NPO法人 楠の木学園
‟障害の有無や個性にかかわらず誰でもそのままで受け入れられること"
‟何度でもトライできること"
‟喜び合える仲間がいること"
そんな場を作り、いかに維持していくかを私たちは大切にしています。
子どもたちが安心できる場所で周囲と信頼関係を築く中で、自信や自己肯定感を育み、本来持っている力を発揮できるようになり、将来の社会参加を実現していけるよう支援していきます。
■楠の木学園とは
1993年に創立した横浜市港北区にあるフリースクールです。
当時、現在「発達障がい」といわれるような子どもたちの多くが「学習障害(LD)児」とよばれ、既存の学校になじめず問題児とされたり、周りの子どもたちからいじめやからかいの対象になったりするなど苦しい状況におかれていました。そうした子どもたちの特性を理解し受け入れる「安心して通える学び舎がほしい」という保護者の切実な願いにより、「フリースクール楠の木学園」は創立されました。
■開園からの歩み
開園以来27年、必ずしも発達障害の子どもたちだけでなく、不登校・引きこもり・ダウン症・プラダウィリー症候群・統合失調症など、実に多様な個性をもつ子どもたちが、小さな学び舎である楠の木学園に通い、社会へと巣立っていきました。
開園当初高等部のみだったコースは、2020年現在、本科(中等部・高等部)、専攻科へと拡充し、中学生から20歳前後までの若者たちが通えるようになりました。
子どもが多様化する社会で、学校が全ての子どもを受け入れることが困難になってきている中、フリースクールをはじめとする子どもたちの新しい居場所は、教育活動の一端を担う重要な存在となっています。楠の木学園は、今後もそれぞれの子どもたちの個性を受け止め、自信を培う教育活動のさらなる充実をはかっていきます。
■教育内容
主要5教科の基礎的学習に加え、シュタイナー教育による美術・体育、和太鼓、朝鮮太鼓、大道芸、演劇、書道、調理実習、お菓子作り実習、作業実習などの多彩なカリキュラムで幅広い学びの機会を提供しています。
年間行事は、遠足、旅行、バザー、クリスマス会、芸能鑑賞会、発表会などがあります。
広域通信制高校と連携しており、必要な要件を満たせば高校卒業資格を取得できます。
卒業後の社会参加に向け、職場見学や実習などの丁寧な支援も行っています。
■大切にしていること
■寄り添い型生活支援事業
2017年より、地域の学校に在籍しながらも、様々な事情を抱えて支援を必要としている小・中学生、及びその保護者のため、寄り添い型生活支援事業を開始しました。
不登校や欠席しがちな子どもたち、放課後や長期休み期間の子どもたちが安心して通える居場所となり、家庭的な雰囲気の中で生活習慣や学力を身につけていけるよう、生活支援・学習支援を行っています。
この事業は港北区から受託して運営しており、楠の木学園のこれまでの活動実績を活かしながら、行政をはじめ様々な教育・福祉機関などとも連携・協力して支援にあたっています。
団体名 |
NPO法人 楠の木学園 |
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法人格 |
NPO法人 |
HPのURL | http://www.kusunoki-gakuen.jp/ |
代表者 |
理事長 髙橋義男 |
設立年 |
1993年 |