不登校の経験から実感する、居場所の大切さ【特別連載・CLACKメンバーが語る活動に懸ける想い】
不登校だった私がいま思うこと
子どもをもつ親になり、40代になって不登校だった中学時代を思い出すできごとがありました。
それは、ライティング勉強会に参加したとき、3人の子どもをもつお父さん、たっきーさんが書いた記事を読んだことでした。
突然、学校に行かなくなった息子と親の率直な気持ちが書かれたものでした。
そして、その時知った不登校が増えているという事実。
私も苦しかったあの頃、家以外に居場所があったら、もっとワクワクできたのかもしれない。
そんなことを思います。
もし自分の子どもが不登校になったとき、私には何ができるのか
アイルランドで子育てをしながら、CLACKではプロボノ・スタッフとして広報やマーケティングを担当してるプゼと申します。
何十年も前のことですが、私が不登校になったきっかけをまだらな記憶の中から思い出しながら少し書いていきたいと思います。
・小学校6年生で、ある日突然、仲良くしていたグループのみんなに無視をされる。これをきっかけに、頭痛や吐き気などの症状がでるように。
・中学2年生で、ひとつ上の先輩に目をつけられる。よく呼び出されて、冷やかし、悪口、脅しなどを言われる。
ここで記憶に残っているのは、地毛が茶色いと文句を言われ、黒く染めてくるように脅される。面倒だと思った私は言われたと通りに黒く染める。
染めて学校に行ったら、また呼び出され、地毛だと言ってたけど、やっぱり茶色くしてたんでしょ?地毛だったなら黒く染めてこないでしょ?と文句を言われる。
・ものを盗まれたり、隠されたりする。
こんなことがあって、中学2年生の時に学校に行くのをやめました。
私の両親は、無理やり学校に行かせたりすることはなく、
ひたすら待って、見守ってくれたので、その時の私の居場所は家でした。
不登校になる理由はさまざまです。
でも、子どもが学校に行きたくないと言ったら、それは何か困りごとが起きているサイン。
まずは否定せず子どもの話を聞いてあげたいと思います。
そして、学校に行けるようになるまでの間は、別の居場所を探してあげたい。
新しい出会いは、知らない何かを教えてくれるから。
高校生がわくわくして、得意なことを伸ばせる環境が広がって欲しい!
私が不登校になっても家に居場所があり、母はいつもそばに居てくれたこと、話を聞いて私の意見を尊重してくれたこと、本当に感謝しています。
でも、学校に通っていなかった期間、よく泣いていたことは覚えていますが、家でいったい何をしていたのかはほとんど記憶にありません。
CLACKの活動に参加するようになってから、あの時、家以外に居場所があったら、どんな進路を選択していたのかなと考えたりもします。
経済的な理由でやりたいことを諦めてしまう高校生や、不登校の高校生に思うこと。
苦しいとき、つらい時は外の世界に一歩踏み出して、
いつもと違った環境に自分を置いてみることで、新しい出会いがあったり、そこから楽しい会話が生まれたり。
まずは、心地よい居場所を見つけてみてください。そこから何かが変わっていくと思います。
CLACKのプログラミング教室では、パソコンを持っていない子も参加できるように、民間企業さんが不要になったパソコンを寄贈してくれたものを、半年間の講習を終えると、高校生にプレゼントしています。自分の居場所を探している高校生は、是非CLACKのプログラミング教室にチャレンジしてみて欲しいです!
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