こども食堂で「あなたの将来に繋がるキャリア」をつくろう

皆さん　こんにちは

奈良県でこども達への支援を行っているNPO法人せいじゅん　たすけあい　こども食堂　事務局長の乾　直樹（京都大学教員）です。当法人ではこども食堂、学習支援（ウェブ及び対面）、プログラミング教室（ウェブ及び対面）、アニメ・イラスト・グラフィック講座、こども食堂農園での農業体験、野外活動、社会見学など様々な支援を通じて「こども達の生きる力」を育む活動を年２００回以上（参加人数延べ３０００人以上、ボランティア延べ１０００人以上）を行っています。

ボランティアは登録制になっており、２００人以上のボランティアが登録され、うち2/3は高校生、大学生であり、全国各地より参加されています。

皆さんと同じく学生ボランティアの参加動機は、こどもために！という思いで参加される方が多く、また加えて自身の大学進学または大学卒業後の就職にもボランティア活動の実績をアピールしたいというお考えの方も少なくありません。

しかし社会一般的に、高校時代や大学時代に「（数十時間程度）単にボランティア活動を行った」というだけでは、実際の入試や就職試験においてほぼ評価されることはありません（実際、当方が採用試験を長年行ってきた経験よりも）。

理由は、以下です。

大学あるいは企業、教員、保育士、公務員の採用面接官の合否判断の視点は以下です。

●数年単位で長期に渡って、地道に活動を行い、結果受益者（こどもや組織）に大きな行動変容をもたらしたか？

●主体的に活動に参画し活動を企画、主導して活動を実施した結果、受益者（こどもや組織）に大きな変化をもたらしたか？

●広報活動に主体的に参画し、四季報などの執筆を主導して行うことで、組織の社会的信頼の向上に大きく貢献したか？

●クラウドファンディングを自ら立上げ、企画運営することで、組織に経済的な恩恵をもたらしたか？

など、リーダーシップ、対人インパクト、企画力、実行力・達成志向性、自主性・主体性、創意工夫、次のステップにおける即戦力となりうるかどうか？、有用性といった視点が、合否の採用基準となっているからです。

ついては、もしあなたが、学生時代にボランティア活動を熱心に行い、かつその実績を大学進学や就職活動でアピールしたいとお考えであれば、「ボランティア」という立場に加えて、団体の事業企画や運営側の立場、すなわち「実行委員」という立場で活動することをお勧めいたします。

当法人では年1回、3月～4月上旬に「学生実行委員」の募集を行っています。

「学生実行委員」として、本法人での様々な活動を通じた社会貢献を行い、その成果と次のポジションにおける有益性をアピールできるようなキャリアを形成し、その成果をもって自身の次のステップにも役立つことを目指します。

学生実行委員となることで特に養われると思われる能力（学生実行委員と通常の学生ボランティアと差異）

　★企画力

　★対人インパクト・リーダーシップ

　★主体性・自主性

　★実行力

　★創意工夫・創造性

過去実績として、当法人の運営に深く関わり、推薦入試あるいは総合選抜支援で、活動をアピールされた結果、慶応義塾大学、立命館大学などに複数の合格者を出しています（法人よりも推薦状を発行）。また米国の有名大学への進学を果たした高校生もいます（英語の推薦状発行）。

合格者のインタビューです。

Y.M さん（女性　県立畝傍高校卒業後　慶応義塾大学　総合政策学部に進学）

”大学ＡＯ入試において、こども食堂で学ばせていただいたことや、感じたこと、そしてアメリカでのさまざまな経験をプレゼンし（こども食堂より推薦文を提出）、それらを高く評価していただき、またたくさんの方々の支えのおかげで、慶応義塾大学　総合政策学部に合格させていただいたことがとてもうれしく、協力していただいたすべての方に感謝しています。たくさんの方々の支えとともに得た貴重な学びの場で、様々なことを吸収し、身につけ、将来のこども達やNPOの活動に貢献したいと考えています。”

N.Kさん（育英西高校卒業後、現在立命館大学に在学中）　高校時代より2年半以上に渡り参加、現在も活動中

"高校時代より、こども食堂、学習支援にて活動を行い、子どもとの接し方(遊ぶ時や初めましての子に視線を合わせる事など)や、勉強への誘い方や褒め方について、学ぶことができました。またボランティア同士での初めましての方にも自分から話しかける積極性を身につけることができました。大学進学にあたっては、課外活動として報告ができ、合格をえました"

もしご興味があれば、特定非営利活動法人 せいじゅん たすけあい こども食堂までお問合せくださいませ。