「子どもの貧困」一緒に解決していきませんか？【墨田区生活困窮家庭中学生学習支援】

このボランティアの雰囲気

＜ある日の学習会の様子＞

この日も、学習会開始の1時間前には約20名の学生や社会人のボランティアスタッフのみなさんが集合。
簡単な自己紹介のあと、その日担当する子どもの進捗状況や課題の確認をしました。

そして、開始15分前。
「こんにちはー！」

ひとり、また一人と教室である区の施設の一室に子ども達が集まってきました。
とても開放感のあるその場所も開始時間の17時になると、子どもとボランティアスタッフのペアで席は埋め尽くされ、
すぐに熱気に包まれました。

「よろしくお願いします！」

全員で開始の挨拶をしたあと、生徒が持参したテキストなどをボランティアスタッフの指導を仰ぎながらマンツーマンで進めます。

担当スタッフによる連立方程式の説明を、

「うんうん」と 大きくうなずきながら説明を聞いている生徒。

「う～っ…」と苦しみながらも黙々と漢字テストに取り組む生徒。
それをじっと母のように気長に見守る男性スタッフ。

おでこが擦り合いそうなくらい教科書に寄り、
（-3）の3乗の問題に熱心に取り組む女子生徒と女性スタッフのペア。

中には、中学生らしく少し斜に構え、はぐらかしたように講師から顔をそむける
女子生徒もいましたが、時おり、担当スタッフの顔をチラッチラッと
確認する仕草が見られ、担当スタッフへの信頼が感じられるワンシーンもありました。

このように、ボランティアスタッフみなさんの熱意と、

その気持ちに信頼をおき、一生懸命に来てくれる生徒がいてくれるからこそ成立しているキッズドアの学習会。

この両者の前向きな気持ちがあればこれからの日本は大丈夫だと思える貴重な機会でもありました。

キッズドアの法人活動理念

貧困などの困難な環境にある子どもたちにも、公平なチャンスを与えるために、私たちは活動しています。

キッズドアの法人活動内容

キッズドアは、2007年の設立以来、日本国内の子ども支援に特化し活動しています。
経済的に苦しい家庭、ひとり親家庭、また、児童養護施設や被災地で暮らす子どもたち、さまざまな困難な状態にあっても、夢をあきらめず、すべての子どもが将来に希望を持って活躍できる、それがあたりまえの社会になるように、企業・行政・法人・個人・学生のみなさまと手を携えながら、広く活動しています。