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2026/07/27

【ボランティア募集中!】労働・貧困問題に取り組むNPOが「連帯食堂」の試みを始めた経緯

 はじめまして!

 私たちはPOSSEという、労働・貧困問題に取り組むNPOです。20〜30代の大学生・大学院生・社会人を中心に活動しています。社会的に弱い立場に置かれた、外国人労働者・女性・若者から、年間3000件を超える労働・生活相談を受けてきました。

 結成以来、私たちは一人ひとりを「支援・救済」するだけで終わらず、生活に困っている人や職場で理不尽な目にあった人たちが、自分たちの手で権利を回復できるように活動を続けてきました。目指しているのは、権利行使する人たちと一緒に声をあげる仲間を社会に増やしていくことです。

 この夏から八王子・相模原を拠点に「連帯食堂」を始めます。畑で育てた新鮮で栄養豊富な野菜をみんなで調理し、だれでも無料で食べられる場を提供します。このかんの貧困の急拡大と分断の深まりをうけて、生存権を実現していくにはつね日頃からの人々のつながりが重要だと痛感し、このプロジェクトの着想にいたりました。

広がる貧困と「食料危機」

 いま日本では、およそ6人に1人が貧困状態にあるとされています(相対的貧困率)。政府統計でわかっているだけでも、経済的な理由によって毎年約20〜30人が餓死しています。

 日本で暮らす成人の43.8%が、健康的な食料を十分に継続的に取ることができない「食料危機層」にあるという調査もあります。

 また、生活苦に追い込まれた留学生の自死も相次いでおり、ネパール人留学生だけでも10ヶ月間で25人が命を絶っているという報道もあります。

 私たちのところに寄せられてくる相談も、こうした状況を反映しています。たとえば、「一日一枚の食パンで耐えしのいでいる」「所持金が尽きて命を絶とうかと思った」といった深刻な相談が頻繁に寄せられるようになりました。

社会の分断が「助けを求められない」状況を生み出している

 しかし活動を続けるなかで、じっさいに相談・支援につながれる人はほんの一握りだと感じます。

 さらに追い打ちをかけるように、SNSには「外国人は治安を悪化させる」「高齢者は社会のお荷物だ」「生活保護は甘えだ」といったより弱い立場の人に責任を押しつける言葉があふれています。

 差別や排外主義によって、生活に困っている人はますます孤立させられ、人知れず命を落とす状況が広がっています。

 このように一人ひとりがバラバラに分断されたままでは、貧困を生み出している企業や行政、そして、社会のあり方に立ち向かうことはできません。だからこそ、まずは孤立から脱し、横に繋がってともに声をあげるための「連帯の拠点」が必要です。

「みんなで作って、みんなで食べる」—食から始まるコミュニティづくり

 こうした課題に直面し、NPO法人POSSEでは2026年夏から、畑で育てた新鮮な野菜をみんなで食べる「連帯食堂」を始めました! 食事を囲みながら繋がりをつくり、困っている人と一緒に声をあげられるコミュニティをつくっていきます。

 八王子内・相模原市内で定期的に開催する連帯食堂は、だれでも無料で参加できます。食堂には、生活困窮者・外国人労働者・難民・女性・若者といったさまざまな人が訪れる予定です。

 たんに「食べられればいい」のではなく、文化的で質の高い食事を提供することを心がけています。それにより参加者どうしの結束も深まります。

 連帯食堂で提供する野菜は、八王子市内の畑でボランティアの手で育てています。今年はジャガイモやニンジン、ナス、トマト、ピーマン、オクラなどバリエーション豊富な野菜を育てています。週末には学生や社会人が集まって種まきや草むしり、収穫で汗を流しています。

地域で困っている人と声をあげる

法律・制度の知識が地域の仲間を守る武器になる!

 連帯食堂では、地域で困っている人と一緒に声をあげるために労働法や生活保護制度の使い方を学んでいきます。困窮の背景には、企業や行政の違法行為があることも少なくないからです。

 法律・制度の知識を活かして、給料の未払い・ハラスメント・差別・違法な解雇・労災隠し・生活保護の「水際作戦」などに直面した人と一緒に、企業や行政へ改善を求める活動に取り組みます。

 事前知識や資格をもっていなくても大丈夫です。みんなで法律・制度の知識をつけていきます。

困っている人に直接つながるアウトリーチ活動

 さらに工場や倉庫の近くでチラシを配り、食料を必要としている人と直接つながるアウトリーチ活動もしています。困窮状態にある人は交通費が払えず移動が制約されていることが少なくないからです。

 また、留学生の場合は言語の壁と、職場と学校を往復する生活で社会から孤立しがちです。ネパール語やヴェトナム語、シンハラ語、ベンガル語のチラシを配っています。

農業と連帯食堂によるコミュニティづくりをもっと広げていきたい!

 まだまだ始めたばかりのプロジェクトで畑の規模も提供できる食事の数も限られています。

 ですが、ゆくゆくは耕作放棄地を活用して畑を広げることや、空き家を改装して無料で住める住宅をつくることにも挑戦していきたいです。また、この取り組みを各地に広げていきたいです。

 力やアイディアを貸してくれる人を探しています。「食」から始まり、だれも飢えや貧困で命を落とさない社会を一緒につくっていきませんか?

 初回の連帯食堂は8月2日(日)で、こんご定期的(月1回ほど)に食堂を開催していく予定です。

 また、夏のあいだはほぼ毎週末に農作業をしています。

 詳細・参加申し込みはActivoのボランティア募集ページからお願いします!


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