動物愛護団体フェアリーハウス
殺処分、悪徳繁殖業者、無責任な飼い主...暗くて悲しいことが多く感じる動物保護活動ですが、フェアリーハウスはそれ以上の喜びや大きな幸せをいただける活動の場であると感じています。
これまでの経験の中で、受け入れ先が見つからない犬猫がたくさんいることを知りました。
だからこそ、この先に悲しみがあることが分かっていても、毛布で包んだり、抱っこしたり、撫でたりしながら看取ってあげたい。そんな思いで病気や障害のある子を受け入れるようになりました。弱っていく姿、苦しむ姿、そして別れのとき。毎回辛すぎて心が壊れそうになります。でもその子が愛情も温もりも知らないままだったら...悲しみよりも、ほんの少しでも愛を知ってから天国にいってもらいたいと思います。おこがましいですが、その役割を一端を私たちが担いたいと思い、活動しています。
元気にごはんを食べている様子、暖かいお布団の上で安心している寝顔、おもちゃにはしゃぐ姿、新しい家族のもとで元気に過ごしていること、みなさまからのあたたかい応援、それらすべてが私たちのやりがいです。
私たちは静岡県富士市を拠点とし、2025年3月現在、犬41頭・猫58頭の計99頭を保護しています。2024年の譲渡実績は49頭でした。
保護活動を始めたきっかけは、代表の息子が道端にいた子猫を連れ帰り、さらにその一か月後ダンボールに入れられたまだ目も開いていない4匹の子猫を保護してきたことから。初めは個人で活動していましたが、協力したいと数人集まりフェアリーハウスができました。今年で個人としては19年目、フェアリーハウスとしては16年目を迎えました。
日々の活動についてはInstagramに投稿しております。ぜひご覧ください。
私たちは全盲や奇形・癌・心臓病・水頭症・最近では難病や原因不明の疾患など、さまざまな障害や病気を抱えている子も積極的に保護しています。「"保護犬だから" "保護猫だから" ではなく、限られた資金の中でできる限りの医療をかけ、少しでも長く愛情を感じてもらいたい」そんな思いで活動しています。
また、近年では一般家庭からのシニア犬猫の保護が少なくありません。飼い主が高齢のため、後見人もなく犬猫を残したまま亡くなってしまう、施設に入る、入院する、体調不良により面倒を見きれないなど事情は様々ですが、行き場を無くした子を保護しています。一般家庭での生活から突然の集団生活への環境変化は犬猫にとって大きなストレスになりますが、少しでも早く馴染んでもらえるよう、安心してもらえるようスタッフ一同たっぷりの愛情をかけてあげています。
病気の子やシニアの子はフェアリーハウスで生涯終える子がほとんどですが、持病や障害をご理解くださった里親さんには譲渡もしています。
団体名 |
動物愛護団体フェアリーハウス |
---|---|
法人格 |
NPO法人 |
HPのURL | https://fairy-house-fuji.jp/ |
代表者 |
菊池幸美 |
設立年 |
2009年 |
Twitterアカウント | @fairyhouse10100 |