チャイルドライン支援センター
子どもはおとなより狭い世界で生きています。そんな狭い世界のなかで居場所を失うことは逃げ場を失うことになります。物理的な居場所、精神的な居場所がひとつでもあれば生きることができるのではないでしょうか。子どもから信頼され、子どもの居場所のひとつとなれるおとなが一人でも多くいてほしいし、私たちもそうなりたい、と思っています。
子どもがつらい気持ちを一人で抱えて悲しい選択をせず、「生きていこう」と思える世の中になるためには、おとなや社会が子どもの気持ちに目を向け、耳を傾けられるようになることです。
子どもの権利条約にもありますが、子どもの命を守るのはおとなの義務です。「おとなに守られている」と子どもが安心して成長していける社会をつくっていきたい。
心の叫びになかなか耳を傾けてもらうことのなかった子どもが、チャイルドラインをきっかけとして、自ら歩みだすこともあるかもしれません。
また、話を一所懸命に聴いてもらった経験は、次に困難な出来事に出会ったとき、誰かに言ってみようかなという気持ちを起こさせるかもしれません。
おとなは、自分の経験、自分の善かれを横において「子どもの気持ち言いたいことを否定せず最後まで聴く」ことが大切です。
わたしたちは、子どもたちが安心して話をできる「こころの居場所」となるよう活動しています。
ミッションのもと、全国各地の約70のチャイルドライン実施団体が子どもからの電話・チャットを受けている。チャイルドライン支援センターは全国の実施団体の地域での活動を前提に、全国統一番号フリーダイヤルを主催し、フリーダイヤルをはじめとする相談実施に関する費用の確保、対応の質を維持向上するための研修会や課題解決のための会議の開催、子どもの声をデータとして集積、分析し、社会発信等を行っている。
2023/08/15更新
子どもの自殺者数が過去最多、いじめ認知件数、子どもの貧困率、小中学校の長期出席者数、虐待対応件数すべて増加傾向にあります。チャイルドラインにも「しんどい」「死にたい」という相談が絶えません。
2023/08/15更新
社会における貧富の差、自己肯定感の低さ、大人の価値観が押し付けられたり、多様性が認められないことによる閉塞感など子どもがありのままに生きることが難しい社会であること。
子どもの生きにくさの背景、関係性は、わたしたち大人に責任があります。
2023/08/15更新
社会全体で子どもの権利への理解が進み、ありのままで生きていてよいと子どもが感じられ、互いの存在を認め合い、尊重し合える多様性が認められる世の中になること。
子どもの権利12条、「意見表明権」話す権利・聴かれる権利が保障されること。チャイルドラインは電話、チャットで寄り添うことで、子どもの聴いてもらう権利を保障し、意見形成を支援しています。
1997年
世田谷区の市民団体が当時の文部大臣ら議員と英国のチャイルドラインを視察
超党派の議員による「チャイルドライン設立推進議員連盟」が発足。(現「チャイルドライン支援議員連盟」
1998年
1999年
2000年
2000年
受けとめた子どもの声を分析するためのデータベースを設置。運用開始。
2003年
2009年
2016年
2020年
コロナウイルス感染拡大中、子どもが匿名で気持ちを書き込めるよう「つぶやく」を設置。
2022年
団体名 |
チャイルドライン支援センター |
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法人格 |
認定NPO法人 |
HPのURL | http://childline.or.jp/ |
代表者 |
竹村浩 |
設立年 |
1999年 |
Twitterアカウント | https://twitter.com/childlinejapan |
FacebookページのURL | https://www.facebook.com/childlinejapan/ |