身、さまざまな進路をあゆむ子どもたちに「どうやって勉強や学習の大切さを伝えるべきか」と悩むことがありました。
しかし、クレイシュでは、「勉強とは?」という問に対して、サポーターもスタッフも、そこに関わる全員が真剣に向き合っていました。それぞれがその問いを見つけるために自分なりの授業を組み立て、子どもたちが自主的に企画・運営できるようなプロジェクト活動を行なっているのが印象的でした。
私自身は勉強のその先にあるものを考えてもらうために「大学の授業」について取り扱ったりしました。また、段ボールを活用して算数の図形を学びながら計画を立てたりする授業も行いました。そこに「勉強とは?」についての答えがあったかどうかは分かりませんが、私の目には少なくとも、その姿勢に反応するかのように、子どもたちがキラキラとしていたように思います。
【スタッフとして得たものは?】
大きく2点あります。1つめは「子どもたちの可能性を信じることの大切さ」、2つめは「子どもたちの感じている視点に立つこと」を得ることが出来ました。
プロジェクト活動での子どもたちの姿を見て、1つめの「子どもたちの可能性を信じることの大切さ」を学びました。プロジェクト活動の中で、大人は本当にサポートするだけで、基本的には子どもたちが自分たちで考えて行動します。
最初、私は「子どもだから」と「もっとこうしたら?」と過剰に口出ししていました。しかし、他のスタッフの接し方を見ているうちに意外と何も指示していないことに気が付きました。むしろ指示をするというよりは、「どうしたらいいと思う?」というふうに問いかけていました。
そして気づけば、最初は沈黙していても、じっと待っていると、子どもたちの方から「リーダーを作るべきだと思う」「ルールがあった方が良いよね」「こういうの持ってくる!」とどんどん意見が出てくるようになりました。この時本当にびっくりしました。子どもたちは大人が思っている以上に自分で考えられ、自分たちで解決できるのだなと感じました。子どもたちを信じて待つことの大切さが、恥ずかしいほど身に沁みました。
2つめの「子どもたちの感じている視点に立つこと」は、プログラム全体を通じて学びました。
クレイシュは「子どもの視点にたつこと」「相手の目線に立つこと」を何よりも大切にしている団体です。「子ども」を単純に子ども扱いしてしまうのではなく、「一人の人」として向き合い、「その子」のための授業をしています。
クレイシュでは授業の振り返りを毎回行っています。その振り返りを行っていく中で、子どもたちには「これをしたい」「こうしてほしい」と思っていることがあることを感じました。
たとえば、「勉強をしてほしい」と大人が思っていて、子どもたちが勉強をしていないと「勉強をしなさい」とつい言ってしまう。
けれど、なんで勉強をしないのと聞くと「ここが苦手だ」や「はやく遊びたい」など、子どもたちなりの理由を抱えていることに気が付きました。気が付けたことで、子どもたちのそんな思いも大切にしつつ、どうすれば授業に集中してもらえるのか、そもそも勉強だけがいいのか、などを子どもたちの視点に立って、授業を考えることができました。そういったことをしているうちに、子どもたちはより授業に集中してくれるようになったように思います。
【参加を検討している大学生の皆さんにひとこと】
ぜひ、参加していただきたいなと思います。特に教師や教育関係の職種を志望されている方にはお勧めします。個別指導塾とは違い、やるべきことを決まった通りに進めることを優先しているわけではないので、「子どもたちが求めていることは何か?」「教育に必要なことは何か?」を真剣に考えながら、自分なりの授業を組み立てることができます。
また、それによって子どもたちに何かの「ひかり」を与えることができるかもしれません。可能性がたくさんある場所だと思うので、関わってみてはいかがでしょうか。
このインターンの雰囲気
それぞれが楽しく、日々の業務に取り組みながらも「子どもたちをみんなで育む社会をどうやって実現していくか」を真剣に考えています。
また、職員・大学生ともに自分たちの目標ややりたいことも大切にしつつ、活動に参加できるように工夫しています。
特徴 | |
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雰囲気 | |
関連大学 |
クレイシュの課題意識
(1)教育機会の不平等
生まれた環境によって、人生の可能性が制限されてしまっている子どもたちが日本にも沢山います。Crècheのプログラムに参加している全ての子どもたちがこうした状況にあるわけではありませんが、家庭の経済事情などの本人にはどうすることもできない要因によって、学習機会や多様な経験にアクセスできない子どもたちがたくさん存在しています。
親の世帯年収や文化的活動は子どもの学力および体験活動の機会格差につながり、それらの格差は子どもの学力や学習意欲に大きな影響を与えてしまいます。やがてそれは学歴の差となり、学歴は所得にまで影響を及ぼしてしまいます。
親世代の所得の格差が子どもの学力や学歴に影響し、その子どもたちが親世代になった時、同じく貧困層に属することになってしまうのです。こうして階層は固定化されてしまい、格差が再生産されていくという現状があります。
本来全ての子どもに平等に存在するべき「学び」の機会ですが、このように生まれ育った環境によって機会に不平等が生じているのが現実です。私たちは学習支援や体験活動の提供によってこうした「学び」の機会の不平等を無くし、階層の再生産という負の連鎖を断つことが必要だと考えています。
(2)社会状況の変化による教育の機能不全
グローバル化が進み、社会の変化はますます速く、複雑になってきています。そうした中で、現在日本国内に存在する職業の49%が20年以内に人工知能等で代替可能になるという統計も出ています。これから子どもたちは今まで以上に変化が激しい社会で生きていかねばなりません。
こうした変化の激しい時代の中で、子どもたちが就労し、普通の幸せを得るために、大きく3つの力を身につける必要があると私たちは考えています。1つ目は、自分と他人を認める力や自分と他人を肯定できる力といった、豊かな自尊感情の形成。2つ目は、課題を解決する力や批判的に物事を考える力といった、社会技能の定着。3つ目は、言語を運用する力や数量関係を理解し計算する力といった、基礎学力の定着。
私たちは教科学習やさまざまな体験の場の提供によって子どもたちがこうした力を身につけ、これからの社会をよりよく生き抜いていけるようになってほしいと考えています。
法人情報
代表者 |
井上泰孝 |
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設立年 |
2016年 |
法人格 |
NPO法人 |
Crèche(クレイシュ)の法人活動理念
"まなびば"が目指すもの
すべての子どもたちが未来をデザインする力を身につけられることを目指して、個別学習指導とプロジェクト活動からなる「まなびば」の運営をしています。また、この「まなびば」の運営を通じて、学校や地域も巻き込み、「子どもたちをみんなで育む社会」の実現を目指しています。
それは、突き詰めると「を」と「が」一文字の違いでしかありません。しかし、私たちは社会は仕組みだけではなく、人がいてはじめて成り立っているものだと考えています。
だれかを、なにかを変えようとする他動詞の連続ではなくて、自然と人が集まり、関わり、広がっていくような自発的な行動の連鎖を紡ぎ出すことこそ、社会の変化には必要ではないでしょうか。
子どもたちと一緒になって、みんなでたくらみ、おもしろがり、そして、その輪を広げていく。その連鎖と継続の先に私たちの目指す社会があると信じています。
Crèche(クレイシュ)の法人活動内容
【事業概要】
(1)自治体・地域連携
子どもたちへの学習や経験の支援をご検討されている学校や自治体の方々と連携し、学校や自治体や地域のニーズを収集します。そして、参加する児童・生徒を連携先の方々と協力して募集し、学習支援教室を学校の空き教室や地域の公民館などの子どもたちがアクセスしやすい場所に設置していきます。
学校・自治体の方のご相談はこちらまで
(2)大学生ボランティアの採用
関西圏の大学生・大学院生を中心に参加希望者を募り、採用担当者との面談を行います。選考基準を満たす場合のみ、サポーターとして採用し、プロジェクトに参加することとなります。
これまでの参加サポーターの所属大学 京都大学、大阪大学、神戸大学、同志社大学、関西大学、京都産業大学、奈良女子大学、京都大学大学院、奈良女子大学大学院など |
(3)事前研修・事前準備
配属される拠点ごとに、子どもたちや学校や地域のニーズを収集し、学習支援教室の運営の準備をチームとして行います。プロジェクトマネジメントやファシリテーションと言ったプロジェクトの運営に必要なスキルや子どもたちのとの接し方や指導設計の方法などについても学んでいきます。
実施する研修の概要 ・子どもたちのコミュニケーション方法 |
(4)学習支援に参加
1対2〜3を中心とした個別指導形式で子どもたちへの学習指導を中心にしながら、状況に応じてプロジェクト型学習も行います。これによって、子どもたちの学力の定着と多様な経験を通じたソーシャルスキルの定着を目指します