「教える側」が教えられた インドの本物の輝き
インドのブッダガヤでボランティア活動に参加させていただきました。
帰国して数日が経ちましたが、未だにあの土地の空気感と、そこで出会った子どもたちの眼差しが、胸の中に鮮明に残っています。正直に言って、自分はこういった分野においては意識が高い方だと思っていました。しかしこれは単なる「海外ボランティア」という括りでは収まらない、私の固定観念を根底から揺さぶる体験でした。
「与えよう」と思っていた私自身の傲慢
私たちは、フリースクールでの授業の手伝いや、子どもたちの生活環境を訪問する活動を行いました。
彼らの住む場所は、私たちが日本で送る生活とはあまりにもかけ離れていました。狭く、時には風雨をしのぐのが精一杯というような空間。日本にいる限り、想像すらしないような現実が、そこにはありました。
最初、「恵まれない子どもたちに、教育や物資を与えに行こう」「何かを教えに行こう」という、どこか上から目線の、言わば傲慢な姿勢が私の中にはあったのかもしれません。
しかし、その傲慢さは、彼らの姿を目にした瞬間に、ガラガラと崩れ去りました。
「学ぶ姿勢」という、圧倒的なエネルギー
子どもたちの、あの真摯な姿勢。
彼らが持つ、学ぶことへの貪欲さ、純粋な明るさ、そして私たちに対して見せるまっすぐな眼差し。狭い空間で、泥にまみれながらも、彼らの表情は濁り一つなく、まるで宝石のように輝いていました。
日本にいて、義務教育の中で当然のように受けられてきた教育…そんな私たちが忘れかけていた、あるいは見失っていた「生きる喜び」や「未来への希望」のようなものが、彼らの日常には溢れていました。
教えたり、与えたりしなければいけないと思っていたのは、むしろ私たちの方だったのです。
「私たちの方が、本当に元気をもらっているのだ」と心の底から感じました。
そして、この体験を経て私の使命感が明確になりました。
あの未来ある子どもたちのために、自分は今、何ができるのか。何を考え、何をすべきなのか。彼らのあの輝きを絶やさぬよう、持続可能な形で支援を続けていくにはどうすれば良いのか。
彼らに与えられた「元気」や「気づき」を、一時的な感動で終わらせてはいけない。それは、彼らが私に教えてくれたことへの、最大の恩返しにならないからです。
彼らのために行動を起こし続けることこそが、私にとっての新たな「義務」であり、「生きる原動力」となりました。
ブッダガヤでの一歩は、私自身の人生を大きく変える一歩となりました。この熱を絶やすことなく、もう少し、粘り強く、精一杯頑張っていきたいと思います!
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