かめのおうち(一般社団法人TURTLE RESCUE JAPAN)
『かめのおうち』は、2023年6月に「条件付特定外来生物」に指定されたミドリガメの保護活動を行っています。
人間の都合で捨てられてしまったカメに罪はありません。私たちは以下の3つを目指して活動しています。
シェルターの運営や里親探しを通じて、カメの命を救い、不幸な放棄をなくすことを目指しています。
2025/02/26更新
あなたは日本の池や河川において『ミドリガメ』が駆除されている実情を知っていますか?
ボランティア等に駆除されたカメは多くの場合、譲渡先が見つからないために殺処分に至ります。
殺処分には冷凍殺処分が環境省により推奨されています。人間の感覚では「凍死は残酷」と思ってしまいがちですが、変温動物であるカメは低温下では冬眠状態となり、苦痛は最小限に抑えられます。
他の殺処分法としては、首を切り落とすことや甲羅の隙間から心臓を突き刺すなどがあります。出血を伴うため一見残酷に見えますが、脳への血流を遮断するという意味では少ない苦痛で済みます。
とはいえ、殺処分は出来るだけ少なくしていきたい、とかめのおうちでは考えます。
そのためにはまずは飼っているカメを捨てないこと、最後まで飼育し続けること、どうしてもやむを得ない場合には信頼できる譲渡先を探すこと、このアタリマエのことが大事だと思っています。
2025/02/26更新
なぜミドリガメは駆除対象となりがちなのでしょうか?
それは生態系への影響が大きいからです。
(1)生態系への被害…ミドリガメは雑食で多くの動植物を餌としており、加えて日本においては大きくなったミドリガメの成体を捕食するような外敵が少ないことから、水辺の動植物を食べ尽くす可能性が大きい
(2)農業・水産業への深刻な被害…地域によってはミドリガメによる農業被害なども深刻化
(3)人体への危害…爬虫類はサルモネラ菌を保有しており感染症を引き起こす可能性
上記の理由等によりミドリガメの駆除対象となることがあります。
環境保護のためにミドリガメが駆除される場合があること、これはやむを得ないです。これまでミドリガメを飼育していた人の中に、飼いきれなくなったからと野外に放流した人がいた結果として今の状況があるのですから、さらなる悪化を防ぐためには必要な措置の1つであると考えます。
しかしその現状の中でもカメ好きとしては別の方法がないかと、私達は模索し続けます。
2023年06月
団体名 |
かめのおうち(一般社団法人TURTLE RESCUE JAPAN) |
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法人格 |
一般社団法人 |
HPのURL | https://kameno-ouchi.com/ |
代表者 |
長谷部亮 |
設立年 |
2023年 |
Twitterアカウント | @kameno_outi |