ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会
ミャンマーの人たちが、自分たちの手で生活環境の課題を解決し、命を育む未来を描ける社会。この実現がミャンマー ファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)が目指すもの。
そのために、
(1)ミャンマーの無医村に医療を届け、
(2)保健衛生や栄養を学ぶ機会を提供し、
(3)栄養をまかなうための家庭菜園作りを支援する。
この3つをつなげて1つの輪にすることが私たちのミッションです。
医師・名知仁子(なちさとこ)が2012年にNPO法人としてMFCGを設立。2014年3月ミャンマー政府からの活動認可を受け、2015年1月よりヤンゴンの西ミャウンミャ・タウンシップの12村で活動を開始。
MFCGのミッションは、ミャンマーの人たちが健康で自立した生活をできる社会を実現すること。そのための支援として、①巡回診療、②保健衛生指導、③家庭菜園指導、を行っています。
ミャンマーでは人口5300万人余りのうちおよそ70%が農村部に住んでいると見られ、医療や保健衛生、栄養の知識などを得る機会がない人たちがいます。そのためマラリアや栄養不良、妊娠出産によるリスク上昇など、日本のおよそ17倍の子供が5歳までに命を落としています。
とりわけMFCGが活動するエリアの住民たちは、季節ごとに農地を回って農作業を手伝うことで生計を立てており、日当はおよそ200円。病気になっても村に病院はなく、日当の3倍の交通費をかけて病院に行かなくてはなりません。更に、仮に治療を受けたとしても、衛生や栄養の知識がないために再び体調を崩してしまいます。
そこで、MFCGでは、無医村に医療を届けるだけではなく、手洗いや歯磨き、ボウフラの防ぎ方やビタミンの効率的な取り方など、保健衛生や栄養指導を行っています。また、栄養不良に陥らないよう家庭菜園の指導を行っています。その際に化学肥料や農薬などを購入するのではなく、住民の身近にあるもの、例えば米ぬかや油かすを発酵させて肥料を作ったり、もみ殻で木酢酸を作って虫除けにしたりするなど、住民にとっての永続性を最優先としています。
団体名 |
ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会 |
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法人格 |
NPO法人 |
HPのURL | http://mfcg.or.jp |
代表者 |
名知仁子 |
設立年 |
2012年 |
FacebookページのURL | www.facebook.com/mfcg.or.jp |