NPO法人長崎のぞみ会
それぞれなりの生きづらさがあっても皆さんで支え合えるような地域社会を作っていけるよう、小さな拠点から発信していきます!思いに賛同してくださる方大募集です(^^)/
2021年
1 事業の成果
本年度は、新型コロナウイルス感染対策のもと、リモート勤務に対応したオンライン体制の構築
を取り入れ、可能な限り通常に近い形での運営を心掛けた。また、学生の学びの場として、長崎大
学の作業療法学専攻・看護学専攻の実習生(オンライン)の受け入れも行い、相互の学びの機会と
なった。
平成 30 年度より取り入れたピアサポート活動(障害当事者による相互支援)を引き続き作業所
内で毎週火曜に実施し、また、外部との交流の機会を期待した「ピアサポートちゃんぽん」を毎月
1 回、「長崎市障害福祉センター」の一室で行い、精神障害当事者同士の横のつながりはもちろん、
福祉従事者や家族などの一般からも参加があり障害の有無にかかわらない交流を実感する事が出来
た。家族会では、旧体制の見直しを行い、福祉の制度や障害に関するテーマ講座を内容を取り入れ
たことで、新たな参加者を見込むことができた。のぞみ共同作業所では、病気や障害の経験を生か
したピアサポーター体制を継続して実施し、作業活動への円滑な運営につなげた。販売では、新た
に 2 店舗と提携し、独自の手作り商品を通して外部への啓発を行った。作業所内でのバザーイベン
トでは、外部とのコラボイベントを実現し、販売促進につなげた。昨年度より加入している自治会
の公民館を使用したイベント販売を行い、地域住民との交流の機会を提供できた。
2023年
本年度は、例年と同様に地域活動支援センターⅢ型を中心に長崎市の精神保健福祉に係る事業を展開した。これまでのコロナ禍による制限が大きく緩和され、本来の活動の姿を取り戻した1年となった。長崎市からの委託事業である「精神障害者ピアサポーター養成講座」の受託3年目が終了し、多くの修了生が継続的にのぞみ会のピアサポート活動に参加する流れも見えてきた。さらには修了生が長崎市内の福祉施設にピアサポーターとして雇用することにもつながった。精神障害者とピアサポーター啓発の要素を取り入れた、本年度の象徴的なイベントでもある「ピアサポ祭り」では長崎市長にも参加いただいたことは大きな周知の機会となった。
地域活動支援センターⅢ型「のぞみ共同作業所」では、利用者が安心して毎日通えるように平常通りの運営を実施することができた。日中活動では、工賃契約の利用者と憩いの利用者が通所し、それぞれの目的で共に過ごしている。日々の生活にメリハリを感じながら意欲的に過ごせるように、花見、七夕、クリスマス会、豆まきなど利用者全員で楽しめる企画を行っている。また、平日には参加が難しい方も土曜日に集いの場を設け、日ごろ他人とコミュニケーションがとりにくい方の語らいの場ともなっている。特に当法人は、音楽教室を併設しており、音楽講師による生演奏や全員でハンドベル、カラオケ発表など、音楽を楽しむ場も積極的に取り入れている。そして、昨年度に引き続き大学生の学びの場として、長崎大学医学部保健学科作業療法学科の長期の臨床実習や、長崎大学と長崎県立大学の看護学専攻の見学実習の受け入れも行い、福祉現場での利用者との交流を通して、精神障害者とのかかわり方、理解を深めてもらっている。土曜日に実施している「ピアサポートちゃんぽん」は毎月長崎市役所の多目的スペースで行い、毎回20名近い参加者を見込んでおり、当事者・支援者の垣根を越えて、お互いの悩みなどを語り合い、共感しあい、理解しあえる場となっている。団体設立当初から継続している精神障害者家族会では、本年度も「福祉の制度」や「障害への理解」など、会員の悩みや要望に沿って毎月テーマを決めて講座を行い、会員の声に耳を傾け、時には助言を行っている。
団体名 |
NPO法人長崎のぞみ会 |
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法人格 |
NPO法人 |
HPのURL | http://nagasaki-nozomi.chillout.jp/ |
代表者 |
河野 知房 |
設立年 |
1972年 |
Twitterアカウント | https://twitter.com/NozomiWorkshop |
FacebookページのURL | https://www.facebook.com/nagasakinozomiworkshop |
職員数 |
5 |