ベトナムでの1週間:低所得者向け食堂が持つ意味は?
私はベトナムのプログラムに1週間参加し、地域社会に貢献するボランティア活動を体験しました。その中心となったのが、地域の低所得者向け食堂でのお手伝いです。私が活動させていただいたこの食堂は、生活に困窮している方々に対し、安価、あるいは無料で栄養のある食事を提供することで、彼らの生活を支える重要な役割を担っています。
食堂は「明日への活力」のためのセーフティネット
経済的な困難に直面している人々にとって、毎日の食事が保証されることは、単に空腹を満たす以上の意味を持ちます。それは、生活の基盤を維持し、明日への活力を得るためのセーフティネットです。
ある日、食事を受け取りに来たおばあさんが、私たちに深々とお辞儀をして、満面の笑みで言いました(通訳の方を介してですが)、「これで今日は安心して眠れます。明日もまた頑張れる」。この言葉は、非常に重く心に響きました。
食事という最低限の保障があるからこそ、人々は病気の不安や仕事探しの苦労に立ち向かえるのだと理解しました。食堂で提供される温かいご飯は、単なる食べ物ではなく、「あなたは一人じゃない」という社会からのメッセージであり、明日を生き抜くための「心の栄養」なのだと感じたのです。
言葉を超えた温かい交流
ベトナム語が全く分からない状態での参加でしたが、食堂のスタッフの方々や現地のボランティアスタッフ、そして他国の参加者の皆さんが、私が言葉が分からなくても温かく迎え入れ、指導してくださいました。活動を通して、食事を配る際に交わす、たどたどしい挨拶や、目と目で通じ合う瞬間に、この活動が地域社会にとってどれほど大切かを痛感しました。食事という共通の行為を通じて、言葉や文化の違いを超えた人々の温かさ、そして助け合うことの大切さを改めて学ぶことができました。
活動外では、メコン川ツアーなどのベトナム観光も満喫し、文化的な刺激もたくさん受けました。このボランティア活動は、私に社会的な支援の重要性と、異文化の人々との共生という二つの貴重な経験を与えてくれました。誰かの「生きる力」を支える活動に触れることができ、本当に参加して良かったと思っています。
活動に参加してみませんか?



Python Academics Tokyoの法人活動理念
私たちパイソンアカデミック東京は未来に羽ばたく子供たち、ティーン、学生全てのために、人々が互いを信頼し助け合う力を育み、そこから生まれる飛躍的な人間関係を築くことを目指しています。私たちは、地位や名誉だけでなく、心身ともに充実した社会性を持つことをサポートする団体です。 人の助けになることをしたい。少しでも悩んでる人達を喜ばせたい。人は誰一人同じ人間はいません。毎日誰かが誰かを助け合いながら人は共存しています。あなたがマッチングできるステージを作ります。もし伝えたくてもわからなくなったら相談してください。お待ちしています。のんびりでもいい、気づいたらあなたの側にいる、そんなグループです。自分らしく出来る何かを一緒に見つけましょう。 活動スタートについて Python Academics tokyoはバイリンガル育児を終えたママ3人が立ち上げた団体です。