特定非営利活動法人KAWASAKIアーツ
特定非営利活動法人 KAWASAKIアーツは、ひろく芸術文化に関する事業を行い、芸術文化の豊かな世界の創造とともに、観客・アーティスト・制作者を育成し、コミュニティの形成と国際交流の促進を図り、市民生活の質的向上に寄与することを目的に活動しております。
近代に入って、世界の芸術創造の現場では、分離がはじまりました。芸術を創造するものと、芸術を享受するものとが、二極分化したのです。日 本ではそれに、舶来文化と地付き文化の格差、都市文化と地方文化の格差が重なり合い、さらにそれに商業主義が輪をかけて、消費物としての芸術と、市民の自 己表現としての芸術のあいだに、深い溝が生まれることになりました。
芸術は本来、鑑賞と創造の二面を持っています。素晴らしい歌を聞けば、自分も歌いたくなり、素晴らしい演劇を観れば、自分もやってみたくなります。そ の経験によって、よりよい観客に成長し、そういう観客に見つめられることによって、創造するものもまた成長を余儀なくされるのです。そのような創造と鑑賞 のリングが成り立ったとき、文化都市にふさわしい環境が整ったと言えるでしょう。
ところで、私たちが住み、活動する川崎市西北部のこの地域は、このような観点から見たとき、どうなるでしょう。ここにはNPO設立までの12年におよぶ 「KAWASAKIしんゆり映画祭」の歩みがあり、それを含む「しんゆり芸術フェスティバル」、また「麻生音楽祭」など、多彩な足跡が印され、私たちはそ の中核を担ってきました。しかし、にもかかわらず、ここで活躍する専門家は、自分たちの仕事が一過性のものでしかなく、地域の人々に必要なものとして受け 入れられているのかどうか、不安に思っています。観客に出会えないもどかしさ、市民の文化的エネルギーに出会えないもどかしさを感じています。一方市民の 側は、よい芸術に触れる機会が少ないことに、いらだちを覚えていますし、自分たちが創造活動をしようにも、その場がなく、指導者にも巡り会えず、連携する 手段さえ見つからずに、八方ふさがりの状態でいます。
こうした状態を打開し、さらなる飛躍をはかり、この地域に文化的環境を整備し、芸術創造を進めるために、私たちは「特定非営利活動法人 KAWASAKIアーツ」を設立することにしました。私たちは、あらゆる機会をとらえ、映画・演劇・音楽等の芸術を中心とする創造活動を行ない、これらの 芸術を地域のみならず日本全国、さらには世界に向けて発信するとともに、地域において、よりよい芸術を享受する機会をつくり、これらの活動を通じて文化的 なコミュニティの形成をはかり、それによって市民生活の質的向上をはかろうとするものです。
私たちの活動は、川崎市内にとどまるものではありません。組織はすべての人に開かれた存在であろうとしています。また、私たちの活動から生まれた成果物を、外に向かって発信することを考えています。出発点は地域ですが、地域を越えた存在にしたいと願っています。
KAWASAKIしんゆり映画祭 主催(野外上映会、ジュニア映画制作ワークショップ、バリアフリー上映)
バリアフリーシアター(副音声ガイド制作)、
劇団company ma公演主催、劇団わが町企画・制作、
上映会コーディネート他
団体名 |
特定非営利活動法人KAWASAKIアーツ |
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法人格 |
NPO法人 |
HPのURL | http://www.siff.jp/ |
代表者 |
理事長 ふじた あさや |
設立年 |
2006年 |
Twitterアカウント | @k_siff |
FacebookページのURL | https://www.facebook.com/kawasakiShinyuriFilmFestival/ |
職員数 |
2 |